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木内一裕

木内一裕の小説にはまったのは、2018年のことだった。mixi日記をみてみて判明。
2018年8月19日にmixiにアップしていた。その頃、木内一裕の小説を読み続けていた、というわけだ。
以下、その時の日記。
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最初、『藁の楯』(作家デビュー作)の文庫本をたまたま購入して読んで、面白かったから、映画の方もみてみるかと思ってみてみたんだが、これがまぁ失敗作でガッカリ(実は大沢たかお主演てぇんでさほど期待なんぞしてなかったけど)で、

とにかく、木内一裕の小説だと、次に読んだのが『不愉快犯』(第九作め)。藤岡のブックオフにはそれしかなかった。
それも読んじゃって、もぉ~~も~~!なんか中毒症状出ちゃって(それ程読みたくなっちゃうものだった)、先日佐久へ行った際佐久のブックオフに入ってみたら、何冊かあって。。!三冊まとめ買いして、佐久から戻って来て読んでいた。
『デッドボール』『神様の贈り物』『喧嘩猿』、三冊とも読んじゃった。
それで。こりゃぁ~!ってぇんで、Amazon検索してみてみて、そんで、結局Amazonで三冊注文してしまった。これで、残るは八作めの『バードドッグ』だけ(文庫本化されているもの)となった。
つまり、注文したのは『水の中の犬』『アウト&アウト』『キッド』。

木内一裕。。!!
あたしゃ、『Be-Bop-Highschool』ってぇ漫画の題名は知ってたけど。それだけ。まして、映画も撮ってたなんて。(゚o゚;)
も~~!もぉ~~。すっげぇ~~なとしかいいようがない。
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それから。
次に読むことになったのは、2020年の9月。
当時住んでいた群馬県の田舎町の図書館で、『飛べないカラス』をたまたま見つけ。。!!
それで即借りて読んだ。そこで、『ドッグレース』もまだ読んでいなかった、と判明。
以外、2020/09/05のmixi日記。
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木内一裕の文庫本は全部読んでいたと思っていたら、違った。『ドッグレース』をまだ読んでいない、と判明。

さて。
『飛べないカラス』。
「俺は」との、一人称書きで話しが進む。&会話がなんとも、うまい!
会話だけで、これまた話しが進む。
例えば、先日読んでいた相場秀雄の小説(『飛べないカラス』の前に買ってあった『ガラパゴス』を読んでいた)は、会話の合間にその時の話者の心情とか場景描写が入るのだ。正直なところ、うざったいと感じることが多々あった。
それに比べて、『飛べないカラス』は、会話だけで、なんら問題なく展開しえる。その会話がまたうまい。
そして、
情感たっぷりな文章はない。「俺」を含めて、登場人物たちは、それぞれみんな、問題を抱えているけれど、じめじめしていない。
こんな場面、例えば日本映画だったら(たっぷり)引っ張っていかにもな感情移入を強要してくる様なシーンになるところ。
『飛べないカラス』で木内一裕は、そんな書き方はしない。
とにかく、木内一裕の書き方がいい。

この様なこと、書いていたら、今野敏の小説を思い出した。私が今野敏の小説が好きなのは、きっとそのせいだと思った。

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