中尾マネジメント研究所(中尾隆一郎)
2014年に読んだ100冊の読書記録です。
2015年に読んだ100冊の読書記録です。
2024年の読書記録です。
2016年に読んだ100冊の読書記録です。
・見本誌が届きました。「現場が動くマネジメント」です。 11月20日に出る16冊目の本です。 良かったら読んで、感想など聞かせてください。 今回はタイトル通り現場が(自律自転して)動くためにリーダーが実施するとよいマネジメント手法について書いた本です。 問題意識としては、リアルコミュニケーションを前提にしたマネジメントだけでは拙いのではないかという事があります。 2023年現在、コロナが収まって、リアルでのコミュニケーションが復活してきています。しかし、コロナなどの
岡山の世界的優良企業「林原:トレハロースで有名」はなぜ潰れたのか。実に弁済率93%で倒産という摩訶不思議な事例を当事者の創業一族専務(倒産時No2で社長の弟)が語った本です。 登場人物は、地方の有力企業でお人好しの経営者たち。結果として力がなかった地方銀行、自行だけだし抜いて得をしようとした大手信託銀行。そしてADRから破綻処理を行う大手弁護士事務所、会計事務所です。(本では全て実名が出ています) 敗軍の将兵を語るということですし、当事者の一方的な意見ですが、この話が本当
※この記事は2014年に書いたものです 私がこのタイトルから想像した内容と違い、新しい考え方を学べ、頭の体操になりました。去年出た本ですが7刷になっているのがよく分かります。お奨めです。 以前読んだリチャード・ドーキンスの「利己的な遺伝子」をポジティブにしたような本です。 2012年の調査によると死ぬのが怖いと思っている人は女性の6割弱、男性の5割程度だそうです。怖くないというのは男女とも3割前後。年齢による差異も小さいそうです。 この本では「怖い」とは何か?から始ま
JUASの研修修了のご褒美で頂いた本です。おそらく自分では選ばない本ですがとても面白かったです。 2045年にコンピュータが人類全体の能力をはるかに超え、それ以降の歴史の進歩を予測できなくなると言う説があるそうです。知りませんでした。この問題を「2045年問題」と呼ぶのです。以前から類似の意見はあったのですが最近この仮説を唱えているのがiPhoneのSiriの音声認識の基礎研究を手掛けたアメリカのコンピュータ研究者のレイ・カーツワイルと言う方だそうです。 彼は進歩の3段階
Google前日本法人社長の辻野晃一郎さんの著書です。SONY、Googleと言う日米を代表するグローバル企業で働いた方で、しかも同世代(正確には7歳上)の方の話でとても刺激を受けました。 タイトルから類推するとSONYで学んだ素晴らしい事がGoogleでも役に立ったと言う話かと想像していましたが、読後の感想は異なりました。SONY時代のいくつもの成功はあるものの後半の不本意な人事、判断、評価etcとGoogle時代の自由闊達な雰囲気。おそらくSONYもかつては同様の雰囲気
※この記事は2014年1月のものです。 とても興味深い本でした。将来を予見する本を昨年もたくさん読みました。強引に大別すると日本を人口等などのデータから分析する場合は先行きが暗いと予測し、精神などについての観点から分析する場合は日本こそ伸びるのだという論調になります。この本は後者です。 ざっくり書いていることをまとめると、 1. 2014年はグローバリズムからローカリズム(地元)へ世界が変わる 2 . その時、土着文明・文化がない人・国・地域はアイデンティティ・クライシ
イーロン・マスクの政府効率化省、適役ですね。 イーロン・マスクは、物理的に不可能(法則に無い事)なこと以外はできると考えているそうですね。スペース・エックスが安価になったのは、全て宇宙仕様ではなく車(テスラ)仕様にできるようにしたそうです。彼は、ばか野郎指数(買値と材料費の倍率)で部品を大きい順に並べて、上から代替品を考えるそうです。きわめて合理的ですね。 テスラも、部品数を減らすために「ミニカー」の車台はプレスで作っているのを車でもできると考えたそうです。もちろん皆出来
毎月寄稿しているBusiness Insider Japan.今月はふるさと納税日本1位の都城市を訪問して、同市の取り組みが起業に役立つ(資金調達⇒事業拡大)と気づき、記事にしました。この記事は無料のようなので良かったら目を通してご意見頂ければ嬉しいです。 ▼ブックレビューを書いています。よかったらご覧ください。 ▼PIVOTに出演しました。
・無いものねだりなのですが、松岡正剛さんがいたらどのようにしただろうって思いました。 佐藤優さんがロシアとウクライナの話をされたのです。私が全く知らない話でした。かなりショッキングな話でした。一見、その場のテーマとは直接関係無い話のようにも思えます。 松岡さんなら、そこからこの話をくっつけるのか?というような話をされて、元の話と整合性を取られます。 佐藤優さんは宗教とインテリジェンス(外国との諜報)、そして今の外国の戦争の眼鏡をかけて様々な発言をされます。田中優子さんは
リクルートテクノロジーズをエンジニアが働きやすい会社のNO1にしたいと思っていて、それの参考にならないかと思い手に取りました。 著者の酒井穣さんは、IT企業のフリービットの人事担当取締役で「はじめての課長の教科書」の著者でもあります。 博識な方で、著名な方々の言葉や理論的背景が書かれていて、単純にある会社でうまくいったノウハウを提供します レベルの本ではないようです。参考になったコメントを簡単なもの含めて書いておきます。 ・成長とはできなかったことが、できるようになるこ
ロボットクリエーターの高橋智隆さんの著書です。 パナソニックの電エボルタのコマーシャルでグランドキャニオンに登ったり、ルマン24と同じく24時間走ったロボットを作った方です。先日講演会を聞く機会があり、その後本をいただき読んでみました。 いやー面白かったですね。 高橋さんは現在ロボ・ガレージ社の社長なのですが従業員はいないのです。自分自身がロボットを作りたくて作った会社で人が自分の代わりにロボットを作るために会社経営をしたくないというのがその理由だそうです。根っからの技
(※この記事は2014年に書いたものです) 今月お会いする予定のNTTデータ社長の岩本敏男さんの著書です。せっかくお会いするので事前情報収集で読みました。 IT業界に興味を持った方、例えば大学の教養のIT系の学生、非IT系学部卒業者でIT系の会社に入社した人にお奨めの本だと思います。基本的な事から応用的な事まで、それも先人の言葉からご自身の業界での長年の知識や経験に裏打ちされた内容まで様々な観点で分かりやすく説明しています。 冒頭はアルビン・トフラーの第三の波(私はこの本
第二次世界大戦時に誰も読めないと思われていたドイツの暗号を完璧に読んだ事で有名な方です。彼のおかげで連合国側は、ドイツの戦略を全て把握できていました。結果、大戦の後半は一方的な勝利を掴めました。 当時、ドイツのUボートという潜水艦がヨーロッパ各国の船を撃沈していました。そのUボートの場所も完璧に把握していたので、船の航行ができるようにもしています。 彼の功績は戦争だけではありません。現代のコンピュータの基本モデルとなった「チューリングマシーン」を考案したのも有名です。今日
大手製造業が弊社の顧客の声に。インタビューで、KPIマネジメントは経営と中間管理層と現場を1本で繋ぐことができる。ホールディングスの方は本社と子会社を1本で繋ぐくことができる。と説明してくださいました。 そうなんです。縦方向を繋げられるのです。実は組織の横方向のサイロ化も防げたりするんですよね。 ▼最近のブックレビューです。 ▼PIVOTに出演しました。よかったらご覧ください。
母のために弟と購入したマンションが無事売却契約できました。素敵なご夫婦で。家も喜んでくれていると思います。1組内見で、そのご夫婦が購入してくれたのです。このご夫婦に住んで頂くの運命だったのだろうと思います。 購入時よりも少し高く売れましたが、買う時と売る時の手数料を考えると、少しマイナス。修繕積立金と管理料だけで住めたと考えれば、賃貸よりは少し安かったのかなと。あとは来月の管理料を支払えば、これで終わり。 リクルートOBのOさんが売却してくださいました。大阪の実家も売却し
R時代の同期と飲み。彼がRを卒業(Rでは退職するのをこう呼びます)した際に、同期だけれど話をしたことが無くて、しかもカッコよい男で、このタイミングで連絡しないと会えないと思い、メールを送って、飲みに行ってもらったのがきっかけ。 1年に1回、彼の誕生日におめでとうと送ると、飲みに行くっていうのが続いています。毎回、楽しい時間です。今回は、リクルートOGが銀座でやっているおばんざいのお店で。美味しい料理、美味しいお酒、会いたい人と楽しい会話。有難い事です。 ▼ブックレビューを