なんだか苛つくクリスマス お前は今ごろ 他の誰かに抱かれているのだろうか もう俺には関係のない事だけど ギシッ ギシッ っと いつもより歩きにくい道を踏みしめていると 何故だかお前を思い出す ホワイトクリスマス 浮かれた奴らが目の前に現れないことが せめてもの救い
雪の上に残った誰かの足跡を辿って歩く 何処へ向かって歩いて行くのか 考えながらひたすら足跡を辿る やがて、ある建物の前で足跡は途切れた 公衆便所だ 中を覗くと、ひとつしかない個室に誰か入っている 「ついでだから小便でもしていくか」 暫くすると後ろに長蛇の列ができていた
《会いたい~口実》 雪が積もったから 君のつくるシチューが食べたくなった そんな理由じゃ ダメかな