2023年5月の記事一覧
浅田次郎にハマれば歴史が知りたくなる~「幕末史2」
浅田次郎氏の小説パターンには、ただ単に時系列で物語が進むのではなく、さまざまな人の証言から全体の流れを構成し、ストーリーの核心に触れていゆくものがあります。
序盤は何の話なのかわからないものも、ひとたび共通点が見えると、もうページをめくる手は止まりません。
様々な角度から見た状況が自分の頭の中で組み立てられ、次第に輪郭がはっきりしてくるという感じです。
このあたりは非常に上手い!
一人一人
「どうする家康」で注目したい幕末史
家康の生涯で一番の修羅場、大苦戦となった武田信玄との「三方ヶ原の戦い」。
圧倒的な強さを誇る武田軍ですが、信玄亡き後は惨めに滅んでゆくので、その対比を感じるためにも、今の状態をしっかり押さえて、今後の勝頼(真栄田郷敦)の動向に注目です。
それにしても、家康が打ち取られたと思える終わり方でしたが、そこは主役ですからオチは必ずあり、種明かしは次週にゆだねられましたね。
家臣の誰かが影武者となった