七十二候で2/9~2/13頃『黄鶯睍睆(うぐいすなく)』 今朝、外に出てすぐ聞いたことのない鳴き声がした。 すごい勢いで鳥が飛んでいった。 そして、白い何かがビャッと飛んできた。 「え?」と思ったけど、幸い服には何もついておらず、その辺りにも何もなかった。 鶯ではない鳥の話。
随分と日が長くなってきた。 2ヶ月ほど前、この時間は既に暗くなり始めていたことを思い出し、上を向いた。 するとそこに硬そうな鮮やかな黄色の実があった。 これは多分、檸檬だ。そっか、檸檬ってこんな風に生るのか。 普段は掌にあるころんとした果実が、生る姿はなんだか不思議だった。
風が少し冷たい、よく晴れた日。 甘酸っぱい香りがしたので、それを辿ったら紅と白の梅の花が盛りを迎えていた。 風がぴゅうと吹くたびに、はらりはらりと花びらが落ちてきて、なんだかしばらくそのはらりはらりを見ていた。