「例外とは、推定不可能なものである」というのはドイツ・ワイマール時代に活躍し、ナチスに接近した法学者シュミットの言葉だ(『政治神学』)そして、そのような状況においてこそ「拍手喝采」による独裁が現れるとした(『独裁』)。日常が失われた時に秩序を作り出すことが求められるからだ。