センスメイキング理論と統合命題
センスメイキング理論には重要な7大要素がある。これはアイデンティティ、回想、行為(働きかけ)、社会性、継続性、置かれている環境の認知、説得性である。
このうち、企業の統合命題が「社員の協力によって知を統合し、生きがいを生み出すこと」であることから、アイデンティティ、行為、社会性、継続性、環境情報の部分的認知を満たしている。
組織全体の意見をまとめ、生きがいを生み出す、というのは、全員の解釈を統合することにつながるからだ。センスメイキングはそもそも知の統合によって加速されるものである。
しかし、回想、説得力については不足する部分がある。そこで、重要となるのがバイオレット(越境型)パラダイムで説明したアートの活用である。ストーリーを用いてイメージを共有することで、過去の振り返りを行い、相手に説得する内容を伝えることができるのだ。
あとがき
センスメイキング理論とは、このCAIサイクルのこのIからAへと動かす「アート」の部分を指す理論だ。
つまり、センスメイキング理論が特にこのパラダイムでは重要になる。
そして、アートにとって、アイデンティティ、回想、働きかけ、社会性、継続性、環境情報の部分的認知、説得力である。
中でも、説得力については極めて主観的でかつ、ウォーターフォールで、エゴにまみれた世界観こそが重要である。
この考え方こそが、クリアライト組織から、もっと先のシンギュラリティ的なパラダイムにとって重要な真のウォーターフォール思考へと繋がっていく。
真のウォーターフォール思考は、確信に向かって一直線に突き進むという思考法である。これで大きな柱を一本立て、アジャイル(適宜修正、トライ&エラー)によって、それを固定していく。
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