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エモ1グランプリ

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企画「エモい写真求む!」で募集した写真たち。#エモ1グランプリ をつけてね!記事で紹介されるかも!?
運営しているクリエイター

#忘れられない旅

#エモ1グランプリFin

#エモ1グランプリFin

企画にご参加いただいた方々

エモい写真家

フライング💯
青空ちくわさん

パナップ、ええやん😊
青豆ノノさん

エモい植物といえば🪴
wsd983320987さん

高級志向の💰
みくまゆたんさん

ハイイオンクオリティ
はれるや( ´ ▽ ` )ノ。さん

自然の力は偉大
ゆづさん

進撃のこむぎ🐢
なつき希さん

ジャガイモ注意報発令🥔
蒼龍葵さん

ハリネズミにきゅん🦔

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アブダビのエモいラマダン太り

アブダビのエモいラマダン太り

これまでのあらすじ
 ブルネイのモスクの写真は意外にも評判が良かった。しかも、シェーのギャグが分かる『ゆーしんけん』さんから、ラマダン太りのエモさについてコメントをもらった。そこで、俺が社長を務めるブルネイの会社の子会社があるドバイではなく、敢えてアブダビのエモい写真について、ハードボイルド小説風に語ることにした。

 砂漠の街、アブダビ。昼間の熱気は容赦なく、ラマダンの静寂は砂粒一つすらも飲み込

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エモい写真から考察するブルネイの多様性と排他性

エモい写真から考察するブルネイの多様性と排他性

 私は現在もブルネイに住んでいるので、『エモ1グランプリ』に適したブルネイのエモい写真はたくさんあります。この記事では、そうした写真を紹介することをメインとして、まずはロイヤルブルネイ航空の成田直行便就航記念式典の写真をお披露目します。

 私はこの式典に参加し、第一号便の乗客となりました。この背景には、私がブルネイの王様(スルタン)に『ブルネイには直行便が少なくて不便だ』と不満を漏らしたところ、

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ルネサンスの都:フィレンツェのエモい写真

ルネサンスの都:フィレンツェのエモい写真

 イタリアのフィレンツェは、『ジョジョの奇妙な冒険 第五部 黄金の風』のファンの間では、『フィレンツェ行き超特急』に乗るとプロシュートとペッシが追ってくることで有名な都市です。

 ところが、一般常識の世界では、フィレンツェは15世紀から16世紀にかけて、ルネサンス文化の中心地として繁栄し、『ルネサンスの都』と呼ばれています。美術、建築、科学、文学など、あらゆる分野で多くの偉大な芸術家や学者が活動

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『エモい』の真相に迫る旅:オランダ編

『エモい』の真相に迫る旅:オランダ編

『エモい』という言葉の由来には諸説ありますが、『諸説ある』ということは、その由来が明確に解明されていないことを意味します。それでも、いくつかの有力な説として、(1) 英語の『emotional』から派生したという説と、(2) 平安時代から使われている日本語の『得も言われぬ』から派生したという説が挙げられます。

 最近、ラテン語ブームのようなので、英語の『emotional』の語源をラテン語に遡っ

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再び訪れた心の休息地

再び訪れた心の休息地

2022年8月に父親が亡くなり、2022年から2023年の年末まで故郷和歌山と現在住んでいる富山県高岡市との往復した回数は2桁回数以上に上る。

マジで精神的にも肉体的にもすべてがキツかった。

そんななか、ちょっと心に余裕が生まれたのが2023年のお盆。

僕は大阪に1泊し、メチャクチャ会いたかった友達と数時間ではあるが会うことができた。

その当時、泊まった宿がこちら↓↓↓

泊まれる本屋がコ

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サリー、魔法使いサリー。あなたは今でもわたしのトモダチです。

サリー、魔法使いサリー。あなたは今でもわたしのトモダチです。

1990年。5歳。シンガポール。
POLICE STATIONの前で父と母は見たこともない顔で警官に詰め寄っていた。

「ロスト!!バゲージ!!ドロボウって英語でなんていうんだ!?」

私はアイスをなめながら、その様子を見ていた。

初めての海外旅行先はシンガポールだった。
覚えていることはとても少ない。

父が異様に張り切っていたこと。飛行機に乗った後の体がとてつもなく重いこと。マーライオンを見

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視界に映る世界は、ほんの一部だけ。そして、私たちは海に潜った

視界に映る世界は、ほんの一部だけ。そして、私たちは海に潜った

「沖縄に行って海、潜ってみない?」

 妊活が上手くいかず塞ぎ込んでいた頃、夫は私にこう囁いた。海なんて潜ったことないし、私にできるのだろうか。

 正直、誘われた時は不安だった。泳げない訳ではないけど、決して得意ではない。

 「インストラクター付きのツアーだから、大丈夫だよ」

 怪訝な表情の私に、夫はこう答えた。ずっと暗い顔をしていたから、彼なりに励ましたかったんだと思う。

 私たちが潜っ

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世界一の洞窟銀座~ベトナム ホンニャ・ケバン~「暗黒洞窟探検と純白おむすび」(後編)

世界一の洞窟銀座~ベトナム ホンニャ・ケバン~「暗黒洞窟探検と純白おむすび」(後編)

8.各国から集結、海パン&ビキニ探検隊

20分ほど桟橋で待っていただろうか。
ようやく後発の人たちも揃い、いよいよ暗闇洞窟に進む時がやってきた。ここからは、光のない真っ暗な世界へと足を踏み入れる。道に迷わないように、この15人が隊を組んで進んでいくことになる。

この隊はバラエティ豊かなメンバーで構成されていた。日本人は自分たちだけ。他のメンバーはアメリカ人、スペイン人、フランス人、オランダ人、

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私たちの夏はもう、あんなに遠くにある【不登校長女、海に行く】

私たちの夏はもう、あんなに遠くにある【不登校長女、海に行く】

いい、夏を過ごせたと思っている。

8月上旬。夏はまだまだこれから。
そうわかっていても、
その言葉ですでに私の夏を終わらせたくなっている。

それくらい、心が癒される時間を先日過ごしてきた。

大人には正直、ハードで大変な旅でもあった。
でも、子どもがみんなずっと笑っていた。
それだけで。この夏に増した私の日焼けも愛せる気がする。

去年もお世話になったコテージで、友人家族と一泊過ごした。

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世界一の洞窟銀座~ベトナム ホンニャ・ケバン~「暗黒洞窟探検と純白おむすび」(中編)

世界一の洞窟銀座~ベトナム ホンニャ・ケバン~「暗黒洞窟探検と純白おむすび」(中編)

4.世界でいちばん美しい洞窟のどかな田園地帯をバスに揺られること2時間あまり。広がる緑の風景が徐々にジャングルへと変わっていく様子を眺めながら、冒険の始まりに胸が高鳴る。このジャングルの奥に、世界で最も美しいとされる天国洞窟(パラダイスケイブ)があるというのだから、その期待は否が応でも膨らむばかりだ。

洞窟と言えば、暗くて不気味なイメージが一般的。
その洞窟に「天国」という名をつけるなんて、ずい

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世界一の洞窟銀座~ベトナム ホンニャ・ケバン~「暗黒洞窟探検と純白おむすび」(前編)

世界一の洞窟銀座~ベトナム ホンニャ・ケバン~「暗黒洞窟探検と純白おむすび」(前編)

プロローグつまらない大人になりたくなかった。

ワクワクすることが少なくなっていた。
人生の経験値が溜まってきていることもあるのかもしれない。
初めて見るもの、初めて体験することも減り、心から感動できることも出会えなくなった。

だから、旅に出ることにした。
若い頃のようなキラキラした目で物ごとをみることができる。
そんな自分に戻れるように。

2019年の夏。
ベトナムの世界遺産ホンニャ・ケバン

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