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表現再考:倉庚鳴
啓蟄も次候になりました。
本朝七十二候では、啓蟄は、蟄虫啓戸、すごもりむしとをひらく、から始まり、次項が、桃始笑、ももはじめてさくですが、中国の宣明暦の七十二候では、桃始華、桃の花が咲いてから、倉庚鳴、倉庚が鳴き始めるときます。
大陸と日本での気候の違いが、このような差になるのかもしれません。
倉庚というのは、本朝七十二候の立春の次候にある「黄鶯」コウライウグイスのことです。これは日本のウグイスとは、種が違うので、鳴く時期もちがうのかもしれません。
本朝と中国の七十二候をならべたとき、虫の次に、鳥の声と暦をまたいでつながるのも面白いです。