【11月ベスト PART2】2022年11月に読んだ小説で一番面白かった作品を教えマッスル。(YouTube原稿)
◆はじめに
最高に面白い小説を読んでると、
どうしてもニヤニヤしてしまうんですが、
その顔を写真で撮られたら、
確実に変質者顔してる自覚がありますね。
そう考えると、
マスクで口隠せるのって、
ニヤニヤし放題ですよね。違うか。
◆2022年11月に読んだ小説ベスト
◇この動画で紹介する内容
こんばんは!和希です!
それではさっそく本日も動画の内容に入っていきましょう!
今回の動画で紹介するテーマはコチラです!
2022年11月に読んだ小説ベスト
11月は全部で9作品の小説を読んできましたが、
その中で私が特に面白いと感じた作品を今回は紹介させていただこうと思います!
教養&ビジネス書同様、こちらも面白い作品が多い月でした!
◇2022年11月に読んだ小説ベスト
では前置きはこのぐらいにして、さっそくですが作品の発表に移りましょう!
2022年11月に読んだ小説9作品の中で、
特に私が面白いと感じた作品がコチラになります!
2022年11月7日に講談社さんから発行されました、
木内一裕さんの『バッド・コップ・スクワッド』になります!
これは半端じゃないくらい面白い小説でした!
◇紹介作品概要
本書の概要につきましては、
いつもと同じように概要欄に載せておきますので、
本書について気になった方はぜひ概要欄をご覧ください!
◇本書を選んだ理由
そして、今回11月の小説のベストに、
本書を選ばせていただいた理由なんですが、
それはコチラになります!
法を守る警察が一番の無法者という設定がぶっ飛びすぎの警察小説だったから!
そうなんです!この小説、警察小説ではあるんですけど、
CopはCopでもBad Copです。直訳すると「悪い警察官」です。笑
小説でしか絶対に許されないような、ぶっ飛んだ設定の警察小説なんですよね!
けれど、そこがメチャクチャいいんですよ!本当に最高なんですよ!
現実世界でこんな警察官がいたらとんでもないですが、これは小説です。
小説の中であれば「いいぞ、もっとやれ」状態です。
リアリティなんて求めません。エンタメ性を突き抜けて欲しいです。
そして、そんな極悪警察小説としてエンタメ性を突き抜けているのが本書です!
◇あらすじ
と、熱く本書を選んだ理由をお話ししていても、
イマイチこの作品の良さは伝わりにくいかと思いますので、
まずは本書冒頭のプロローグを大まかに紹介したいと思います!
所々省略してはいるんですが、少し長めなので、
最後までお付き合いいただけると嬉しいです。
ちなみにプロローグだけでもメッチャ面白いです。では参りましょう。
どうですか、このプロローグ。やばくないですか?プロローグからエグすぎる。
特に最後の菊島巡査部長の最後のセリフ、
「お前が望むなら、こんなことはなかったことにしてやってもいいぞ」は、
警察官としては最悪の台詞ですが、小説の中では超最高な台詞ですね。
◇ここが見所!第3選
では、プロローグで少し本書の雰囲気がわかってきたところで、
次は、本書の中で個人的にここが見所だなぁ!と思うところを、
全部で3つ紹介させていただこうと思います!本書の見所、それはコチラです!
ガンマニア必見のガンアクション
先の展開が全く読めない警察と犯人の交渉バトル
警察に向いてなさすぎる菊島巡査部長
まず一つ目の「ガンマニア必見のガンアクション」ですが、
これはプロローグの冒頭でも「シグP230自動拳銃」の描写があったように、
本書にはかなりの種類の銃の描写や銃の戦闘シーンの描写が登場してきます!
特に、物語の中盤あたりで、
犯人側の一人が武器商人のもとに向かい銃を調達するシーンがあるんですが、
そこでの銃の描写は、ガンマニアであれば絶対にウズウズしてしまう描写が満載!
私自身、過去にサバゲーを齧るぐらいには銃が好きなので、
本書の銃の描写には齧り付きそうなぐらい見入っちゃってましたね。
ちなみに、私が好きなのはM9A1とFN SCAR-Lです。
次に二つ目の「先の展開が全く読めない警察と犯人の交渉バトル」ですが、
これも本書を名作たらしめる忘れてはいけない見所の一つだと思いますね!
本書には、二度ほど警察側と犯人側が交渉をする場面があるんですが、
そのどちらもがびっくりするぐらい全く先が読めません!
基本的には、犯人側の主張に対して警察側が応えていくという構図なんですが、
犯人側の主張は、もちろんだいぶ無茶振りな主張を繰り返していきます。
一方、警察側は、法律や倫理、面子の問題など山のように行動を阻む足枷があり、
そんな状況の中で、どのようにして犯人側の主張を掻い潜っていくのかは、
本当に予測することができません。私は全然予測できなかった。けどそこがいい。
そして、髪の毛一本ほどの間違いで全てが破綻してしまうような本書の緊迫感は、
今年の小説では、なかなか他では味わうことができないものだったかと思います!
最後に三つ目の「警察に向いてなさすぎる菊島巡査部長」ですが、
そうなんです、本書の主人公である菊島巡査部長は一応警察側の人間なんですが、
この人の思考・行動全てが警察官に向いてなさすぎるんですね!
それこそ、先ほど紹介したプロローグの最後には、
自身の手錠で拘束した犯人を射殺してしまった真樹巡査長に対して、
菊島巡査部長は、彼女の保身のために射殺事実の隠蔽を彼女に提案しています。
けれど、あんな提案、マジで序の口です。
その後の展開で訪れる犯人側との交渉の際には、
この菊島巡査部長が先頭に立って交渉を進めていくことになり、
そして、犯人から様々な無茶難題な要求を突きつけられるんですが、
その交渉の際に、菊島巡査部長は本領を次々と発揮していきます。
しかも、その本領というのが、警察官寄りというよりかは、
むしろ犯罪者寄りで、こんな警察が現実に存在していたらヤバすぎますが、
これは小説の中です。もうダークヒーロー感が溢れまくりで、終始最高でしたね!
特に、先ほどの「先の展開が全く読めない警察と犯人の交渉バトル」の解説で、
「二度ほど警察側と犯人側が交渉をする場面」とお話ししましたが、
この二度目の交渉戦の冒頭シーンが、一番ダークヒーロー感があって最高です…!
「正義の象徴である警察官が仲間を守るために、悪に手を染める瞬間を楽しめる」
そんなぶっ飛んだ設定の小説が読んでみたいという方は、
本書がメチャクチャおすすめかと思います!
もし読んだ方いましたら、ぜひコメントで感想教えてくださいね!
◆おわりに
いかがでしたでしょうか!
今回このパート2の動画では、
2022年11月に読んだ小説のベストとして、
木内一裕さんの『バッド・コップ・スクワッド』を紹介させていただきました!
いやぁ、11月はベスト選ぶのにメチャクチャ悩みましたね。
というのも、11月1日には知念実希人先生の『機械仕掛けの太陽』を読み、
同じ週の4日には小川哲先生の『君のクイズ』を読み、他にも、
一穂ミチ先生の『光のとこにいてね』や米澤穂信先生の『栞と嘘の季節』を読み…
いや、全部面白かった。選ぶの難しすぎるわ。
とはいえ、11月のベストとしては、本書を選ばせていただきました。
確かに、名作が揃いも揃ってはいたんですけど、その中でも本書は、
私の個人的な趣味趣向にマッチしているという点においては、
頭一つ飛び抜けている。そんな作品だったかと思います。同志よ集え。
それでは、この動画が面白いと感じた方は高評価!
また、次回の動画を見逃さないようにチャンネル登録!
どちらもお忘れなきようよろしくお願いします!
では、次回の動画でお会いしましょう!さようなら!👋