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#家族の物語

新着の記事一覧

【掌編小説】父の抵抗~雪の日に消えた背中~(改稿版を公開します)

『父の抵抗~雪の日に消えた背中~』は、 「自分の意志を貫くこと」 をテーマにしています。以前のバージョンでは、父の「抵抗」の部分が少し弱いと感じたので、雪の情景や父の心理描写を深める ように書き直しました。また、ラストの響子の想いも、より明確に伝わるように修正しています。   以前読んでくださった方も、新たな視点で楽しんでいただけると思います。感想などありましたら、ぜひコメントで教えてくださいね! (村川久夢)     1 外は雪が激しく降っている。「あの日」も今日のように雪

忌引きのときは、職場にお土産は要らないらしい

 強いユリの香りが斎場一面に立ち込めた。その香りは冬の冷え込んだ空気の中をゆうゆうと泳ぎ、得意げな様子だった。大量の花輪に囲まれた祖父の死に顔は、「まるで眠っているみたい」という月並みな表現そのままだった。実際に、通夜に向けて方々から孫をはじめとした親族が駆けつけるにつれ、仏壇の部屋に寝かされていた祖父の目は開いてきたのだった。  私が祖父母宅に到着したのは、祖父が亡くなった翌日の午後、お通夜の前日、すなわち昨日のことだった。朝方、会社に行く直前に訃報があったものだから、「

『どうすればよかったか?』を観て〜ある家族のストーリー〜

昨日、修論発表会が無事終わり。 やっと本日、観に行くことができました。 『どうすればよかったか?』 かなり注目を集めているドキュメンタリー。     私は何を、どう感じるだろう? 観終わった後、いろいろ考えこんじゃうかなぁ・・・ と、観る前はかなり構えがあったのですが。   なんというか。 思っていたよりも心が大きく揺らぐことはなく。 この家族の在りようを、そのまま受け止めたという感じです。   私の母も、私が病気であることを周囲に隠そうとしていたし。 そういう姿を間近で

初めて父の胸で泣いた話①

何年か前に、しっかりと残しておきたくて書いた、わたしと母、父と母、父とわたしの話。 どんな家族にも、それぞれに何かしらの課題はある。 この出来事があってやっと開放された氣がした、わたしにとって大切な人生のjourneyの記録。 昨日、母と喧嘩をした。 喧嘩というか、わたしが日頃感じていることをストレートに伝えたら母が悲劇のヒロインモードに入り、話が、平行線どころか絡まりまくった。 母は指摘されることと非難されることを混同している。 今だから分かることだけど、子ども

読書記録『重力ピエロ』伊坂幸太郎

【あらすじ】 『重力ピエロ』は、仙台を舞台にしたミステリー作品です。 主人公・泉水と、その弟・春の兄弟が、街で起こる連続放火事件を追う中で、自分たちの家族に隠された秘密と向き合っていく物語です。 物語の進行とともに、兄弟の絆や父の思いが明らかになり、 ミステリーでありながらも家族の物語としての深みを持つ作品になっています。 【伊坂幸太郎作品の魅力】 伊坂幸太郎の作品といえば、巧妙な叙述トリックと張り巡らされた伏線、 そして現実的な世界観の中に少し不思議な要素が織り込まれ

解離性同一性障害(DID)の子の父親の備忘録⑤

令和3年4月(18歳)専門学校の新生活がスタート ゆーさんは高校を無事に卒業し、いよいよ音楽関係の専門学校へ進学。 まだコロナ禍だけど授業もあって楽しく通っているように見える。 自宅から電車で2時間弱かかるので早朝に家を出る日もある。とても頑張っている。 ゆーさんは何が美味しいだとか、たわいもない話をよくしている。 状態はいい感じに見える 『5月15日』ゆーさんは、妻と一緒に精神科クリニックを定期受診。 薬は3か月分をまとめて処方され、次回は8月とのこと。 心は安定して

家族がいっぽん増えたよ

2月16日に、フェレットをお迎え。 マーシャルフェレットのバタースコッチの女の子、 まだ3ヶ月の赤ちゃん👶🏻 名前はとと! とっても元気な子で、 ととのおかげでおうちが一段と明るくなった 🐾 寝起きはふにゃふにゃで、 目が覚めると部屋中走り回って おもちゃでずっと遊んでるの。可愛い。 抱っこすると、 うなぎみたいににょろにょろすり抜けちゃう。 絶対にフェレットの数え方は「本」だと思う。 お店でトイレも覚えていたので、 トイレのトレーニングは必要なかった!賢い! ただ

解離性同一性障害(DID)の子の父親の備忘録④

令和2年9月7日の出来事(気が重く感じる方は流してください) 早朝に 「5時10分頃」早朝に自宅のインターフォンがなる。地元の警察署から2名が訪ねてくる。 〇〇県警から、私の自宅IPアドレスに命を絶つことをほのめかすメッセージを受信したとのこと?。ある女性から「昨日、夕方6時頃にSNSでやり取りしていたが通じなくなった。心配して連絡を入れた」とのこと。 ゆーさんは自室で寝ていた。ゆーさんを起こし尋ねるがその記憶はないと。 情報発信元が自宅になっており、自宅から発信されたこ

夢のお告げ

数日前、父が夢に出てきた。 父が亡くなってからもうすぐ20年になろうとしている、そんな中で夢に出てくる時は何かのお告げだという事が多い。 感じるというか、直感というか。 翌日、母の夢にも出てきたとなると確実に私達2人に何かを教えようとしているのでは?と話し始める。親戚や父の友人らに何があっても嫌なので、2人で時間を合わせて墓参りに行く事にした。 当日の天気は晴天。 雲一つなく心地よくてなんだか足元も軽くなる。墓地に到着し、父の墓の状態を見て、あ…、2人で声を上げた…

2024.12.30 年の瀬ととの実家帰省

2024.12.29 餅つきで大じぃーじぃと大ばぁーばぁとご対面

2024.12.25 初めての外食は鰻屋

【合格祈願は…⁉︎】

2024.12.20 あいかわらず寝顔がそっくり

2024.12.19 タミータイム

2024.12.15 お宮参り

2024.12.14大ばぁーばぁ

タージマハル並みに深い愛。

※人によっては不快に感じるかもしれませんので、お気をつけ下さい🙇  一通のラインの通知音で目覚めた本日。 祖父母が入れる墓がなく、父と母自身の終の住処としてお墓+霊標を建立。  でもそれもこれも、私がこのまま独り身でろくな稼ぎもなく、嫁ぎ先も見つからなければ負担になるだろうという両親からの愛なんよね🥺  葬儀代もお墓代も領収書をペラッと置いていたから、どのくらいの費用がかかったのかも実は知っている。だからこそ、二人の葬儀代や法事などにかかる費用分は貯蓄しておきたいし、二

子どもは親の姿を映す鏡

—言葉も態度も、食の好みまで—「子どもは親の姿を映す鏡」。 この言葉を、私は親になってから何度も思い知らされてきました。 言葉遣い、態度、仕草、食べ物の好みまで。 こちらが意識していなくても、子どもは親をよく見て、驚くほど素直に真似をします。 わが家には3歳の娘がいます。 毎日一緒に過ごす中で、「うわ、今の言い方、完全に私じゃない?」とハッとする場面が増えました。 そんな日々の出来事を通して、私は「親の姿が子どもに与える影響の大きさ」を改めて感じています。 ■ 思わず

家族の季節イベントを実施する重要性

家族の季節イベントはもうお決まりですか? 家族の絆を深め、日々の生活に彩りを添えるためには、イベントは効果的です。イベントが家族が共に時間を過ごし、お互いを大切に思う気持ちを再確認する貴重な機会となります。 定期的なイベントの実施を通じて、家族全員が幸せと満足感を感じられる家庭環境を築くことができます。 本日は、家族イベントの重要性について、簡単に説明します。 家族のつながりの強化のため 季節のイベントを企画し実施することは、家族間のコミュニケーションを促進し、絆を深

【家族の話し:チーム犬系家族】 はじめましてのメンバー紹介

モントリオールに住む、うちの家族は三人の犬家族。メンバー構成は: 大型の白い洋犬、エリちゃん そして2番目に若いえりちゃんはいつも笑ったサモエドのような愛嬌たっぷりの優しい顔をしているケベック人。ご機嫌な空気を一家にもたらしてくれるムードメーカーだ。ちょっと白熊のようでもある。ダイナミックな白い大型犬で、大型犬あるある、人懐こいタイプ。でも一度なつくと結構徹底して、くっついてくる。お父さん的存在で、パパであり、パックリーダーだと自負している。 エリちゃんは大概ご機嫌にし

#318 母から学ぶ最後の教え《家族の役割を奪わない》

どこで知ったのか忘れてしまったけど 親からの最後の教えは死。 人はずっとは生きられないことです。 これは誰もが知っていることだし、 本で読んだ知識として知っていたし、 自然なことだと思っていたけど 母の最期を見届けて私は初めて本当に 「死ぬとはどういうことか」を実感して 現実に直面して「死」を学びました。 こうして母の死と向き合ったとき 母を通して私の学びを書きます。 ①我が子の為に元気で健康でいたい。 母にしてもらったように 娘2人の出産、子育てのサポー

『父の恋人、母の喉仏』──第1章 第1話 全文公開(期間限定2025年4月末日まで)

髪を洗ってくれた女(ひと)  幼いころ、私は父がすごく好きだった。ユニークで、ハンサムで、子どもにはやさしい人だった。建築設計事務所を経営していて、ときどきマンションや家などの建築模型に高さ二センチほどの小さな樹木をボンドで植える手伝いをさせられた。父と過ごせるその作業が、私はとっても好きだった。  ハンサムといえば覚えていることがある。  小学三年生のときに母が弟を連れて東京に行ってしまったあと(いわゆる別居だ)、私は妹とともに父の住む金沢に残った。ある日、学級参観に父

『父の恋人、母の喉仏』──プロローグ全文公開(期間限定2025年4月末日まで)

プロローグ──リビングに並んだ仏壇と祭壇  鎌倉から京都に越してきて、もうすぐ三年になる。住んでいるマンションは南向きのメゾネットタイプ。階下は暗いが、上階のリビングダイニングには陽が燦々と差す。  その光のさなか、上下は本棚として利用しているメタル製スティールラックの真ん中に、四十年以上も前に離婚した両親の仏壇と祭壇が隣り合わせで置いてある。  右が母の仏壇。もともと母本人から譲り受けていたもので、先祖代々の位牌や母の写真が並んでいる。左は父の祭壇。といっても小さな宗教画

作る時間の豊かさ

久しぶりに、夕飯を作った。 なんて言ったら、主婦をサボっていると思われそうだけど、 私に仕事がある日は、義母が作ってくれるのと、子どもの習い事や母の面会帰りに買って済ませたり、祝い事でテイクアウトをしたりが続き、 気がつくと、一週間近く、夕飯支度をまともにしていなかった。 今日は、母の面会は昼間に済ませたし、子どもの習い事もない。 なので、久々に冷蔵庫の食材を出してきて、母家へ運ぶ。 結婚してすぐから私たち夫婦は、夕飯を母家で義両親と一緒に食べてきた。 新婚のと

身内との距離のとりかた

有料となっているのは結構話すのをはばかる内容で簡単に内容見れない方が多くの人にとって安全かなと考えたため。 現在地元静岡から離れて東京で一人暮らし中で4月の就職でも東京。 だから実家に帰るのはお盆、年末年始くらい。 けど正直帰りたくない。 別に毒親でも何でもない、全然感謝してる。 じゃあなんで帰りたくないのか、そして自分はどう家族と関わってくのかを有料部分で話していく。

¥300

【ありがと】白湯ではなく、愛を飲んでいる

『白湯飲ます?』   母が私に聞く。 母は、とにかく子の心地よいを追及する人だ。子が寝る布団には、『これ敷いたほうが気持ちいい気がする』と言って肌触りのいいおくるみをベッドに敷いてあげる。大量にうんちをしたときには、『気持ちいいね~すっきりするね~』と言いながら、洗面器に汲んだ温水をタオルに含ませて、優しくおしりを洗い流してあげる。おちんちんが少し荒れてしまったときは、『ホットタオルでポカポカしよ』と言って、タオルを電子レンジで温め、荒れた場所を温かなタオルでおさえてあげ

どうせ死ぬなら、死んでしまうなら。推しが特別な存在になったワケ

どうせ死ぬなら、沼ってみたい。 夢中になれるって楽しい。 私の推しは、夫です👨 え、ノロケ聞かされる感じ? お恥ずかしながら、飽き性の私が10年以上、人生の1/3以上も懲りずに推し続けているのは、コヤツくらいだったのです🤥 飽き性の私が沼るワケってなんだろう🤔 大学の同じ学部で出会ったコヤツ。 計画的な性格の私とは真逆で、どこか危なっかしい。 スケジュール帳を埋め尽くす私と、そもそも持ってない彼。自分の記憶をたよりに生きている。 "そんな人いる?" 私「3ヶ月の先

70のおばあちゃんが年末年始もファミレス勤務?労働以外の稼ぎ方があるよ!

こんにちは! あかりです。 書くことで家族も幸せになる をテーマに、ライティングの力で 時間とお金にとらわれない働き方を追求しています。 ・・・ってか、最近何もかも高いですよね。 そんな人へ 「70になっても飲食店で働かなくても お金は手にれられるよ。」 そんな話をします。 1,その年でもファミレスで働くの?ある日、ジョイフルで過ごしていたら 70代ぐらいのおばあさんが 面接に来られました。 いや、私はジョイフル店員ではないんですけど(笑) ちょうど2つ前の席の

解離性同一性障害(DID)の子の父親の備忘録③

令和2年6月7日の出来事から初めての精神科入院で 『午後4時頃』ゆーさんが入院している病院の面会へ。妻、ゆーさんの弟、父の3人。コロナ禍で病棟室内に入れなかったが、ゆーさんの顔を見て10分だけ面会できた。 家族はとても心配していたが、ゆーさんは「あ、どーも、ペコリ」と、どこかそっけない感じ。そして、バイバイする。 『午後6時頃』ゆーさんが入院した経緯などを妻の祖父母には伝えていなかった(古風な人で心配しすぎる心配が…)が、やはり事実を伝えようと祖父母宅へ向かう。 予想どお

母 VS 酸っぱいもの嫌いの旦那 〜なぜか始まる謎のバトル〜

「手作りドレッシングいる?」から始まる攻防戦 母が手作りしたドレッシングを持ってきて、「いる?」と聞いてきた。 「うちは旦那が酸っぱいの苦手だから、ドレッシングでサラダ食べないんだよね。だから大丈夫」と伝えると、母の表情がピクリと動く。 「酸っぱいのが苦手なら、ワインビネガーなら大丈夫じゃない?!あれね、全然酸っぱくないから!!」 いや、ワインビネガーも酢なんだけど……。 酸っぱいもの克服プログラム、勝手に始まる 「それは“まったく酸っぱくない”んじゃなくて、酸っ

【忘れたくない】初めてあなたを抱いた日のこと

あなたを生んだ次の日。 さぁ!今日から授乳開始だ!あなたに会える!やっと抱っこできる!!!と、朝からワクワクとしてたママ。 だけど、待てど暮らせど授乳指導の時間はこなかった。ナースコールで助産師さんに確認した。『授乳はまだですか?』って。 『まにょさんは出血が多かったのと貧血がひどかったので、授乳は明日からにしましょう。まだ身体をゆっくり休めて下さい。』 ママのせいで、 あなたに会えなかった。 ベビールームで たくさんの赤ちゃんに囲まれながら 1人スヤスヤと眠

ギャンブル依存症だった私の過去の実体験を公開しました。 ギャンブル依存症は、周囲に相談しにくい特性を持つため、深刻な状況に陥っているにもかかわらず、表沙汰にならないケースが少なくありません。 有料記事ですが9割まで無料で読めます。 https://note.com/kokoro_str/n/n978556b9d5c5

ピアノを運ぶだけなのに、なぜか交渉が始まる我が家

ピアノを運ぶ。たったそれだけのことなのに、なぜか毎回ドラマが生まれるのが我が家の特徴だ。 妹に頼んだ理由、それは「母はいつキレるかわからないから」 明日、ピアノを解体して運ぶことになっていた。鍵盤部分と脚部分に分解すれば、運べる重さになる。でも1人では難しいから、私は妹に手伝いを頼んでいた。 なぜ母ではなく妹なのか? 理由はシンプル。母はどのタイミングでキレ始めるかわからないから。 母に何かを頼むと、だいたい最初の返事が「えー😩」から始まる。そして機嫌次第では「やだ

転勤と働き方、子どもへの影響について考える

1. 自身が経験した小学生時代の転勤私自身、小学生時代に親の転勤に伴って複数回の引っ越しを経験しました。当時は新しい環境に慣れることに精一杯で、友人関係を一から築き直す難しさに直面しました。もちろん今では、マイナスの側面でなく、プラス側面で肯定的に過去の経験を捉えられることができていますが、当時はマイナス面を強く感じていました。 クラスに馴染むまでの不安、引っ越しのたびに勉強や習い事が中断されるストレス…親は仕事の都合で必要な決断だったのでしょうが、子どもながらに環境の変

家族という身近な存在のルーツを知る

群馬帰省2日目。 本日は、もともと参加する予定ではなかった法事のことを書きます。 参加したのは、大伯母(おおおば)の一周忌の集まりでした。 私の祖母のお姉さんにあたります。 もともと行く予定がなかったのは、呼ばれていなかったからという理由です。私は私で群馬にはいたものの仕事が入っていると思われたのでしょう。 確かに、大伯母が亡くなったとき、石垣におり葬儀には参加できませんでした。 昨日群馬に帰省し、母から「明日は伯母さんの一周忌だから」と言われ、 その瞬間は外出しよう

人間2人、猫4匹|海辺暮らしの南端一家

我が家のメンバー構成は、2人の人間と4匹の猫である。 総勢6名で、築60年の古い平屋暮らしを楽しんでいる。 わたし自身は以前「はじめてのnote」で簡単に自己紹介したが、今回改めて我が家のメンバー紹介をしてみたい。 各人の特徴を書き出してみると、こうも個性が異なるメンバーで日々平和に暮らしているこの日常がさらに愛おしくなった。 これはおそらくわたし以外のメンバーが穏やか属性だからだろう…ありがとう…(涙) 人間その1 夫 ・とにかく寛容でマイペース、焦っているところを見

ここまで空気となっている弟にも触れておこう。 三つ下の弟は、 まもる といい、私と全く似ていない。 社交的な美男子で、常に老若男女にモテてきた。 中学の時はテニス部の副部長をやり、ママさん達から「テニスの王子様」と呼ばれていた。 高校時代、その輝きはさらに増し、私服OKの都立高でテニス部部長と軽音部のドラムを兼務。 母とともに招待された高校最後の文化祭ライブでは 「まもるせんぱ~い♡」 と黄色い声援を浴びていたので、周りにいた弟の同級生を集め 「まもた~ん♡」 という野太

私の家族はバラバラです

覚えている間に書いてしまおうと思って…笑 こちらで割愛させていただいて、もしかすると気になって夜も眠れない方もいるんじゃないかな~と思って…(冗談です) 今回は、生まれてから今まで私の家族の歴史について書いていきたいと思います ただ、だいぶ個人情報なので 今回ばかりは、有料記事とさせていただきます ご了承ください 簡単な家族構成私には父と母と妹と弟がいます 両親は俗にいう年の差婚です 母が21歳の時に私は生まれました そして、2年おきに妹→弟と…あと後に犬も

¥300

母のSEO奮闘記:国語が苦手でも大丈夫らしい

1. 母さんとSEOの出会い最近、日本にいる母さんが「SEO」「SEO」ってうるさいらしい。正直、僕自身もSEO(検索エンジン最適化)について大した知識はないんだけど、母さんがあれこれ楽しそうに話してるのを見てると、なんか不思議な気分になる。 母さんは昔、Google検索どころかパソコン自体ろくに使えなかったんだよ。なのに、今はGoogleでトップになった!とか言って、ワクワクしてるらしい。別にプロのライターでもないのに、AIを使って記事を書いてるんだってさ。 僕がまだ日本

実家のタンスが開かなかった10の理由

タンスにモノ詰め過ぎでやたら重い タンスの前に物置きすぎでスペース無い タンスの前の荷物移動させようとして雪崩れ 以上

自己紹介【はじめまして。実母エピ、始めます。】

「親との会話、普通に成立していますか?」 私はできません。 頼んでないのに指示を出してくる。 何を言っても「えー😩」から始まる。 突然キレる。かと思えば次の瞬間ケロッとしている。 そんな母との日々を記録しておかないと、私の人生が謎のまま終わる気がする。 このアカウントでは、クセの強すぎる実母とのエピソードを、笑いあり・モヤモヤありで綴っていきます。 ✔ 話が噛み合わない ✔ 頼んでないのに決めてくる ✔ 「え?」ってなる返答が多すぎる こんな親、身近にいませんか?

家族と縁を戻すべきか否か

家族と疎遠になって10年になる。そろそろ家族に連絡してもよいかと思いながらも、どうも踏ん切りがつかない。 去年は姪から連絡があったのだが、正月に顔出してと言われて着信拒否したばかりだ。やはりまだ家族との縁を戻すには時間がかかるのかもしれない。 別に毒親だったわけではないが、気がついたら生理的に無理になっていた。両親だけでなく、兄弟や甥や姪すらダメなのだ。 なんというかあの一家団欒の中に入るのが抵抗がある。 家族から連絡を取るすべを全てシャットダウンしているので、今の精神

「母、ヒゲ生えてるよ。」と言ったら、思ってもみない返答が返ってきた話

「母、ヒゲ生えてるよ。笑」 何気なく言ったこの一言が、まさかこんな展開になるとは思わなかった。 私の母は、ちょっと変わっている。会話のキャッチボールがうまくいかないことが多々ある。いや、そもそもボールを投げ返してくれないこともある。 この日もそんな感じだった。 母の返答が斜め上すぎる件「母、ヒゲ生えてるよ。笑」 「やだー!剃るの忘れてたw」 ここまでは普通だった。私も特に気にすることなく、軽いノリで話していた。 でも、ふと気になった。「私も生えてるのかな?」

こままわしと遺伝

6歳の息子が幼稚園から糸ひきコマを持ってきた。 こまに巻きつけた糸をひっぱって回す糸ひきこまだが、少しコツがいるので簡単には回せない。 回せず悔しそうにする息子を見ながら、私は忘れられない思い出を思い出していた。 こまの特訓 私が小学校2年生の頃、学校でこま回しの授業があった。といっても、こまの練習とかではなくて、昔の遊びを楽しむだけのこと。しかし、こまが回せなかった(あんまり記憶にない)ことが母親に知られ、その夜から母は私にこま回しの特訓をするようになった🥹 別に回した

父から『完全自殺マニュアル』をお下がりでもらった話

父から『完全自殺マニュアル』の初版をもらった いや、どんなチョイスだよ。 普通、親が子供に譲る本といえば、人生の役に立つ自己啓発書とか、歴史的な名作とか、せめて「人間、死ぬまでが勝負!」みたいなポジティブな一冊じゃないのか? それなのに、よりにもよって「自殺マニュアル」。 たとえばこれが母親だったら、「お母さん、何か言いたいことある?」と真剣に話し合いになっていただろう。でも、相手は父だ。昔から、物事の選び方が妙に雑なあの父。だから、もしかしたら「本棚にあったし、まあ、

旅立ち②|死生観

悲しくも幸せな3人での抱擁。 息子に対しあらゆる想いを馳せながら、夫婦でこの瞬間を噛み締めた。 そして、家の中に入り、息子をベッドにそっと寝かせる。 少しして、1人バイクで移動していた私の弟も到着。 病院を出る段階で帰って大丈夫と伝えていたが、私たちが心配で着いてきてくれた。 後は両親の到着を待つだけだったが、ちょうどそのタイミングで母から電話がかかってきた。 まず「夕食」をどうするかということ。 正直、夕食をとることなど完全に忘れていた。 考えてみたら、12時間

「好きな食べ物は先に食べる?」

* あなたは、お好きな食べ物は先に食べますか。 それとも、お楽しみに残して、最後に味わいますか。 小さい頃の私は、大好きなイチゴが出た時は、 最後まで残して置いて、満面の笑顔で食べてました。 * わが家では、お料理は大皿盛りで用意されます。 食卓で、各人が取り分け用のフォークやスプーンで自分のお皿に移動させて、「いただきます!」。 ただし、一度お皿に取った物の「お残し」はダメ。 それに、苦手なピーマンを私が避けようとしても、後から、母のフォローでお皿に追加されてしまいます

解離性同一性障害(DID)の子の父親の備忘録①

令和2年6月4日の出来事(高校3年生)久しぶりの登校で 『7時30分』コロナ禍で休校していた高校。久しぶりの分散登校日。 ゆーさんは、少し早い電車に乗ると言って普段通り制服を着て自宅を出る。 『12時30分』妻から私(父)に電話あり。ゆーさんの先生から「お子さんが学校に来ていません」と。ゆーさんにLINEを入れるが既読なし。 高校生活は、今まで皆勤賞。どうしたものか…。 『13時頃』ゆーさんが学校への通学で使っている〇〇駅の自転車預かり所を父が確認する。自転車がある。管

【エッセイ】「実家」を手に入れるまでの道のり②

わたしが実家を出てからというもの母は観葉植物に片っ端から手を出している。理由を尋ねると「スペースが変に空いて気になるから」とツンデレ少女みたいな返答をしてきた。素直じゃない。 わたしの実家は都内のそれはそれは古い団地で、ある意味『絵になる』ほどの存在感を醸し出している。 廊下は打ちっぱなしのコンクリート。偶数階と奇数階できっちり塗り分けられた奇抜で奇妙な緑と青の玄関扉。エレベーター裏にある階段はひときわ古く、足音がどこまでも反響しお化け屋敷に迷い込んだようだ。 それでも