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雑誌探訪

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さまざまな雑誌の中から、本や文学にかかわる記事を紹介します。
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記事一覧

雑誌探訪「歴史人 2024年11月」②

雑誌探訪「歴史人 2024年11月」②

歴史にスポットを当てた雑誌「歴史人」の「わたしの『歴史人』」のコーナーで、芸人の東京ホテイソンのたけるさんへのインタビューがありました。

たけるさんは、備中神楽の神楽師としての顔も持っておられるそうです。

そんなたけるさんが、備中神楽と縁の深い、「スサノオのヤマタノオロチ退治」などの、「古事記」や「日本書紀」のお話をされています。

お話を通して、神話の世界に親しみが持てるかもしれません。

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雑誌探訪「歴史人 2024年11月」①

雑誌探訪「歴史人 2024年11月」①

歴史にスポットを当てた雑誌「歴史人」に、滝沢馬琴の記事がありました。

映画「八犬伝」の公開も迫り、主演の役所広司へのインタビュー記事と併せて、特集が組まれています。

特集では「滝沢馬琴とはいかなる人物だったのか」と題して、「南総里見八犬伝」の作者である滝沢馬琴の生涯とその作品、そして「南総里見八犬伝」の魅力について紹介されています。

「南総里見八犬伝」ファンはもちろん、映画「八犬伝」が気にな

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雑誌探訪「ムー 2024年6月号」⑥

雑誌探訪「ムー 2024年6月号」⑥

ムー 2024年6月号(No.523 第46巻第6号)ワン・パブリッシングあなたの知らない「源氏物語」日本でも最も有名なミステリーマガジン「ムー」で、源氏物語(げんじものがたり)の特集が組まれていました。

題して、「あなたの知らない『源氏物語』 雅な平安絵巻に隠された恐るべき呪術」。執筆はフリーライターの古川順弘(ふるかわ のぶひろ)さんです。

とても明瞭でわかりやすく、古典文学が共通してもっ

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雑誌探訪「ムー 2024年6月号」⑤

雑誌探訪「ムー 2024年6月号」⑤

ムー 2024年6月号(No.523 第46巻第6号)ワン・パブリッシングあなたの知らない「源氏物語」日本でも最も有名なミステリーマガジン「ムー」で、源氏物語(げんじものがたり)の特集が組まれていました。

題して、「あなたの知らない『源氏物語』 雅な平安絵巻に隠された恐るべき呪術」。執筆はフリーライターの古川順弘(ふるかわ のぶひろ)さんです。

とても明瞭でわかりやすく、古典文学が共通してもっ

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雑誌探訪「ムー 2024年6月号」④

雑誌探訪「ムー 2024年6月号」④

ムー 2024年6月号(No.523 第46巻第6号)ワン・パブリッシングあなたの知らない「源氏物語」日本でも最も有名なミステリーマガジン「ムー」で、源氏物語(げんじものがたり)の特集が組まれていました。

題して、「あなたの知らない『源氏物語』 雅な平安絵巻に隠された恐るべき呪術」。執筆はフリーライターの古川順弘(ふるかわ のぶひろ)さんです。

とても明瞭でわかりやすく、古典文学が共通してもっ

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雑誌探訪「ムー 2024年6月号」③

雑誌探訪「ムー 2024年6月号」③

ムー 2024年6月号(No.523 第46巻第6号)ワン・パブリッシングあなたの知らない「源氏物語」日本でも最も有名なミステリーマガジン「ムー」で、源氏物語(げんじものがたり)の特集が組まれていました。

題して、「あなたの知らない『源氏物語』 雅な平安絵巻に隠された恐るべき呪術」。執筆はフリーライターの古川順弘(ふるかわ のぶひろ)さんです。

とても明瞭でわかりやすく、古典文学が共通してもっ

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雑誌探訪「ムー 2024年6月号」②

雑誌探訪「ムー 2024年6月号」②

ムー 2024年6月号(No.523 第46巻第6号)ワン・パブリッシングあなたの知らない「源氏物語」日本でも最も有名なミステリーマガジン「ムー」で、源氏物語(げんじものがたり)の特集が組まれていました。

題して、「あなたの知らない『源氏物語』 雅な平安絵巻に隠された恐るべき呪術」。執筆はフリーライターの古川順弘(ふるかわ のぶひろ)さんです。

とても明瞭でわかりやすく、古典文学が共通してもっ

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雑誌探訪「ムー 2024年6月号」①

雑誌探訪「ムー 2024年6月号」①

ムー 2024年6月号(No.523 第46巻第6号)ワン・パブリッシングあなたの知らない「源氏物語」日本でも最も有名なミステリーマガジン「ムー」で、源氏物語(げんじものがたり)の特集が組まれていました。

題して、「あなたの知らない『源氏物語』 雅な平安絵巻に隠された恐るべき呪術」。執筆はフリーライターの古川順弘(ふるかわ のぶひろ)さんです。

とても明瞭でわかりやすく、古典文学が共通してもっ

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雑誌探訪「kotoba 2024年春号」③

雑誌探訪「kotoba 2024年春号」③

kotoba 2024年春号(2024)集英社「kotoba 2024年春号」は「エッセイを読む愉しみ」という特集でした。その中で、古典の随筆を題材にしている記事が何点かありましたので、紹介します。

岩﨑義則「エッセイ大名・松浦静山と『甲子夜話』の世界」(P108~)この記事では、歴史学者の岩﨑義則(いわさき よしのり)が、江戸時代最大の随筆集とも言われる松浦静山(まつら せいざん)の「甲子夜話

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雑誌探訪「kotoba 2024年春号」②

雑誌探訪「kotoba 2024年春号」②

kotoba 2024年春号(2024)集英社「kotoba 2024年春号」は「エッセイを読む愉しみ」という特集でした。その中で、古典の随筆を題材にしている記事が何点かありましたので、紹介します。

林望「随筆、この独特の世界」(P89~)この記事では、作家であり国文学者である林望(はやし のぞむ)が、江戸時代の随筆を中心に紹介しています。

まずは三大随筆と言われる「枕草子(まくらのそうし)」

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雑誌探訪「kotoba 2024年春号」①

雑誌探訪「kotoba 2024年春号」①

kotoba 2024年春号(2024)集英社「kotoba 2024年春号」は「エッセイを読む愉しみ」という特集でした。その中で、古典の随筆を題材にしている記事が何点かありましたので、紹介します。

酒井順子「清少納言の随筆気質」(P26~)古典においてエッセイといえば、基本的には「随筆」を指す。現代でも、随筆のことをエッセイ、エッセイのことを随筆と言うことすらできる。

ただ、現代のエッセイや

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雑誌探訪「一個人 2024年5月号」

雑誌探訪「一個人 2024年5月号」

「一個人 2024年5月号 No.254」「一個人 2024年5月号」では、「古事記(こじき)」の特集が組まれていました。

古事記といえば、日本でもっとも古い書物の一つで、神話や天皇家の歴史が綴られているものとしても知られています。

主な記事は以下の通りです。

そのほんとんどの監修を、三浦祐之(みうら すけゆき)さんが行っています。古事記研究で一般によく知られている方です。

三浦さんの主張

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雑誌探訪「日経トップリーダー 2024年4月号」

雑誌探訪「日経トップリーダー 2024年4月号」

日経トップリーダー2024年4月号「サイボク笹﨑静雄の古典ちちんぷいぷい――私を励ましてくれた言葉たち――」で「説苑(ぜいえん)」が引用されていました。

テーマは上司のいさめ方。特に次のように「説苑」を紹介しています。

引用されていたのは、説苑の第九編「正諫(君主の正しい諫め方)」からです。

説苑は、中国の前漢の時代に、劉向(りゅうきょう)が編纂したとされる故事説話集です。

中国はかつて、

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雑誌探訪「Ambitions 2024年3月号」

雑誌探訪「Ambitions 2024年3月号」

AlphaDrive Magazine Ambitions 2024 MARCH VOL.04「特集 ビジネス『以外』の話をしよう。」の中で、嶋浩一郎(しま こういちろう)さんのインタビューが掲載されていました。

嶋さんは、博報堂で活躍されているとともに、下北沢の本屋B&Bを経営されていることで知られる方です。

本屋B&Bは、ほぼ毎日のように本にまつわる対談イベントが行われており、私も何度も参

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