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復職チャレンジ🍙

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適応障害と診断されて早1年。 凸凹ライフも、周りの方々に支えられ大分平坦になってきました。 診察帰り、家に帰れず、公園で泣きながら食べた、おにぎりとジュースの味と、その時の気持…
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#振り返りnote

全部きっとアレのせい

全部きっとアレのせい

夜、布団や毛布にくるまっている時、ふと「明日」が不安に思えることがある。白菜の中心に立って微かな天井だけ見ている時間が、もし仮にあるとしたら、私は迷わず試すだろう。ひんやり冷たくてそれでいて静かで柔らかいのだろうな。

幸せなことに今の私は感情が戻ってきた状態だから、不安になったり、怖くなったりしてしまうのだろう。

でも、もしかすると最近天気予報の時間にお知らせされている気圧とか花粉とかのせいか

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日向が、陽射しが、尊い。

整理していた本の山から適応障害真っ只中の頃につけていた日記📓を見つけた。復職後に眺めるのは2回目のようで、文字列に蛍光ペンでハイライトが付けてあった。

それらを、どこか懐かしく思える今日に、感謝。

ぽんコツ子の成長

ぽんコツ子の成長

私は今でも偶に、自分自身のことを「ぽんコツ子」と呼ぶことがある。ドン小西さん的なイントネーションで、「ぽん•コツ子」である。

この呼称を使うようになったのは、1年半ほど前だろうか。定かではないが、休職期間中であったことは確かだ。
何をやってもダメなことが続き、「私は、ポンコツです。」と布団にくるまって泣きながら休んでいた頃だったと記憶している。

例えば、張り切って買い物に出かけたのに、スーパー

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仕事への意識が変わった一年

仕事への意識が変わった一年

私がnoteを始めたきっかけは、2019年から抑鬱状態(名前を充てるならば適応障害)で、気力も体力も落ちたことにあります。そこからの2年間はこれまでnoteに綴ってきたように、凸凹であり、かつ、平坦で凪のような日々でした。周りの何もかもが怖く、音や空間すらも、息苦しく感じることすらありました。

そんな時に支えてくれたのは、旦那さんやnoteの皆さんでした。noteには心優しい方々がいて、呼吸が辛

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強がりさん

強がりさん

これは、私のメモにあった、かつての私の懺悔の記録です。

「まだ働ける、みんなと同じように」
という思いを、たぶん私は心のどこかに持っている。

だから咄嗟に強がりな自分が出てくる。
で、後から気づく。

私そんなに強くないんだった。
頑張らないって決めていたのに。

そんなことの繰り返しだけど、
日々少しずつ前に進んでいることだけは確かだ。

だからうんと甘やかそう。
虚言までパッと出てくるほど

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非日常会話

非日常会話

日常会話は精神衛生上とっても大切。たとえそれが相手の姿の見えない電話であったとしても、物理的に離れている相手との会話であったとしても。他愛のない話でも和む。

でも、非日常会話は、一瞬ドキッとする。罵詈雑言であれば勿論そうなるのだろうけど、ふとした瞬間に、あまり親しくなった覚えのない方からかけられる言葉に最近しばしば動揺する。

そう、ご高齢の同性にモテている。たぶん。

「あら、あなた肌きれいね

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終わりと始まりの合間

終わりと始まりの合間

おやすみ9月、おはよう10月。一つ歳を重ねた、大好きな9月はあっという間に終わってしまった。でもまぁそれなりに満足度の高い1ヶ月ではあったかな。欲を言えば、会社と家の往復以外、その日ごとの回復のために寝ていたので、その生活を見直す10月にしたい。

ただ、生活を見直すといっても、必要だから睡眠をとっている訳で、その疲れの素(もと)を取り除かなければ、9月と同じか、それより酷い10月になってしまう。

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残業しないでね、と言われても、してしまうのは最早中毒?規定時間を超えたらすぐ帰る、が今の私に求められることなはずなのに。今やっといた方が楽、が脳裏をもやもや。
明日からまた脳内調整しよっと

疲れ果てて寝た夜に、必ず脳裏をよぎる事がある。

(取り戻さなきゃ、なにかしなくちゃ。)

でも、それをすると生活がぐちゃふにゃになることは既に経験済みなわけで。

そんな訳で私は今日も、眠くなるまで深夜にnoteを読んでいる

「みんないろいろある」の不思議

「みんないろいろある」の不思議

「みんないろいろあるから」といわれるのと、
「みんなどんどん背負うものが増えて、段々下ろしていくんだよ。」といわれるの、あなたはどちらが良いですか?

私は後者の方が響きます。なんだか納得できるから。自分の周りを見渡す度、その人たちにとって、何が大変で、その身に何が起きているのかよく分からなかった。

でも、階段を少しずつ登ってきて、後ろを振り返ると、(あぁ、こういうケースや悩みもあったのか)とわ

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取り戻そう、とは思わない

復職してよくよく分かったこと。
「取り戻そう」などと思わない方が身の為だ。

「取り戻そう」と思っている何かしらが、これまでの経験に基づくものならば、もう身に染みて、染み染みなのだ。だから、埃を被った引き出しの方からココだよ、と教えてくれたりする。

なにが言いたいかというと、自分で培ったものは、ちゃんと肥やしになっていて、誰にも奪えない、かけがえないものとして自分の中に在る、ということだ。
だか

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心の栄養を摂取する

心の栄養を摂取する

「栄養」というのは、食べ物だけから摂れるものではない、と私は思う。それは、形を変えて、姿を変えて、私の中に染み込んでくる全てのものを指しているのではないか。

誰かと交わした温かく何気ない言葉たち。
擦り寄ってきてくれる、モフモフの猫の姿をした師匠。
自分の好きな髪型や服装。
自然の中で地形に足を合わせながら歩く時間。
家族で過ごす無防備で気の許せる空間。

いろんなものに身を浸すと、ひとりで暮ら

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私のなかのキライを噛みくだく途中

私のなかのキライを噛みくだく途中

あなたには嫌いなものはないだろうか?

グリーンピースが嫌い、
脂まみれのフライパンを洗うのが嫌い、
親が喧嘩している場面に遭遇するのが嫌い、等々。

全部好き、と屈託なく言える人は中々少ないと思う。
逆に、あんまり気にならない、という人はそこそこいるかもしれない。

何故こんなことを書いているかというと、私は「嫌い」と感じている場面を、やんわりとベールで包んだ「苦手」という表現でやり過ごしている

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あの人がくれたチケット

あの人がくれたチケット

あの日、私は、ある人からチケットをもらった。
私はそれを、今でも大事に、社員証入れに入れている。
何故ならとても大切で温かみのある物だから。

見た目はなんの変哲もない小さな紙だけれど。

その「ある人」との出会いは、
リワークプログラム参加初日のことだった。

「ここ、ちょっと変わってますよね。」
と、彼女は言った。

それが、私に向かって放たれた言葉だ、
と気づくのに、暫し時間を要した。

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