トヨタ自動車とボーイング「Keep BOING」
モノづくりの会社で突出した
株式時価総額を抱える
トヨタ自動車 と
ボーイング
しかし二つの企業の前途は・・・
天地ほどの差がある
ボーイング社が「やっちゃった会社」
だと知っている日本人は案外少数派です。
エアバス社が誕生した理由は・・・
BOEINGが強すぎたせいだ
あまりにも極端な一強によって・・・
弱者連合を結成しなければ
ヨーロッパの航空機産業はすべて
アメリカの軍門に下る・・・
そんな危機感から・・・
フランス・イギリス・ドイツ・・・
欧州各国の
航空機製造会社を束ねた原動力は
そんな負のチカラによって結集されました。
貴方は金儲けが上手ですか？
そんな質問を不躾にされたら・・
伝統ある欧州や日本の企業は・・・
当然たじろぐでしょう。
一方で・・・生き馬の目を抜いて成長する
アメリカの第一線企業は
同じ質問をされたら・・・
「利益を上げる事が企業の本質です。」
と答えるででしょう。
金儲けが不得意な・・・・米国企業は消え去るのみ。
マッカーサーも真っ青サーな返答ができなければ
企業としての存続価値はない！
老企業は消えさるのみ。
アメリカ市場でそう判断されたら・・・
企業価値は毀損する・・・その流れは抗しがたい。
アメリカだけでなく・・・
日本・中国・ヨーロッパ・・・
企業はすべて営利集団
利益を度外視して社会に奉仕します・・・は
営業手段として
超インパクトなフレーズ・・・
「ウソも方便」
とは言い過ぎでしょう。
利益を度外視する企業は・・・
淘汰される運命にあります。
企業は理想と同時に商品をうらなければ存続不能です。
盛者必衰のことわりは企業の宿命
２位じゃダメなんです！
あの日本の政治家は
「狙って２位が取れると本気で信じている奇特な方で
すっかり存在感が２位以下です！」
２位がとれる会社は・・・１位が狙える会社だけです。
結果としてその順位に甘んじているだけ。
とある政党は・・・
政権与党がこれだけ失策を演じても・・・
「じゃあ〇〇党にまかせて見よう」とはならない。
競争社会の現実に・・・
大半の国民はさらされている。
実感がないのはあの方たちだけだ。
とある政党は・・・
残念ながらあの方々がいる限り・・・
失地はいつまでも失地で回復しない？？？
BOEINGの失策は・・・
二番手・三番手を淘汰すれば
自分の地位は盤石だ
と思いあがった瞬間に始まった？
当時・・・エアバス社の実力は・・・
どうってことなかったのです。
マクダネルダグラスを傘下におさめれば
米国内では競争相手は消滅する・・・
それはその時点では正しい判断でしょう。
でも・・・競争がない企業は成長の果実も・・・
食べられない。
誰かに見られるから・・・自分の体形が維持できる。
人前に出ないと「ついつい正月太り」
それに似ている構造？？？かもしれまん。
米国内で競争が無くなった結果・・・
競争力も闘争心も
BOEINGから失われた。
コロナで需要が喪失した時
あろうことか熟練工の大量解雇・・・
「企業として儲かる目途が経ったら再度雇用すれば良い・・・」
熟練工は明日突然現れると・・・
元技術者は再雇用に・・・
賃下げでも応じると・・・
本気で思っていた経営陣は
万死に値する失策を・・・
わずかな利益のために・・・実行した。
長年会社へ奉仕した労働者を
たった数億ドルの利益のために・・・
路頭に迷わせた経営者が
「BOEING社の企業価値を理解できていなかった」
結果として現在の
BOEING社の危機を招いているので
自業自得の結果です。
「アメリカ式の雇用制度が正しい」と
有名大学教授から大臣になった方が
テレビ番組などで時折強弁しますが。。。
「日本もレイオフできるほうが雇用が流動化する」
という彼の思う通りにならなかったから・・・
日本経済は少しだけ立ち直った。
総務大臣にまでなった某教授は
当時の言説を封印し
何事もなかったように現在もテレビに出演しています。
簡単に首を切る会社に
シンパシーを感じる従業員なんていない
恨むだけ！
明日からどうやってローンを払うのか？
路頭に迷う日々
苦しみを与えた側には
当然知るよしもない。
そんな時
「Amazon社員大量募集」
という案件が同一地域であれば・・・
優秀な社員ほど
未来のある企業へ雪崩をうつ・・・
エアバス社は・・・
寄せ集めの企業であるからこそ
核心的な設計と
在来の工法と従来の固定観念を度外視し・・・
新設計の飛行機を
革新的な工場で生産した。
一方のBOEING社は・・・
丁度いい大きさの７３７型機を
持っていたばかりに・・・
基本設計が古いのに・・・
小手先の改良だけで安く済ませ・・・
設計を一から見直すコストより・・・
現状の手作業中心の製造法に固執し・・・
熟練工員の大半を解雇した・・・
質の下がった工場で
品質が維持できない生産をつづけた。
しかも・・・
機械化できない古い設計のまま
コストの安い工法は人件費のカットで・・・
古い設計
それでも品質が担保されると
経営陣が本気で思っていたのなら
お気楽すぎ・・・
巨像が足元のアリンコに逃げ惑う
品質が低下し・・・
事故をまねくと進言した技術幹部まで更迭し
そのあと大事故・・・
犯罪に近い社会への背信行為です。
失敗が予想できるのに
コスト低下に奔走するのは
カネの亡者としての本能か？
閻魔様が舌なめずりして・・・お待ちかねです。
自分たちが製造する機械がどれほど
安全性を必要とする「航空機」
であるのか考慮せず・・・
結果はご存じのとおりです。
トヨタ自動車は同じ失敗をしない・・・
とは言い切れません。
経営陣が利益ばかりに注視すれば・・・
BOEING社の二の舞になりかね・・・。
ダイハツや日野自動車の失策を見れば・・・
利益は安全より大事・・・
そういう判断に傾く危険性がトヨタにだって・・・。
利益は結果として上がるもの・・・
豊田喜一郎はその点を間違えることは
決してなかった。
孫の豊田章男氏はどうだろう？
BOEING社の失敗を章男さんはどう思う・・・
未来の日本をトヨタ自動車に任せてよいのか？
日本一クルマが好きな経営者で・・・
小生が尊敬する日本の経営者として
正しい答えを出してくれる事を
心の底から願います
トヨタ自動車が失敗する日本なら・・・
未来はないので
一族郎党他国へ脱出せねば・・・
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