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#3 卵を食べていたら、、 

食材の残りもので美肌づくり。やってみませんか?

食材が持つ美容効能を研究し、現代人が生活に取り入れやすい内用・外用方法を紹介している人です。

Yucca's Kitchen 

活動理念として、「自分中心のライフスタイル」の大切さを手作りの生活を通して伝えています。
手作りには4つ無形の価値があり
・伝統文化の継承
・時間の流れを変える
・食材への感謝
・癒やしの効果

というように、手作りの4つの無形の価値の一つに、食材への感謝をあげています。食べ物の持つ効能を知ることは全ての入口になります。自分の食事の選択が理にかなったものになるだけでなく、食材への感謝から、なるべく捨てずに有効活用したいな、ロスを減らしたいなと思うきっかけになると思います。

とくに、私の好きなおばあちゃん知恵、美容法には、調理の際に残ったものが大半です。お金をかけずに試せるのが良いですね。今回は「卵」


卵の栄養

よく"完全食品"といわれる卵ですが、栄養素では食物繊維とビタミンCだけ欠けています。しかし、他の必要とする栄養素はすべてバランスよく兼ね備えています。また、穀類に不足しがちなアミノ酸の一種であるリジンを多く含んでいるので、ご飯との組み合わせがピッタリです。

栄養価の高い卵は、栄養補給、老化防止、美容、健康維持に欠かせない食品です。まず、風邪のひきはじめに「卵酒」を飲めばよいという民間療法は有名です。

卵酒

強壮作用をもつ卵と、発汗作用をもつお酒、すぐにエネルギーに変わる砂糖が、体を芯から温めます。和製ホットカクテルです。海外でも、その土地のお酒と溶き卵を組み合わせたものが民間療法として伝わっています。オランダに伝わるのがブランデーベースの「アドヴォカート(Advocaat)」。それをミルクで割ったカクテル「エッグノッグ(eggnog)」は、ミルクセーキに近い味わいです。

卵酒以外にも、昔ながらの風邪対策には、体を温め発汗を促すものが多く見られます。体温を上げることの重要性を、昔の人はよく知っていたのでしょう。また、卵の白身には、風邪薬の成分にもあるリゾチームという酵素が含まれています。 

材料


日本酒 1/3カップ
卵 1個
砂糖 大さじ1/2

作り方
1 酒を火にかける
鍋に日本酒カップ1/3を入れて煮立たせ、アルコールを飛ばす。

2 卵を溶く
コップに卵1個を溶きほぐし、砂糖大さじ 1/2を加えてよく混ぜる。

3 酒を入れる
2のコップに、1の酒を注ぎ入れて、よく混ぜればできあがり。

卵の美容法

そのほかにもいろいろと活用されています。

卵黄

卵黄ヘアパック

卵黄には、含まれる成分はアンチエイジング効果が高いレシチンやビタミンがたっぷりです。皮膚の細胞を活性化してしわや肌荒れを防ぐ働きがあります。卵黄は髪の毛のトリートメントとして使えます。よくかき混ぜた卵黄をシャンプー後の髪にまんべんなく塗り、5分ほど蒸しタオルしたあと、ぬるま湯で洗い流します。パーマなどで傷んだ髪に効果的です。egg hair mask と検索すると、海外の方も沢山実践していらっしゃいます。

卵黄フェイスパック

新鮮なまま利用しましょう。ワンランク肌の色が明るくなります😳

作り方
黄身1個に対し、小麦粉大さじ2、水を大さじ1を加えながら練ります。
*固さは、手の甲などに塗ってみて、たれ落ちなければOKです。

パックの塗り方
コットンなどに置いてから顔に貼ると便利です。目と口のまわりは避け、10分ほどたって、つっぱる感じがしてきたら、水かぬるま湯で洗い流しましょう。

卵白

卵白には、肌の再生を促す塩化リゾチームという酵素があります。

メレンゲ


こちらはヘアパック、フェイスパックになり、よくかき混ぜた卵白で地肌をマッサージしながらシャンプーすると、パサついた髪の毛がしっとり、お肌の毛穴がしまります。この時、砂糖や黒蜜を少量入れると良い保湿剤になります。

卵の殻の薄皮

卵の薄皮には保湿成分のヒアルロン酸が多く含まれます。ヒアルロン酸には高い保湿性があり、肌や関節のつなぎ目、眼球、脳などの水分を保つために欠かせない働きをしています。

とくに皮膚に関して、肌の新陳代謝を高めるため、シミやソバカスに効果的です。
メラニン色素を生成する細胞まで浸透し、紫外線をブロックします。また、表皮と真皮の下の線維細胞にできたすき間を底上げして肌の弾力を保つ働きもあります。

薄皮の絆創膏

生卵の薄皮を傷口に貼ると、菌の付着を防ぎ、早く皮膚を回復させるといいます。卵の殻は、水は通しませんが、空気はしっかり通す、絆創膏のような細かいメッシュ構造です。そのため、薄皮には人の肌と似た成分が含まれ、表皮細胞の再生に役立ちます。昔から広く知られている民間療法で、江戸時代、傷が絶えなかった力土は、生卵の薄皮を体に貼っていたようです😮

体にペタペタ卵がついたのを想像すると面白いです😄

作り方
卵の殻の内側を水でよく洗う。
容器に水を張り、殻を浸ける。(こうすると剥がしやすい)
薄皮をはがして患部に貼る。

薄皮の化粧水

さすがに薄皮をペタペタ貼るのは抵抗があるものです。😅そこで、化粧水をご紹介します。薄皮の栄養は、焼酎に漬けることで成分を抽出できます。薄皮は一度に集められなくても、卵を使う度に追加して足していけば良いです。

材料
生の卵の薄皮(茹でたものは有効成分が失われています。) 10個分
焼酎 200ml
精製水 100ml
グリセリン 小さじ2

作り方
卵の殻をよく洗い、薄皮をはがす。水分を拭き取りよく乾かしたら、密閉容器に入れて焼酎を注ぎ1週間ほどおく。使う度に足していくため厳密に一週間でなくても◎冷蔵庫で保存がおすすめ。ここから大さじ1を取り分け、精製水とグリセリンを加えて混ぜる。

保存期間
焼酎漬け 冷暗所で1年
化粧水 冷蔵で2週間

使い方
コットンか手にとるか、スプレー式ボトルで吹きかけ、パッティングする。

私ファーストの幸せ

今回は、卵にまつわる民間療法はじめとする活用方法を紹介しました。「こんなこともできるのかあ。」と、あなたの新たな発見になりましたら、私は満足です。試していただくても、小さな気づき、食材の小ネタは身の回りの食材の見方を少し変えるはずです。

料理やコスメづくり、また食習慣には「しなくてはいけないもの」といった義務感はいりません。

「たまには手作りしてみようかな」、「たまには健康的な物を作ってみようかな」という気持ちで、気軽に向き合ってみると、いつもより心地よい日々を過ごせるかもしれません。

それが、内側からも綺麗にいる秘訣であり、「自分らしく生きること」だと思います。

現在は、化粧品と料理のレシピブックを執筆中です。また、民間療法を伝承するためのインタビュー活動をしています。そして、食材からできた化粧品作りを目標として活動しています。私の活動を通じ、少しでも多くの人の健康を、内外両方から手助けしたいと思っています。まだ駆け出しですが、頑張っていきます。

興味を持って下さったら、ぜひいいねよろしくお願いします。それでは、お読みいただきありがとうございました✨

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