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現代病の1つ、睡眠障害への診療科「睡眠科」を追加。患者が病院を選択できる時代へ!

こんにちは、翼祈(たすき)です。
私は不眠症という、睡眠障害を持っています。

昔から夜更かしして、夜寝ない子どもでしたが、睡眠障害ではありませんでした。

大学に行っている時に、同じ部屋の寮の人から嫌がらせを受けて、退寮し、一人暮らしを始めるも、アパートで夜、外から誰かが数人と騒いでいる声が耳に残って、「夜眠れない。あの声が嫌だ。寝たくない」と思うと、その後から朝方6時まで起きていて、それから寝て、昼夜逆転し、大学中退後も治りませんでした。

今は睡眠剤を飲んでいるので、夜は眠ることができる様になりましたが、いつ頃からは過眠の傾向も強くなり、特に寝落ち率が非常に高くなりました。

今年は特に6月が寝落ち率がほぼ毎日で、仕事でのパフォーマンス力も下がるし、良いことないなと思っています。

私は精神科で、睡眠剤を頂いていますが、国が「睡眠科」を追加しようとする、取り組みを始めています。

2021年版の経済協力開発機構(OECD)の調査では、日本人の1人当たりの平均睡眠時間は7時間22分で、33ヵ国中で最も短い結果になりました。厚生労働省の実態調査によりますと、睡眠で十分な休養が取れていない人の割合は2018年に21.7%に上っています。慢性的な睡眠不足が続くと高血圧やうつ病、糖尿病などのリスクを上げてしまう可能性があります。

厚生労働省は、病院が掲げる診療科名に「睡眠科」を追加する方針を固めました。診療科名を理解しやすく表記することで、睡眠障害を抱える患者さんが病院を選択しやすくする狙いです。診療科名の見直しは2008年以来となります。

日本人は睡眠時間が短く、睡眠障害は「現代病」とも言われています。色んな病気のリスクを誘発する可能性があることで、適切な治療へと至ることに期待が持たれています。

今回は厚生労働省が方針を決めた、「睡眠科」の中身について、ご案内します。

「睡眠科」の追加の概要。それで得られる効果とは?


病院が看板や広告などで宣伝できる診療科名は「標榜(ひょうぼう)診療科」と呼ばれ、厚労省が医療法に基づいて定義しています。「外科」「内科」「小児科」など単独で使用できるものが20種類ある以外にも、「脳神経外科」「糖尿病内科」など組み合わせで使用できるものもあります。それ以外の診療科も開設できますが、路上や駅での看板や広告などで宣伝ができません。

追加するには、関連学会の承諾を得た上で、厚生労働省の医道審議会に意見を求める必要があります。

①診療科名が判断しやすいか
②国民の求めの高い診療分野であるか


―などを満たしていることが、承認への前提条件となります。

専門医などで構成された日本睡眠学会の調査では、睡眠障害を治療する病院(およそ1200施設)の72%が「睡眠科」の「標榜診療科」になることを希望します。日本睡眠学会は日本循環器学会や日本呼吸器学会など関連学会から承諾を獲得できる様に調整を進めていて、2024年夏にも追加を求める要望書を厚生労働省に提出する予定だといいます。

これを受け、厚生労働省は早急に手続きを進める方針で、「睡眠科」の単独ではなく、「睡眠精神科」「睡眠内科」など組み合わせで「標榜診療科」にできる方式が想定されています。

参考:「睡眠科」を診療科名に追加へ、08年以来の見直し…不眠・無呼吸など「国民病」の治療期待 読売新聞(2024年)

現在、患者は症状に応じて、耳鼻咽喉科や精神科、小児科などに通院していると見受けられていますが、受診先を探しづらことが課題となっています。日本睡眠学会は「一目で判断できる診療科を求める需要は高いでしょう」と述べます。

こうした中でも、世間一般では睡眠への関心が日に日に上がっています。睡眠の質を高める効果を提案する乳酸菌飲料などが人気となっていて、調査会社の富士経済によりますと、睡眠支援市場は2015年の43億円から2022年には640億円に急拡大しています。

十分に寝ているはずなのに

私は大学中退後、面接を受けるも、150件以上2年間で落ち続け、メンタルが完全に病んで、崩壊し、その後約10年間引きこもりでした。

毎日の様に、寝てばかりの時間でした。身体が腐るのではないか?と思うくらい、寝ていました。

それでいて、メンタルはかなり不安定で、よく家出をしたり、母の携帯だけではなく、母の職場の専用ダイヤルに電話して、泣き続けたり、相当心身共に病んでいました。

約10年間寝続けたせいで、寝具は大層ボロになりました。

今は仕事をしている…。のに、過眠が酷いです。寝落ちして、それからお風呂に入ったりして、寝て、起きて、仕事に行って、それがだいぶ減ったものの、今でも寝落ちする日もあって。

特に2024年6月にほぼ毎日の様に寝落ちして、ハンドクリームと手袋をしない日が続いて、手に通常2〜3週間で自然治癒する汗疱が、難治性になって、一生付き合っていかないといけない病気が増えたのですが。

私は精神科の主治医に、「私、過眠症だと思うのですが、どうしたら良いですか?」と質問すると、「それは違うと思う。本当に過眠症なら、まず仕事に差し支える位、眠くて、仕事にはまず行けませんよ」と言われて、どうやら違うみたいです。

私は枕がずっと変わっていないのですが、枕にこだわる人も多いですし、逆に枕要らないとなって、それが背骨が曲がったりとかでしたかね?と、病気を誘発する可能性がある人もいると聞いています。

市場規模からしても、いかに睡眠が、多くの人にとって、大きな問題かが分かります。

病院に行くことに抵抗がある人もいますし、「睡眠科」ができることで、普通に誰でも行きやすい場所になると良いですね。


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