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東大卒⁈the fuu・Mioが選ぶ「おこもり最適本」。5選。
こんにちは、the fuuのMioです!
最近はなかなか外出しづらい風潮があり、家で過ごしている方も多いかと思います。
そんな私も、いろんな予定がキャンセルになってしまいました…時間ができたのでNetflixで最近『ネクスト・イン・ファッション』を見始めました。中高生の頃、アレクサ・チャンの着こなし(トラッドだけど、一癖あるスタイル!)が大好きだったな…。そんなノスタルジーに耽りながら何日
ブラックユーモアと生きるための知恵 『旅行者の朝食』 #255
この記事は、個人ブログに移しました。ご了承ください。よかったら、こちらのリンクからご覧ください。
現在、noteで記事の更新は行っていません。理由はこちら↓
ハルヴァとリガの市場
米原万里さんのエッセイ「旅行者の朝食」に収録されている、「トルコ蜜飴の版図」。ハルヴァという中東のお菓子に関する話である。いわく、油脂とナッツで麦こがしのような味がして、とにかくとてもおいしい、らしい。
ラトビアの首都・リガの中央市場で見つけたそれは、想像よりも華やかで、種類もとても多かった。その店で売られていたハルヴァは大きく2つに分かれ、ごま油ベースのものとひまわり油ベースのもの。そこにピス
『鎌倉のマリ』創作ノート③ 死者の国を訪ねる言葉
本日初日を迎える『鎌倉のマリ』。
今生きている私が、死んだ人を思って書く文章は、死者へどのように伝わるのだろう、ということをふと思った。死んでいるのだから読めないし、伝わらない、というのがまあまっとうな考え方なんだろうけれど、私はいわゆる「まっとう」から外れた辺境の地の人間な気がするので、もうちょっと違う考え方を探ってみたい。
作家の小川洋子さんは「文章を書くということは、名前も顔もわからなく
鎌倉のマリ 創作ノート② どんな道のりであれ、自分1人の道
『鎌倉のマリ』の執筆のために、米原万里さんの著作をあらためて読み直した。米原万里さん自身のエッセイも小説も素晴らしいのだが、米原さんの妹さんによる著作「わが姉、米原万里」や、米原万里さんのホームページに載っている友人知人による米原万里エピソードの数々も、生前のエネルギッシュで血の通った彼女を偲ばせて、「偉くて頭のいい作家さん、通訳さん」という位置から、米原万里さんをぐっと私の身近に引き寄せてくれた
もっとみる「鎌倉のマリ」創作ノート① 偉くない「私」が一番自由
今週末に、私の書いた新作『鎌倉のマリ』が上演される。
この作品は、上演団体である鎌倉アクターズワークショップさんの企画している、鎌倉の場所、人、もの、歴史や物語にちなんだお話をベースにお芝居を創り上演していく「鎌倉歳時記 夢十夜」というシリーズの第一作目だ。
鎌倉という土地は日本の歴史の舞台として、それこそ有名どころな場所や文化遺産がゴロゴロしているし、鎌倉ゆかりの有名人にもことかかない。誰を、
*「姉・米原万里」(井上ユリ/井上ひさし夫人)
… 1月4日に文春文庫の一冊として刊行。
【内容紹介】
ロシア語通訳、作家・エッセイストとして活躍した米原万里が、2006年に56歳の若さで世を去ってから10年以上の年月が経つが、その人気は今も衰えていない。
プラハのソビエト学校における少女時代を共に過ごし、その闘病生活も看取った3歳下の妹、井上ユリ(故・井上ひさし夫人)が綴る、食べものの記憶を通した姉・米原万里の思い出。プラハの黒パン、ペリメ
5月25日。米原万里「よく聞きなさい、私は美人作家じゃなくて美人なのよ」
米原 万里(よねはら まり、女性、1950年4月29日 - 2006年5月25日)は、日本の、ロシア語同時通訳・エッセイスト・ノンフィクション作家・小説家である。
日本共産党の幹部党員だった父の仕事の関係で在プラハ・ソビエト学校で学ぶ。東京外語大学ロシア語学科卒。東大大学院露語露文学専攻修士課程修了。共産党に入党したが、後に除名された。33歳頃から第一級のロシア語会議通訳として活躍。ペレストロイ