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モリタク新年大予想!日経平均3000円を…斬り捨て御免

森永卓郎さんの年初大胆予想では

「日経平均株価は2025年3000円になる」

そうです。


「資本主義は矛盾だらけ!もうすぐ終わる」

「庶民は株を売り現金や預金を保有すべき」


これは正しいのでしょうか・・・

答えは間違いです。


その理由は・・・

森永卓郎氏が自由に発信できているからです。

その環境こそが資本主義が育んだ
自由主義経済と社会の恩恵です…

もしも・・・共産主義国家で同じように


「政府批判や官僚政治家を批判したら?」

森永卓郎氏は99.999%牢屋へブチ込まれます。
発信どころか生命の危機です。

森永さんや大手メディア・言論人や小生を含むnote作者やSNS利用者が

政府や政治家・官僚を批判できる

のは・・・自由な社会だからです。

モリタク氏の言う通り

日経平均・・・
日本経済新聞が選定した225銘柄の平均値
3000円になる状況では
「通貨の信任もない状態」が予想される・・・
「日本銀行券の価値を誰も信じないハイパーインフレ」です。
だから株で持っていても現金で持っていても

「事実上かわりません」

日経平均に採用されるような
日本の企業の株価がほとんど額面割れになる経済状況では・・・
日本はベネズエラやジンバブエが経験した
悲惨な経済状況だと思います。


小生の説明では不十分ですが・・・
自分でも何を言っているのか…不明です。
傍若無人に知ったかぶりを述べます。

もしも…バランスシートの右方(借方)が
例えば負債50億資本50億合計右方100億という企業は
左方(貸方)の資産も100億あります。
そうでなければバランスしないからです。

資産と資本の違いは…
資産は現金・預金・他社の株券・在庫品・売掛金の未回収分
などで…左方(貸方)に記載されます。
右方(借方)の負債は
短期・長期借入金や掛け買いの未払金
などと世間では通常「借金」と呼ぶ金額と
株主などが投資してくれた資本の合計です。

会社の価値は
現在の株価×発行株式数=時価総額で見るのが一般的ですが…

「みんな同時に…イッセイノセ」
で売ろうにも…
日経平均採用企業の株を大量に買ってくれる相手はいないでしょう。
だから結果として時価で売ることができるのは
「値が崩れる直前に売れた一部の株主だけ」
という状況になります。


株の経験がある方ならご存じでしょうが・・・
板と呼ばれる気配値のボードに
大量の売り注文が出たら・・・株価は暴落的に下落し
安全装置が働いて売り注文がストップになります。

2025年1月17日の終値では
時価総額が一番低い225番目の日経平均採用企業でも

時価総額1300億円

それほど大きな企業の株式の平均値が日経平均です。
株主が一斉に売るのは理論的にも不可能です。

「エヌビディアの時価総額が3兆ドルもあるのはおかしい」

と森永卓郎氏はラジオ番組などでカミツキますが…


「時価総額は他企業と比較するモノサシ」

です。
その数値が実際の企業価値ではなく
「株主が全部時価で売れたと仮定=時価株式の総額」です。
現実の企業価値とはズレが生じます。

例えばAMDやインテルなど同業他社と比べるのに便利な数値ですが…
バフェットさんでも「一社丸ごとお買い上げ」はできない。

企業の価値は時価総額だけではなく…

純資産や魅力的な商品価値
様々な生産手法や従業員…そして顧客層

それらの価値で決まるというのが経済学や経営学的な視点です。

個別株は当然上がったり下がったりします。
小生のようなボンクラは企業の価値を見抜くチカラがない…
だから金持ちにはなれません。


森永卓郎さんのような

「自由な発想でモノが言える社会だから…」

日経平均採用企業を頂点とする
日本の企業は様々なサービスや商品を社会へ提供して…
魅力的な日本社会を育む。

結果…
そんな日本を訪問する外国人観光客が大勢つめかけ…
インバウンドで9兆円も使ってくれる。

その9兆円は…社会を血液のように循環し
観光や運輸業界以外の様々な社会へ潤いを与え
その循環によって・・・日本全体が成長します。

そうすると更に魅力的な日本へ外国人韓国客観光客が・・・・

これが需要創造や波及効果などと呼ばれるものです。

日経平均採用225社のなかには・・・
個別の会社は当然失敗や判断ミスもする
おそらく30年後には
日経平均組み入れ企業の2割や3割は入れ替わっているでしょう。
人間と同じで企業にも寿命があります。
100年続く会社はただの長生きではなく
「その価値を維持できたから生き延びた。」

企業に人間のような平均寿命を採用したら・・・
乳幼児死亡率がめちゃくちゃ高くなります
小学校も卒業できない企業が多数存在する・・・
平均寿命は20歳から30歳程度です。

新陳代謝は必要であり企業はつぶれるからこそ
「ダメな企業で働き続ける社員」を救済できる。
その側面は否定できない・・・

多数の会社がつぶれることは社会不安を増長される危険な局面です・・・
社員には愛着のある会社がなくなるのは悲しいことです。
しかし。。。それは社会へもたらす影響がマイナスだけではないという視点も重要です。


株価の上がり下がりだけを問題にする
そんな識者やマスコミにあえて軽傷。。重症。。。
警鐘をならせば!

株価は必ず下がるもの

ただし一方向に下がり続けたら
森永卓郎氏の言う「資本主義のおわり」を迎え
世界は封建的・権威主義的世界へ逆戻り・・・

資本主義よりもっとステキなイケメンや美女があらわれ

「みんなで共同幻想をいだける新しい概念」

が誕生するまでは・・・
期間限定「お得なオマケつき」で資本主義は明日も販路を拡大するでしょう。

モリタクさんへ忠告するなら・・・

森永卓郎氏は
「バットは振り切れ!」とラジオで常に発言するので
あえてバットを振り切れば!

「日本株を売ってそのお金を日本円以外の外貨へ振り分ける」

とモリタク氏は発言しなければつじつまが合いません。
日経平均採用企業225社ほとんどが失敗する経済情勢なら
日本の紙幣も・・・電子的な数字も全部くずになる。

当然モリタクさんも日本とおさらばです。
次は英語の本か中国語の本を書く必要があります。

株は下がるから…安く手に入る

逆説的には「それもチャンスです。」

「時価総額は企業の価値」ではなく比較するためのモノサシ…

60センチのモノサシと15センチのモノサシでも
1センチは同じです。
小さなモノサシだって…測る基準は同じcmか㎜

企業に価値があれば…モノサシの長さは問題ではない


エヌビディアの時価総額は3.37兆USD(525兆円)ですが・・・
エヌビディアの総資産は
FY2024(2024会計年度)で
657億USD(10兆円)です。

実際価値は50分の1・・・
決算書の数字だけでは説明がつかない。
たくさんの投資家が株式を通じてお金をだす意味は…

「もしかしたらもっと新しい価値を生むかもしれない…」というファンタジー

株式の価格は
「現在の価値ではなく未来の成功を織り込んだ価値」
です。
「50倍になるかもしれない」というのも共同幻想

「10分の1になる」というモリタク氏の発想も
共同幻想である・・・お金を基準にした考え方です。


お金・・・経済とも読み替えられますが・・・
数字と紙切れの価値を…信じるのは
みんなで共有するファンタジーです。

製品や労働を…紙切れと交換する以上は
小生もアナタも…モリタク氏すらも…
共同幻想に絶賛参加中です。

通貨の信任が失われる社会は
中世以前の物々交換へ逆戻りを意味します。
また珍しい石や貝殻と交換を再開しますか??


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