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心の栄養を摂取する

「栄養」というのは、食べ物だけから摂れるものではない、と私は思う。それは、形を変えて、姿を変えて、私の中に染み込んでくる全てのものを指しているのではないか。

誰かと交わした温かく何気ない言葉たち。
擦り寄ってきてくれる、モフモフの猫の姿をした師匠。
自分の好きな髪型や服装。
自然の中で地形に足を合わせながら歩く時間。
家族で過ごす無防備で気の許せる空間。

いろんなものに身を浸すと、ひとりで暮らした時間に知らぬ間に進行した痛覚の鈍化が癒えていく。
作業として食べていた食事や、身体機能の欲するままに取っていた睡眠。そのうちに、体調はどんどん悪くなっていた筈なのに、今は何故かそんな問題たちですらクリアになりつつある。

詰まるところ、QOLとは、栄養の質で決まるのだろう。
自分ひとりで頑張る必要などなくて、周りに頼りながら栄養をとって生きていこう。
尊敬と感謝の気持ちを忘れずに。

連休明けの朝に思う。