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映画の感想

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映画・アニメ・MV・映像・ドラマ……とにかく芸術の発露媒体としてリリースされたムービーやその市場について書き残したnoteを集めたものです。
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#おすすめ名作映画

マイ・インターン(3回目)

マイ・インターン(3回目)

出先で流れてたのを見ただけだし、ちゃんと見たわけじゃないし、過去に何度も書いてるからあれなんだけど……

マイインターンといえば最後のシーンですよね。もうこれから俺たちは何を焦って始めることはない。ということにジュールズが気づく。ベンは毎日こんなことをしていたのか。確か冒頭にもありますよね?見逃してしまった

マイインターンといえばよくサムネイルに使われるベンがジュールズに試算表だかなんだかを提言

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戦争をエンターテインメントにしろ

戦争をエンターテインメントにしろ

注意としては映画が人を選ぶ。味方であれ敵であれ、暴力は即否定する向きの人には向いていない。そしてぼくもそれを否定しない。いついかなる場合でも暴力を受けたとて暴力で返したら同じである、という意見が存在することを尊重する。ぼくも同調するケースもあれば、しない場合もあるだろう。

映画が人を選び人も映画を選ぶが、とにかくクソ以下のカス野郎が一匹出て来、そいつの「活躍」という胸くそ芸に付き合わねばならない

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クソという形容はオットーが特に好んだ表現

クソという形容はオットーが特に好んだ表現

こんなに切ない映画があっただろうか。ぼくは映画で泣くよりもYouTubeのオリジナルコンテンツで泣くことの方が圧倒的に多いが、といいますか映画で泣くことがまずないんだがぼくが泣くのは切ないことに対してだということがman called otto(オットーという男)を見てわかった。

そしてこれはオットーとソニア(故)に対する救いの話でもあったはずだ。恐ろしいほどにこの映画にはテーマとして死がつきま

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ジェニーがディープインパクトの歌だと気づかなかった

ジェニーがディープインパクトの歌だと気づかなかった

ジェニーとはもちろんTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTのうた。ディープインパクトとは映画です。ヘッダ画像をお借りしています。

というのもディープインパクトを見て、ジェニーはどうなった?と思った。
あそこまで恨みつらみでいじめ倒したおやじと一緒にどこかの海岸に打ち捨てられて、あたしたち助かったのね、とでも言うんだろうと思ったらそのまま映画が終わってしまった。

ジェニーはCD版の

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デリカシーが人を創る

デリカシーが人を創る

映画「キングスマン」シリーズは、スパイ映画の新たなスタイルを確立した作品であり、その中でも特に有名なのが「マナーが人を創る」というせりふだ。ヘッダ画像をお借りしています。

主人公であるエージェントたちは、どれだけ強大な敵と戦っても、どんな困難な状況に置かれても、エレガントさと礼儀を決して忘れない。その姿勢が「マナー」というものの価値を一層際立たせている。

しかし、わたくしがここで提唱したいのは

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AHOY! マーク・ワトニー宇宙海賊団

AHOY! マーク・ワトニー宇宙海賊団

マッデイの映画を見るときぼくはいつもマッデイ以外の配役にしびれてるんだが、今回は全体的に楽しかった。ヘッダ画像を有志の方からお借りしていることをお知らせしないわけにはいかない。

オデッセイを見た。事前にどのような映画かをガチで知らなく、またいつもそのように事前情報を絶対に仕入れない呪いをぼくは自分にかけているのだが、この呪いが功を奏した。

というのも、ぼくはオデッセイを宇宙版Cast away

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大空スバルさんに薦められたキングスマンを見てゴールデン・サークルも見る文

大空スバルさんに薦められたキングスマンを見てゴールデン・サークルも見る文

勧めてたのはマリオ3の78ステージ前後で遊んでたとき。雑談しないとミスるから無理やり映画の話になった。昨日と一昨日書いたのは今日の前ではあるが別に読む意味はない。
ヘッダ画像をお借りしています。


内容については話さないでくれるのでありがたかった。同時に話していたミッドサマーについては別に勧めてなく、さらには以前マリリシャがメンバー限定で見ていて、なんか不思議な気持ちになっていたので大空自身が

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大空スバルさんに薦められたキングスマンを見た続き文

大空スバルさんに薦められたキングスマンを見た続き文

勧めてたのはマリオ3で遊んでたとき、雑談しないとミスるから無理やり映画の話になった。昨日書いたのは今日の前ではあるが別に読む意味はない。
ヘッダ画像をお借りしています。

簡単に総括すると命が軽すぎるのと、主役を差し置いてコリン・ファースが格好良すぎることである。主役が小汚いとか言うつもりは一切ないが、ファースが群を抜きすぎている。強すぎる。

そしてキングスマンが評される時にコメディ的な視野角か

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大空スバルさんに薦められたキングスマンが良かったので続きを見始めた文

大空スバルさんに薦められたキングスマンが良かったので続きを見始めた文

勧めてたのはマリオで遊んでたとき、雑談しないとミスるから無理やり映画の話になった。
ヘッダ画像をお借りしています。

以前もあった。↓

あと他にホラー?とかミッドサマーは恋人同士で見るものではないみたいな話があったけど、そっちは見ていない。

以前見たソルトも見ようかどうか迷ってて背中を押されて見てよかったけど、キングスマンはその上を行くよさだった。

ぼくは徹底して事前情報を調べずに映画を見た

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チャドウィックに捧ぐ

チャドウィックに捧ぐ

キングのメッセージを見たことでチャドの映画を見れる分は全部見てしまった。
ヘッダ画像をNetflixからお借りしていることをお知らせいたします。

まさかチャドウィック・ボーズマンを初めて知ったとき(たった3年ぐらい前でしかない)には、チャドなんて呼びたいと思う時が来るとは思っていなかった。それぐらいマレイニーのブラックボトムのときのチャドはきつかった。それだけ演技がうまかったというありきたりなそ

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ツェッペリン揚羽 - 家をもっと早く出ていたら見通しの悪い歩道を見向きもしないクソばかガキと衝突していた現象について -

ツェッペリン揚羽 - 家をもっと早く出ていたら見通しの悪い歩道を見向きもしないクソばかガキと衝突していた現象について -

『パルプ・フィクション』ではサミュエル・L・ジャクソンのジュールズは取っ払われて、ジョン・トラボルタのヴィンセント・ベガ、ウマ・サーマンのミア・ウォレス、ブルース・ウィリスのブッチ・クーリッジなど、それぞれのキャラクターが個性的だねとか言われることが多い気がする。ヘッダ画像をお借りしています。

この前言ったようにジュールズのキャラクターは意味不明で、その哲学的な一面と暴力的な一面が対照的だった。

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ファッキンアメリカンぐらいわかれや馬鹿野郎

ファッキンアメリカンぐらいわかれや馬鹿野郎

アメリカン・スナイパーについての前回までの要約お嬢 ↓ ヘッダ画像をお借りしています。

これを見ればイーストウッドがどんだけ悪魔かってわかるはず。圧倒的事実を見せてくるのがこえーってんなら、上記の通り北野も悪魔になっちまう。……北野が悪魔というのは仕方のない話か。

北野武(ビートたけし)は、日本を代表する映画監督であり、国際的にも高く評価されてる。

暴力、美、ユーモア

1. 暴力の美学

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「明らかな事態の起き」に連なる圧倒的事実の列挙順風フラッグ

「明らかな事態の起き」に連なる圧倒的事実の列挙順風フラッグ

アメリカン・スナイパーについての前回までの要約お嬢 ↓ ヘッダ画像をお借りしています。

北野映画との時間経過的な部分の通底とは何か。それは「明らかな事態の起き」に連なる圧倒的事実の列挙だ。

「明らかな事態の起き」に連なる圧倒的事実の列挙とは何か?

言い換えるとこうだ。

明確な状況の発生とそれに続く決定的な事実の羅列

はっきりとした出来事に続く圧倒的な事実の並び

顕著な事象の発生と続く強

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銃的な悪魔

銃的な悪魔

この映画には二人の銃的な悪魔がい、3人目の単なる悪魔が監督のクリント・イーストウッドである。ヘッダ画像をお借りしてます。

クリント・イーストウッドについて話すと長い。ぼくはラッパーなのでGorillazのクリント・イーストウッドを日常的にカヴァーしているわけだが、クリント・イーストウッド自身がGorillazをカスいと思っていることは……仕方ないか。

映画の題名はアメスナです。アメリカン・スナ

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