丸山泰
日用品メーカーでマーケッターとして働いた後、大学でマーケティングを教える教員をしています。マーケティングとは、「人を気持ちよく動かす”仕掛け、仕組み、考え方”」であると定義しています。”人を動かす”文章は書けませんが、自分が動かされた本やヒト、コト、ものについて、書いていければ。
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”マーケティングと脳科学の両方に詳しくならねばならない”読書note116『「欲しい!」はこうしてつくられる』マット・ジョンソン&プリンス・ギューマン著
この本は、いわゆる消費者行動研究や行動経済学に基づく、”人を動かす”ポイントを様々な角度から紹介してくれている。神経科学者のマット・ジョンソンとマーケターのプリンス・ギューマンがタッグを組んで書いている。 1.食べているのはメニュー(つまり、情報) 人はパテとドッグフードの区別をつけられるか?という実験結果は、ドッグフードを当てられた人は一人もいなかった。 白ワインに食紅を加えて赤くした赤ワインと白ワインの2種類をソムリエに感想を求めたところ、にせの赤ワインについて本物の