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#マーケティング
SNSマーケは”BUZZバズる”より”PUZZLEパズれ”
熊本県内の成功事例を2例とともに、地域の地域による地域のためのSNSマーケティングの方向性について考えるセミナーを開催した。定員45名満席となり、関心の高さを実感した。その概要を紹介する。
マスメディアからのシフト(SNSの台頭)
上図のように、この20年で日本の広告界(プロモーション業界)は大きく変動している。4大マスコミ⇒インターネット広告へ大きくシフトが起こっているのだ。このインターネ
”マーケティングと脳科学の両方に詳しくならねばならない”読書note116『「欲しい!」はこうしてつくられる』マット・ジョンソン&プリンス・ギューマン著
この本は、いわゆる消費者行動研究や行動経済学に基づく、”人を動かす”ポイントを様々な角度から紹介してくれている。神経科学者のマット・ジョンソンとマーケターのプリンス・ギューマンがタッグを組んで書いている。
1.食べているのはメニュー(つまり、情報)
人はパテとドッグフードの区別をつけられるか?という実験結果は、ドッグフードを当てられた人は一人もいなかった。
白ワインに食紅を加えて赤くした赤ワイ
勝手に「Why to」マーケティング 〜新聞編〜
ある経営セミナーに呼ばれて「アフターコロナに向けたマーケティング視点」という話をしてきた。その中で取り上げた、大きな変化の中、企業はその存在の本質を再定義するWhy toマーケティングの発想が必要と指摘した。事例として取り上げた新聞の事例を膨らませてみたいと思う。
「Why to」は、自身のサービスの本質的価値を問うこと!変化の時代のマーケティングは、How toでは乗り切ることはできない。生活
ブランドは誰のもの? ブランドは2種類存在する。「在る」ブランドと「成った」ブランド <B.C.ブランド(紀元前)とA.D.ブランド(紀元後)>
ブランドやブランディングを考える時、商品やサービスはいつブランドに変わっていくのかという事が気になる。新ブランド発売とか発表とか、企業はよくイベントをやるが、その時点では未だブランドではなく、商品やサービスなのではないか、消費者に知ってもらって使ってもらってユーザーが生まれて、愛用してもらって初めて「ブランド」と言えるのではないか!と思っている。でも、「我が社には○○ケのブランドがある」「これが当
もっとみるこれぞ、クロス・マーチャンダイジング!
最近、テレビCMでよく見かけて気になっている新製品がある。あの”あごだし”で有名な久原(くばら)の「博多発 めんたいポテトサラダキット」である。
おうち居酒屋と銘打った「博多居酒屋風キット」というじゃがいも2ケだけあれば、本格的なおつまみが作れるというものである。コロナ下で家にいる事が多くなった状況を捉えての新製品だろう。
とにかく美味そうと惹かれ、さっそく近所のスーパー「ハローデイ」に行って
マーケティング発想の基本「鳥の目、虫の目、魚の目」(ライオン:オーラルケア時代の記憶)
マーケティングだけでなく、ビジネスの基本として、多角的に市場を捉えることが重要である。商品やサービス、その顧客など対象に密着する視点「虫の目」、市場や周辺、さらには生活全般といった俯瞰した視野で眺める「鳥の目」、そして、時間の流れ、流行といった歴史的観点から眺める「魚の目」(”うおのめ”でない、さかなのめである)。
最後の「魚の目」、時系列で変化を捕まえたり、歴史的視点で潮流を把握するということ
逆算マーケティングで仮説力を!
先日(3月24日)日本マーケティング協会九州支部主催オンラインワークショップで「仮説力・企画力トレーニング講座」を開催した。逆算マーケティングというやり方でヒット商品を勝手に分析し、仮説力企画力を身に付けようという内容である。ここに簡単に整理してみたい。
1.マーケティングのプランニングの基本型マーケティング計画は、➀目標設定のための環境分析⇒➁商品/サービスのSTPの設計⇒➂商品/サービスのコ