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海外で働く・海外キャリア

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タイ王国バンコク、ニューヨーク、シドニー、ベルリン、パリ、ロンドンなど。
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記事一覧

日本で生まれるのが「呪い」である理由

日本で生まれるのが「呪い」である理由

「日本で生まれるのが呪い」と感じる人がいるのは、日本の社会構造や文化、働き方などが個人の自由や幸福に制約を与えやすいと感じられるためです。このように感じる背景には、社会的なプレッシャー、経済的な格差、自己実現の難しさ、さらには個人より集団が重んじられる文化など、さまざまな要因が関係しています。以下に、こうした感覚を生む具体的な要因を詳しく解説します。

1. 社会的プレッシャーが強い

1.1 同

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「日本は給与が安い」は本当か?

「日本は給与が安い」は本当か?

「日本の給与は安い」
近年めちゃ言われているあれは、本当なのだろうか。

確かに、絶対的な額で言うと日本の給与は欧米に比べて大分安いと思う。
現在、ミュンヘンの最低時給は12.4€。
日本円にすると約2千円くらいか。
一方、東京の時給はググってみると1163円らしい。

東京がずいぶん高くなっていてびっくりだが、それでもやはりドイツの方がずいぶんたかい。

自分はIT業界にいるのだが、この業界はや

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ドイツと日本の平均給与について

ドイツと日本の平均給与について

最近の私のホットトピックニュースは、名目GDPでドイツが日本を追い抜いたことです。ドイツは、日本の2/3の人口しかありませんが、USDベースでは日本と同水準の名目GDPとなっています。そこで、個人ベースでは一体どのくらいの給与をもらっているのかを考えていこうと思います。以下ではドイツと日本の平均給与と中央値について比較しています。最後に私が海外での職探しの際に感じたことをまとめています。

ドイツ

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USCPAはタイの国際会計事務所に転職するのはアリ?!

USCPAはタイの国際会計事務所に転職するのはアリ?!

ちょうどパーソネルコンサルタントの小田原さんがこんなポストをしていた。

ちなみに、小田原さんにはバンコクに住んでいた頃プライベートでお世話になった(非常にいい方で、バンコクに長く住んでいる日本人なら誰でも知っているような有名な方)。

タイで長年、転職エージェント経営者として、多くの日本人求職者を見てきたので、話すことはたしか。

動画は、日本人求職者からの「あるある質問」への回答。

コロナ前

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アメリカの面接プロセス:成功のための完全ガイド

アメリカでの就職活動は、日本とは大きく異なる特徴を持っています。その中でも特に重要なのが、面接プロセスです。アメリカの企業は、応募者のスキルや経験だけでなく、コミュニケーション能力や文化への適応力も重視します。そのため、面接ではさまざまなタイプの質問が投げかけられ、応募者は自分を効果的にアピールすることが求められます。

本記事では、アメリカの面接プロセスの特徴、一般的な質問、そしてそれらに対する

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アメリカでの就職活動をサポートするツールと日系人材会社

アメリカでの就職活動をサポートするツールと日系人材会社

私はアメリカに残って働くために、アメリカにおいて強みとなる日本語を使った仕事を探すことに決めた。

初めはローカルの会社で仕事を探していたが、アメリカでの仕事の経験がない私にとって、現在のアメリカでの就職は非常に困難だということを悟った。

前回の記事で私の就職活動について書いたが、私は何とか仕事を見つけるために、日本語を話せるという強みを活かし仕事を見つけるために幾つかの日系の人材紹介会社を使わ

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日本人の給与水準は欧米諸国と比較して、なぜこれほどまでに低いのか

日本人の給与水準は欧米諸国と比較して、なぜこれほどまでに低いのか

自己紹介ご覧頂きありがとうございます。新卒で食品会社に就職し、アメリカの子会社に赴任。そのままアメリカで転職し駐在12年目に突入!

自分自身への備忘録も兼ねてアメリカでの体験や自身の考えをnoteに残していきたいと思います。同じ境遇やこれから海外に挑戦したいという方にとって少しでも参考になれば幸いです。

はじめにアメリカで働いているとアメリカ人の給与水準の高さに愕然とすることが多々あります。し

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日本と海外の働き方の違い 人が仕事を作る日本と仕事に人を当てはめる海外

日本と海外の働き方の違い 人が仕事を作る日本と仕事に人を当てはめる海外

日本と海外の働き方の違いはなんだと思いますか? 

海外転職者向けに書類作成のユーチューブ動画を作成中なのですが(出来たらまたお知らせしますのでお楽しみに!)その中でこんな話もさせていただいています。

”日本は人が仕事を作る”
”海外は仕事に人を当てはめる”

一般的にそのような傾向があると言われてはいます。 

しかし、必ずしもすべてのケースに当てはまるわけではありません。それぞれの文化や雇用

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米国と日本の労働市場の違い

米国と日本の労働市場の違い

私はLinkedInで働いており、また日本に住んで働いていた経験もあるため、日本の企業から米国の最新の採用トレンドや技術に関するコンサルティングの依頼を受けることがあります。役立つ情報がたくさんあるので、いくつかのインサイトを共有したいと思いました。

米国の求人市場はより競争が激しいです。世界中の人々が高い給与を求めて米国で働きたいと思っているため、同じ仕事を目指して多くの人が競い合います。この

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高専生がトビタテ大学生コースに合格するまでの話

高専生がトビタテ大学生コースに合格するまでの話

今回は僕がトビタテでデンマークに留学するまでを振り返ってみようと思います。

僕は、トビタテ留学JAPANの大学16期に採用されてデンマークに1年間の留学が決まりました。自己紹介の記事でも書いた通り、高校8期の不採択から2度目の応募でやっとトビタテ生になることができました。留学はまだまだ始まったばかりですが、トビタテ採択までの道のりを紹介できたら良いなと思います。

高校8期で不採択

高校8期に

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【グローバルに働く⑥】なぜ海外で働きたいのか

この前、仕事で大学生に対してお話する機会があり、私自身の海外経験について共有しました。

その後、学生の感想をいただいたのですが、グローバルで働くことに印象が残ったとのコメントやはり多かったです。

「いつか海外で働きたい」

というのは、多くの人が思うことでしょう。
でも、なんでそう思うのでしょうか?

海外で働きたい理由は単純?

私が思ったのは以下のような理由です。

・かっこいい
・未知の

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アメリカ駐在員のリアル戦略 第六回 成果のアピール

アメリカ駐在員のリアル戦略 第六回 成果のアピール

自分の成果は死守する。
日本人らしく謙虚にしているとアッと言う間になくなってしまう。

なぜか。2つの理由がある。
ひとつは、アメリカにも「チームワーク」という文化はあるが、プレゼンなどを「チーム単位」で行う機会が少なく、報告した人がリーダーと捉えられる傾向が強いことだ。これは報告者の意図に関わらず、上司が部下に尋ねた時に返答をする、などの報告者も含まれる。
もう一つは、反応が早いから、良い結果を

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海外でエンジニアとして転職を成功させるためにやったこと、すべて

海外でエンジニアとして転職を成功させるためにやったこと、すべて

カナダのバンクーバーでエンジニアとして内定をGETすることに成功したので、就活に関してやったことをまとめました。

(就活の振り返りを音声で聞きたい方はポッドキャスト(ITトリオ)の方もどうぞ!)

その前に: 古い情報に気をつけろネットを検索すると数年前のブログ記事がヒットしますが、それが1年以上前なら鵜呑みにせず、参考程度に留めておくのが良さそうです。

2024年6-9月の就活事情は1年前と

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カナダの就活、思ったより大変で苦しいね

カナダの就活、思ったより大変で苦しいね

この記事は就活中(2024/08/11)に書きました。就活が終わったら公開することにしています。

あなたが今これを読んでいるということは、私の就活は終わったのでしょう。

前提: 自分の経歴ITエンジニア歴5年(バイト入れたら7年

2019/04 ~ 2021/05: エウレカ

2021/06 ~ 2023/07: stand.fm

2023/08 ~ :フリーランス

カナダでカレッジに

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