- 運営しているクリエイター
記事一覧
SNSマーケは”BUZZバズる”より”PUZZLEパズれ”
熊本県内の成功事例を2例とともに、地域の地域による地域のためのSNSマーケティングの方向性について考えるセミナーを開催した。定員45名満席となり、関心の高さを実感した。その概要を紹介する。
マスメディアからのシフト(SNSの台頭)
上図のように、この20年で日本の広告界(プロモーション業界)は大きく変動している。4大マスコミ⇒インターネット広告へ大きくシフトが起こっているのだ。このインターネ
”マーケティングと脳科学の両方に詳しくならねばならない”読書note116『「欲しい!」はこうしてつくられる』マット・ジョンソン&プリンス・ギューマン著
この本は、いわゆる消費者行動研究や行動経済学に基づく、”人を動かす”ポイントを様々な角度から紹介してくれている。神経科学者のマット・ジョンソンとマーケターのプリンス・ギューマンがタッグを組んで書いている。
1.食べているのはメニュー(つまり、情報)
人はパテとドッグフードの区別をつけられるか?という実験結果は、ドッグフードを当てられた人は一人もいなかった。
白ワインに食紅を加えて赤くした赤ワイ
“天草産レモン味「夏ポテト」限定発売”駅伝型6次産業で地域発の商品化
数年前に携わった「天草ならではの付加価値商品開発」プロジェクトで検討した、地域の特産品を1.5次産業を起こして使いやすく加工して、次工程(2次産業や3次産業)へ接続するというアイデアを、その後地元で実現すべく起業したKittoo社の天草レモンピューレを使ったポテチが日本を代表するメーカーカルビー社から中四国・九州・沖縄限定で発売された!!
駅伝型でつなぐ6次産業化の考え方はこうだ!
原材料から加
”解決策を提示するチャンス”読書note98『落合陽一34歳、「老い」と向き合う』落合陽一著
この本は、高齢者や高齢社会を相手にするビジネス・開発の機会について述べた本である。
「診断」と「人を診る」がずれてきた。患者さんの顔を見ずに、検査の結果だけを見る、猛烈にデータ寄りになってきている。
二人称的な問題は、まず自分で体験することが大事です。(養老孟司)
社会がシステム的に触覚を拒否し、脳の中心溝より後ろの頭頂葉あたりの、感覚を統御する部分を使わないよう仕向けているんですよ。感覚か
勝手に「Why to」マーケティング 〜新聞編〜
ある経営セミナーに呼ばれて「アフターコロナに向けたマーケティング視点」という話をしてきた。その中で取り上げた、大きな変化の中、企業はその存在の本質を再定義するWhy toマーケティングの発想が必要と指摘した。事例として取り上げた新聞の事例を膨らませてみたいと思う。
「Why to」は、自身のサービスの本質的価値を問うこと!変化の時代のマーケティングは、How toでは乗り切ることはできない。生活
”「わからないこと」にどう立ち向かうか”読書note88「ヘンな論文」サンキュータツオ
今年もコロナで活動自粛が続き、卒論に取り組む学生たちはフィールドワークがほとんど出来ない状況で、卒論テーマを再考する者が多くいる。そんな学生と接していて、衝動買いを研究したい、ゲームメーカーの戦略を研究したい、など獏としたままで先に進めない状態に陥っていることに気付いた。つまり、卒業研究するに値し、残りの時間で間に合う(卒業に関わるため、重要な問題である)”適切な問い”を立てられないのである。
ブランドは誰のもの? ブランドは2種類存在する。「在る」ブランドと「成った」ブランド <B.C.ブランド(紀元前)とA.D.ブランド(紀元後)>
ブランドやブランディングを考える時、商品やサービスはいつブランドに変わっていくのかという事が気になる。新ブランド発売とか発表とか、企業はよくイベントをやるが、その時点では未だブランドではなく、商品やサービスなのではないか、消費者に知ってもらって使ってもらってユーザーが生まれて、愛用してもらって初めて「ブランド」と言えるのではないか!と思っている。でも、「我が社には○○ケのブランドがある」「これが当
もっとみる