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*振り返る*

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過去に思ったこと、過去を思ったもの
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#躁鬱病

母の役割

母の役割

父の世界では母も役を与えられていた

与えられていたのか
自ら望んで演じていたのか
それは彼女にしかわからないが

彼女は崇拝的に父を愛していた
やはり父の言うことは絶対で
父の言葉を私たちに伝えるときも
どれだけ父が偉大で私たちのために愛情を注いでくれているかを
伝えるべき言葉よりも大事なこととして
事あるごとに言われてきた

少なくとも私は
彼らから温かい愛情を感じたことはない
条件付きの愛情

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思い出の恋

思い出の恋

どうして忘れていたんだろう
急に頭の中に浮かんで、あれ?って思った

あんなに純粋に恋をしていたのに
記憶の奥底に押し込んでしまってた

彼は
私を好きだと真っ直ぐに伝えてきて
何を差し置いてでも私を優先してくれて
私が何をしても怒らなかった

それはとても楽で
顔色を伺うこともしなくてよかったし
気を遣って言葉を選ぶ必要もなかった

私が楽でいられるようにしてくれる
そんな彼を私も好きだった

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薬

『なんか調子いいかなー』

診察室に入って「どうですか?」の問に答える

あ、ということは私、上がってるんだ

薬が増えてイライラが少し治まっていたから
躁状態が抑えられていると思ってた

でもよく考えればわかる

だって

友達とのラインの返信が早いし
人との会話でも考えることを整理しなくても話せてる

なにより動ける
動くことが辛くない

景色の色が鮮やかに見える

たぶんスキップもできちゃい

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そのままの「私」

そのままの「私」

そのまんまの「私」がいい

すべてを受け止めるよ

そんなふうに言って

受け止めるだけのものを持ち合わせていた人に出会ったことはない

本当にそうできる人は
わざわざ公言などしなくても
行動で表してくれる

と、思う

受け止めてもらったことがないのでわからないけど

だから私は「私」を出さない
受け止めてもらえないと思ってるから

でも、ちょっぴり

期待して信じて
出してみて、伝えてみたくな

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お金の流れがわからない

お金の流れがわからない

この記事は私の「恥」を晒しています
「記憶」の整理のためでもあり
「私」への戒めになったらと思うものであります

もともと「私」はお金に関してどんぶり勘定的なところがあった

『なんとかなる』
的に、あればあっただけ使ってしまっていたように思う

社会人になってクレジットカードを初めて作ったとき
すぐに満額まで使ってしまい
月々の返済が8万円という事態に陥った経験がある

このときのことを教訓に

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求め続ける「誰か」

求め続ける「誰か」

曖昧な記憶を遡ると
いつからか「求めている誰か」がいた

私は
明るくて活発な子で
手のかからない子で
良いお姉ちゃんで
なんでもできる子で

そんな子供だった
両親が望む、そんな「私」だった

過去の私が泣いている姿を思い出そうとすると
それはいつもどこかの部屋のすみ
家具に隠れた場所であったり
押し入れの中であったり
とにかく誰かに見られないよう
注意をはらって泣いていたように思う
そんな「私

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作られた私と本当の私

作られた私と本当の私

「双極性障害」
その病名がつく前から接客業をしている

人を信じることができないのに
人と関わりたいという気持ちを持っていることが自分でも不思議で仕方ない

そしてその人たちに私は
「私」という人間を演じている

今思えばおかしいと認識できるのだけど
当時私は、職場が変わるとそこに合わせて自分のキャラを変えるものだと思っていた

当然、初日は様子を見るために
ニュートラルな「私」
その状態でひたす

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むずむず

むずむず

『レストレスレッグス症候群』

初めて聞いた時、なんでかレオタード姿の誰かを想像してしまった
まぁ、それは誰でもなかったんだけども

私の脳内の変換機能もなかなかおかしな具合になってきたな、と
今ではなんとなく笑える

『レストレスレッグス症候群』
またの名を
『むずむず脚症候群』

あんまりにもそのまんまなので説明はいらないくらい
文字通り、手も足もめっちゃくちゃにムズムズしてくる
例えるなら、

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摂食障害

摂食障害

と言っても

私の場合はほぼ過食
嘔吐はしない

ある程度の期間繰り返すと胃腸が弱り
拒食になる
程度としてはそんなに極端ではないのだけど

過食になるキッカケはたぶんある

「満たされたい」気持ちを
食べ物で埋めようとしてるんだと思う

どんなに食べても心まで満たされることはないのにね
それでも食べなければ落ち着かない
お腹なんてすいてもいないし
食べ過ぎで胃は痛いし

それでも、満たされたくて

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