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作られた私と本当の私


「双極性障害」
その病名がつく前から接客業をしている

人を信じることができないのに
人と関わりたいという気持ちを持っていることが自分でも不思議で仕方ない

そしてその人たちに私は
「私」という人間を演じている

今思えばおかしいと認識できるのだけど
当時私は、職場が変わるとそこに合わせて自分のキャラを変えるものだと思っていた

当然、初日は様子を見るために
ニュートラルな「私」
その状態でひたすらに観察する

どういうタイプの人がいて
ここで受け入れられるのはどういう人か
受け入れられないのはどういう人か

確認しながら「作られた私」を小出しにしていく
相手の「私」という人がどういう人という思い込みに合わせて、臨機応変に変えていく

そんなことを繰り返してきたら最終的に

私という人間は
すごくシッカリしていて
思ったことはハッキリ口に出して
曲がったことは大嫌い
正義感が強くて、責任感も強い
みんなを引っ張っていくリーダー

みたいな感じになっちゃってた
きっとそれが、人が期待する「私」
作られた「私」


たくさんの「私」を演じて
どの「私」もそれなりに演じられてしまっていたから
「私」ってこういう人
っていうものが自分でもわからなくなってしまった

今、私でいる「私」が本当の私であると
自分で言えない
そして、どの「私」も私なんだと
胸を張って言える自信はない


ここで書き記してあるような「私」がいることを伝えられるのはこういう場だから
普段周りにいる人に伝えたりすることはきっとできない
恐らく、一生見せることのない「私」


これが本当の「私」だったとしても


作られた「私」と本当の「私」の間で苦しめられたとしても




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イラストお借りしました♡︎
ありがとうございます(ㅅ´ ˘ `)☆*。


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