![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/123020263/rectangle_large_type_2_021ee80eb334875428fbc9e3b21efd2f.png?width=1200)
【エッセイ】赤かぶの変わり味噌汁 [本日のご馳走](1102文字)
野菜づくりの上手な生産者さんの赤かぶを購入しました。
根の部分が大きくて、茎が太くて、全体が瑞々しくて、とても美味しそう。
葉の部分は切り落としてありますが、全部で結構な分量です。
かぶは、アブラナ科アブラナ属の越年草の根菜の一つで、アフガニスタン原産のアジア系と、中近東から地中海沿岸原産のヨーロッパ系があり、別名はカブラ・カブナ・カブラナ・スズナ(鈴菜・菘)・ホウサイ(豊菜)・ダイトウナ(大頭菜)等と多く、春の七草の一つ。
肥大化した根の部分・茎・葉を食用にします。
赤かぶは、根が大きなもので直径10cmを超える扁平な球形で、根の表皮が鮮やかな紅色、根を切った断面には白色に紅色のまだら模様が入り、茎が深紅色をしています。
そんな赤かぶと、毎朝食べるオーサワジャパンさんの全粒粉車麩で、変わり味噌汁を作りました。
前の週にも同じ生産者さんから購入して、コクと旨味のある美味しいかぶということはわかっているので、存分に味わうために、味付けは最小限にしました。
出汁はなしで、お椀に盛り付けてから、味噌だけで食べても美味しい「やさかみそ」を溶きます。
まずは、赤かぶ2個分を一口大サイズのサイコロ状に、茎を3cm幅に切りました。
中くらいの大きさの鍋に、水と、水で戻した、オーサワジャパンさんの全粒粉車麩一切れを2等分にして入れ、十分に沸騰させました。
直ちに茎を全部入れて、お玉でかき混ぜてから、再び火を点け、また、沸騰したら、今度は根を全部入れて、火を止め、直ちに鍋の蓋をしました。
20分くらい経ってから、鍋の蓋を開けたら、煮えたかぶの良い匂い。
赤かぶの根と茎の色が少し落ちて薄赤色になり、汁が赤くなっていました。
お椀に盛り付け。
オーサワジャパンさんの全粒粉車麩を下に敷き、お玉に軽く2杯分の赤かぶの根と茎を入れました。
赤かぶの香りが引き立つくらいにするため、そんなに濃くならないように、「やさかみそ」を味噌べらで2杯分、お椀に入れて、手早く、へらの裏で潰しながら溶きました。
お味は。
とても美味しかったです!
やはり、コクと旨味が素晴らしく、前の週のものよりも、かぶの味が濃くて美味しかったです。
香りも良いですね。
味噌が良く引き立てています。
硬さもちょうど良く、歯触りがとても良い!
いっぱい盛り付けましたが、もっとたくさん食べたくなりました。
オーサワジャパンさんの全粒粉車麩も、よく味が染みて、美味しかったです。
赤かぶの根と、赤かぶの葉と、焼いた小麦粉と、水と、「やさかみそ」の混じった味と香り。
赤かぶと、オーサワジャパンさんの全粒粉車麩の変わり味噌汁、とても美味しかったです。
ありがとう、ごちそうさまでした!
天野マユミ
いいなと思ったら応援しよう!
![天野マユミ丨散文詩人丨文化財めぐりと素敵な日々](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/114239099/profile_ac51468cbc616f7fb31cf3066c5cb4ed.png?width=600&crop=1:1,smart)