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国家安全保障への脅威でカナダ政府がTikTokの国内事業停止を命令

国家安全保障への脅威でカナダ政府がTikTokの国内事業停止を命令

TikTokのカナダ国内の事業を担当していたTikTok Technology Canada, Inc。
この会社の親会社は中国のByteDance社。

カナダ投資法に基づく国家安全保障審査の結果及び同国・パートナー国の諜報機関などからの助言により、安全保障に脅威をもたらす可能性が高いとしてTikTok Technology Canada, Inc.の事業停止が命じられました。

なおカナダ国民

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2023年に読んだ本

2023年に読んだ本

・英和対訳 神道入門- 山口智
・自由をいかに守るか ハイエクを読み直す- 渡部昇一
・日本の方言- 佐藤亮一
・英語学の基本- 岡野哲
・武士道に生きる-川口泰英
・日本語力と英語力- 齋藤孝+斎藤兆史
・文章読本- 三島由紀夫
・三島由紀夫 未発表書簡 -ドナルド・キーン氏宛の97通- 三島由紀夫
・日本人のための日本語文法入門-原沢伊都夫
・現代語訳 美術真説 -アーネスト・フェノロサ
・津

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三島由紀夫の「文章読本」を読んで

小説や文学を味わう読者とは。
様々な形式の文章や作品の特徴とは。
そうした事柄を掘り下げたのが三島由紀夫の「文章読本」。

お気に入りの箇所を引用しながら、意見を述べてみたいと思います。

内容の面白さや話題性ばかりが現代の娯楽にまとわりついていますが、紙がキャンバスで言葉や文章が色彩である以上、文章の良さを味わうことも重要だと思います。作家の個性が特に輝くのは言葉の選び方や文体ですね。

小説や

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「武士道に生きる」を読んで

「武士道に生きる」を読んで

こちらの本を読み終えました。
「武士道に生きる 新渡戸稲造が説いた日本の精神」(川口泰英 著)

武士道に関しては、新渡戸稲造の原文(英語)や執行草舟の本を読んできましたが、こちらの本は新渡戸稲造記念館ボランティア共創郷土が発行し、弘前の北方新社が出版した書籍です。

現代は長期的な国・企業・社会のあり方ではなく、目先のお金や損得勘定が目立ち、基本的人権の範疇を超える権利主張や人権ビジネスが横行し

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「自由な」生き方や働き方はない

「自由な」生き方や働き方はない

前置きとして、自営業・起業・個人経営の事業・フリーランス自体を一括りにして批判しているわけではありません。
ただ一部のフリーランス・在宅勤務・起業界隈における「自由な生き方」「自由な働き方」という言い方や価値観、そしてそれに伴う言動に強い違和感と嫌悪感を感じます。各国の政治体制や経済における自由の度合いという概念はわかりやすく、客観的に見て取れます。

しかし生き方や働き方、ライフスタイルそのもの

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外交・防衛関係専門誌による日米同盟についての分析記事の紹介

外交・防衛関係専門誌による日米同盟についての分析記事の紹介

最近行われた日米安全保障協議委員会の「2+2会議」で、日米同盟が別々に協調し合う姿勢からより協力し合う姿勢へのシフトが見られました。
それについてランド研究所の政治学者であり、ランド研究所内の国家安全保障研究部日本担当主任のHornung氏とアメリカン・エンタープライズ研究所のCooper氏が、外交や防衛関係の専門誌「War On The Rocks」にて成果と今後の課題について分析しています。

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「川口クルド人病院騒動の逮捕者が再入国「帰りたくない」日本滞在も再び強制送還」(産経新聞)と移民問題

<独自>川口クルド人病院騒動の逮捕者が再入国「帰りたくない」日本滞在も再び強制送還

概要:
・クルド系といえどもトルコ籍のため、トルコとの短期滞在ビザ免除を利用して来日。
・2度目の難民申請中にクルド人同士で暴力行為を行った。
・不起訴となったものの、強制送還処分を受けて自主的に帰国。
・しかし日本人弁護士の手を借りて、再入国を試みる。
・その際には治療の必要性や治療費について虚偽申告。
・上陸

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富士山の写真撮影に関する観光公害問題

富士山の写真撮影に関する観光公害問題

外国人観光客「富士山を見られなくするなんて悲しい」「仕方ない」映えスポットに黒幕…町は「苦渋の決断」

富士山とコンビニというのは、外国人にとっては日本を象徴するものになっています。その2つが映り込んだ写真が問題の発端となりました。スマホやSNSでは、気軽に写真を撮ったり楽しめたりする事が出来ますが、その一方でマナーや常識が欠けているユーザーも見られるようになりました。

いわゆる「映え」文化と目

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米超党派TikTok禁止法案が下院通過・・・一方でTikTokは米国内のユーザーを動員し禁止反対工作を行っている事が発覚

一方でTikTokと親会社の北京字節跳動科技(バイトダンス)は、禁止法案の通過を阻止するために米国内のユーザーに対し、自身の地域の議員に電話するように促していました。
具体的にはプッシュ通知を使い「政府がアメリカ人から表現の自由という憲法上の権利を剥奪する前に、今すぐ声を上げるように 」と促し、そして議会・議員に連絡する事と、アプリを禁止するいかなる努力にも反対するように要求しました。また同メッセ

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日印関係・インド太平洋戦略における安倍政権の功績についての分析論文集「The Importance of Shinzo Abe- India, Japan and the Indo-Pacific」(Sanjaya Baru編)

日印関係・インド太平洋戦略における安倍政権の功績についての分析論文集「The Importance of Shinzo Abe- India, Japan and the Indo-Pacific」(Sanjaya Baru編)

こちらの洋書には、日印関係とインド太平洋戦略における安倍政権と安倍元首相の功績を分析した論文が載っています。
寄稿者のほとんどはインドの学者や外交官ですが、安倍元首相のスピーチライターだった谷口智彦氏、政治家の竹中平蔵氏なども寄稿しています。

各論文のテーマは3つ:
・総理大臣としての安倍元総理の功績
・日印関係
・インド太平洋戦略(自由で開かれたインド太平洋構想)

それぞれの著者の冷静な分析

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反差別の名で警察の予算削減と解体を訴えていた左翼女性が、犯罪の被害に遭ってから警察のありがたみが理解できた件(米国)

米国ミネソタ州で起きた出来事。

こちらのインド・スリランカ系の米国人女性は、ミネソタ州の民主党支部にあたる「ミネソタ民主農民労働党」の第二副議長。

2023年9月。
自宅の外で銃を突きつけられ、暴行された挙げ句に、自宅の前に停めてあった自家用車が強奪される被害に遭いました。家にはまだ幼い子供がいたとの事。

その後女性はSNSで、地域社会において犯罪問題が野放しにされている事を嘆き、現場に駆け

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訪日外国人観光客と観光業についての雑感


中国、日本団体旅行を解禁 コロナ流行で3年半ぶり(産経新聞)爆買いと消費税免税大量消費・大量廃棄の経済モデルからの脱却が叫ばれている一方で、観光業界・一部小売店・政府などは主に中国人観光客による大量消費(いわゆる「爆買い」)に依存・期待し、その矛盾点に気づいていません。またアンケートでも中国人の訪日目的については「買い物」が最多を占め、中国人の大多数が日本についてはショッピング以外に興味が薄い事

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10年以上使ったツイッターとのお別れ

10年以上も使ってきたツイッターとお別れしました。ツイッターがツイッターでなくなり、更に新体制の運営方針を疑問に思っています。

認証制度についてまず認証制度について。元々は著名人や企業などがなりすましではない事を証明するための制度でした。しかしマスク氏率いる新体制移行後、お金さえ払えば誰でも取得出来るようになった上に、元々から認証されていた著名人や企業は有料プランに加入しないと認証が維持できなく

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いわゆる「多様性」がもたらす滑稽な事態(ディズニーの例)

ディズニー映画「リトル・マーメイド」の実写版とされる映画が制作されました。30年以上も親しまれてきたアニメ版原作の主人公アリエルは白人系の人魚姫で赤毛ですが、多様性に取り憑かれている現代のハリウッドが制作した実写版では黒人が演じ、黒人の人魚姫という風に見た目も人種も変わりました。

これにより同一の名前を持つ同一の異人種キャラクターが、二人存在するという摩訶不思議な現象が起きたわけです。一人は長年

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