「夢は願望の現れ」
ふう、思考を垂れ流してみるか。
と、そんな気になってぼんやりNoteを開いた。
非常に単純な性質なので誰かが見ていてくれるという気持ちがあるだけで意欲に代わる。誰かのために書いているわけじゃないが誰にも見てもらえないのは寂しい。人間はなんて愚かな生き物なんだろう。
さて、今日の夢の話でもするか。
今日の夢はとても奇妙なもので、自分がとにかく誰かのことが好きだという夢だ。というのも、目の前にたまらなく好きな女の子が居て(その子は現実世界には居ない)彼女と遊園地に行ったり買い物に行ったりする。
そのたびに彼女のしぐさ一つ一つがたまらなく愛おしくて、このまま家に連れ込んでしまいたいなあとか、僕だけのものにしたいなあとか、ある種犯罪すれすれの妄想をしながら彼女のことを見ている。でもそれはきちんと抑えられているので、問題はないはずだ。
彼女はなかなか楽しそうで、そんな笑顔でますます好きになっていく。
相思相愛かと言えばそんなことはなくて、彼女は僕のことを友人くらいの気持ちでいる雰囲気だ。
彼女を見れば見るほど好きになって、毛髪から思考から過去まで全部知りたくなる。彼女の家まで送り届けて、家を知れたことに喜んでいるとパッと視界が切り替わる。
今度は家の中に居て、心臓がバクバク言っている。玄関に置いた鏡を見ると、僕はその女の子になっていた。
じわじわと恐怖が込み上げてくる。
ストーカーされてて本当に怖い。
そう思って泣きそうになった時、目が醒めた。
非常に面白い夢で、ストーカーと被害者視点を同時に味わえるものだった。良いオチだ~我が脳、優秀だな…と思ってにやにやしてしまった。
僕はとてもミステリーが好きだ。小さいころから江戸川乱歩を読んでいたせいで色々と歪んでしまった。
それもあってか、不謹慎ながら殺人事件の記事を読むのが好きだ。未解決事件なんかもロマンがある。いや、ロマンがあるとか言ったら怒られそうだな…まあとにかく、冷やかし半分で読むわけではなくきちんと弔いの意も持ったうえで拝見しているのでそこらへんは許して欲しい。
犯人の吐露なんかを聞いていると共感するようなこともある。そういうとき、僕は僕の癖が歪んでいるんだなあと思う。
夢の話に戻るが、僕が恋愛をしたくない大きな理由が夢の中の男のようになってしまうからだと思う。思う、というのはあまり恋愛経験自体多くないので憶測で物を言うしかないからだ。
根拠は、僕の「もの」に対する異常なまでの執着だ。
収集癖と研究癖があるせいで一つの物事に対して異様なまでの執着を見せる。その結果、家の中の本は2000冊にも上るし一度手元に来たものはほとんど手放さない。ものだからまだどうにかなっているものの、これが意思のある人間で、自分の思うままにならないと思うと気が狂いそうになる。
これは良くない。
一種の支配欲というべきか、何とも言えない感情が湧きあがってくるので人を人だと思っていないのかもしれない。そもそも誰かを愛す資格なんてものはないなあ、と思う。
そんな感じで、恋愛と言えるものを嫌悪しているのだが周りの人たちがそういう話をしているのを聞くのは平気だ。人に感情を合わせるのは得意なので怖気づかずに話を聞かせてほしい。
まぁこんな話をすると必ず「私なら何でも言うこと聞きます」といってくる人がいるんだけれど意思のない従順な「もの」には勝てないので最終的に突き放してしまうのがオチだ。既に経験済み。
と、心の闇を吐いておこう。