読書日記61 『不愉快犯』木内一裕著 講談社文庫 ミステリー小説家が妻を殺害し、完全犯罪を企てる。 完全犯罪とはいえ、やっぱり悪いことはバレてしまうと痛感。 主人公で作家の成宮さんは次作でも脇役で登場。キャラ1人1人の個性が強く、生き生きしている点はさすが。だから面白い。
読書日記59 『藁の楯』木内一裕著 講談社文庫 ビーバップ著者初の小説。 少女殺害の犯人に懸賞金が賭けられる中、福岡から東京まで犯人を護衛する警察SPが主人公。 幾多の人間が犯人を狙う中、それを護衛する。 本当に殺人犯を守る必要があるのか。 その葛藤と設定がとても面白い。
読書日記57 『神様の贈り物』木内一裕著 講談社文庫 脳障害により感情を持たない殺し屋カン・チャンス。 しかし、ある事件をキッカケにチャンスは感情を持てるようになる。 それが神様の贈り物という。 殺しのシーンが少なく、主人公の変わり様を描いた物語。 木内作品で1番感動した。
読書日記58 『嘘ですけど、なにか?』木内一裕著 講談社文庫 三十路を過ぎた出版社勤務の女性が主人公。 ひょんなことから、警察エリートの男と出会い、物語は二転三転と展開されている。 嘘で殺人を隠蔽する男とのやり取りなど。とにかく、先が気になる木内作品は、イッキ読みですね。
読書日記56 『デッドボール』木内一裕著 講談社文庫 主人公の不甲斐ない青年を始め、なぜ木内作品に登場する人物は全て面白いのか。 特に今回は、嘘が得意な悪徳弁護士の1人ノリツッコミには何度も笑わせて頂いた。 物語は、どんでん返しの連続で当然、面白い! 木内作品にハズレなし!
読書日記50 『アウト&アウト』木内一裕著 講談社文庫 矢能シリーズ第二弾。 この作品は、エンケンさん主演で映画にもなりました。 キャッチフレーズが、探偵見習いの元ヤクザ。 面白くない訳がない。 とにかく登場人物全てが個性的。前作の探偵さんを継いだ矢能さんがカッコいい。
読書日記48 『水の中の犬』木内一裕著 講談社文庫 ビーバップ世代の私にとって、木内作品を全て手に取るのは当然。どれもイッキ読み。 中でも矢能シリーズの先駆けとなった本作品。 主人公の名無し探偵が難題事件の最期に待っていたのは死。 それを受け継ぐ形で新探偵矢能が動き出す。
読書日記52 『キッド』木内一裕著 講談社文庫 不良漫画の王道ビーバップを書いた著者ならではの作品。 二十歳の青年が主人公。ひょんなことから事件に巻き込まれ、解決していく物語。 ある意味、内容が漫画っぽいが、それでもイッキ読みさせられるテンポ良さに読み応えがありました。