ふくせんかいしゅうは
【複線改修】や
【複線化ウイッシュ】ましてや
【吹く旋回周】ではありません
【伏線回収】のことを差すのは明確です。
ほのめかしを回収するのは
推理小説の王道です。
伏線回収する推理作家といれば
ジェフリー・ディーヴァーでしょう。
四肢が全て麻痺しているのに
明晰な推理で犯人を追い詰める・・・
それは文章構成で・・・
捜査官のリンカーンライムが
自分の横に座って頭の中身をすべてさらけ出している・・・
フリをして作為的に見落としている重要な事象を
あとでダンス捜査官に気づかせる
しかしコインの裏と表が・・・
どちらがオモテなのか知らないと引っかかるような
単純な心理トリック※が人間の認知バイアスにいかに効果的に作用するのか?
トリックとは
「見落としがちな罠にはまると」
推理小説を好まない方誤解していますが
良質な推理小説ほど
「ここを注意してください!今からですよ・・」
と注意を惹きつけて・・・トリックを繰り出す。
まるで鉄道ダイヤが大スキな鉄道ファンを
「日本海縦貫線は複線線路と単線線路が複雑に絡み合って・・・」
と前振りして・・・
新発田駅で羽越線と白新線でワナをしかけるような
巧妙なスジで読者を「あ!といわせる」※
話のスジも鉄道のスジも・・・
誰にでもわかりやすく理解できるのが理想だと
小学校や中学校では習います。
でも・・・わかりやすい話が納得のいく話とは限らない。
難しい話でも少し戻って読み返すと理解できる・・・
納得できる場合もある。
推理小説とは違って
「わかりやすく丁寧に説明する学問」は
簡単だと思われがちですが
「難しい学問ほど平易な説明には能力がいる」
その詳述の過程で
「解釈がはっきりと成立・固定されている」場合は別として
公定歩合や円ドルレートのように
「高いほうが望ましいのか?低いほうが望ましいのか?」
メリット・デメリットが交錯し・・・
「これが正しい!」
と決めがたいことは多数存在します。
推理小説を読む!
特に高校生や大学生へ小生はお勧めしたい。
世の中には見え透いた詐欺や危ない商売だけでなく
「相手の常識や倫理・知識などの盲点」
を突いて・・・
巧に自分たちの都合が良いほうへ誘導するキケンな集団が存在します。
ジェフリー・ディーヴァーの良さは
「あ騙された!」と理解したあとで・・・
アタマを抱える必要がないことです。
社会には欺瞞があちこちに存在します。
それは同じ大学の中・・・
勤め先の中・・・
もしかしたら・・・
相手には「あなたを騙そう」という悪意もなく
善意で「あなたの選択を導く」
しかし結果として経済的な損失や・・・
精神的な被害を与えるられるのはアナタ。
善意の第三者を選別するのは難しいですが・・・
「この世の中には悪意のない結果的悪人や騙す意図がない過失的詐欺犯」
があちこちに存在するのも事実です。
相手に悪意が無い場合その賠償を得るのは非常に困難です。
例話ですが
「このアナウンサータイプ」
と思って知人に紹介してもらい・・・
「仮に手相を見て上げると手を握っても」
相手が拒絶したらすぐに辞めなければなりません。
相手の弱い立場と自分の愛情に負けて
「大丈夫何にもしないから」
と半ば強引に手を握ったら・・・
それは強制性がある行為・・・
手を握りたいと思った片方が悪気がないとか
犯罪意識がなくても・・・強制性があれば
相手に心理的な圧迫を十分に与えている。
悪意がない行為にも危険は潜んでいるのです。
とある沖縄県の町で
那覇~名護鉄道計画を報じるテレビ番組をながめている
夫婦の会話
夫「この区間は単線を予定しているが交通量が多い・・・
トンネルもあって鉄道ダイヤを作るのが難しいらしい」
と説明していると
妻「単線ってモノレール以外にもあるんだ!
鉄道の線路って全部2本あると思ってた?」
複線とは線路が四本でと・・・幼稚園児には
常識ではないし・・・
鉄道に興味のない沖縄女子には
単線という言葉の知識も不要・・・。
小生にはジェフリー・ディーヴァーなみに複線改修・・・伏線回収はできないという・・・