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USCPAはタイの国際会計事務所に転職するのはアリ?!
ちょうどパーソネルコンサルタントの小田原さんがこんなポストをしていた。
【動画更新】日本人求職者からの"あるある質問"回答シリーズ第1弾!
— タイ前線🇹🇭知って繋がるバンコクのビジネスチャンネル (@thai_zensen) May 13, 2024
タイで働きたい日本人の求職者がどんどん増えてきている今日この頃。今回は「給料・収入・生活費って実際どうなの?編」です。コロナ前と後で変化した部分も含めて最新の動向をお伝えします!https://t.co/lKMQ1IpmMJ pic.twitter.com/mrPAAlNfAG
ちなみに、小田原さんにはバンコクに住んでいた頃プライベートでお世話になった(非常にいい方で、バンコクに長く住んでいる日本人なら誰でも知っているような有名な方)。
タイで長年、転職エージェント経営者として、多くの日本人求職者を見てきたので、話すことはたしか。
動画は、日本人求職者からの「あるある質問」への回答。
コロナ前後でどう変化したのか興味があったので見ていた(わかりやすかった!)。
それに対し、タイの日系会計事務所の給与水準について引用ポストした公認会計士さんがいて(USCPAも含まれていたので反応してしまった)。
ちなみにタイで公認会計士・税理士・USCPAを募集している日系会計事務所の給与水準は月額100,000バーツ(約42万円)位から。賞与が2ヶ月強あれば年収600万円程度になる。今でも結構募集してる。高くなったとはいえ生活費を倹約することもできる。監査等で疲弊している皆さん、ご検討されてみては? https://t.co/CW0QRhnar8
— 倉地準之輔@公認会計士|タイ|海外起業 (@jku531) May 14, 2024
タイの日系会計事務所の給与水準は低いですね。。
本当は高いというお話がしたかったのだと思うけど(否定するつもりはなかったけど、ごめんなさい)。
これだと、海外で働くのが初めてで、英語もタイ語もできない公認会計士さん、しかも単身者しか応募しない(できない)のでは。
待遇が悪いとしても、タイだと基本的に公認会計士ならビジネスビザは出るので、海外初心者の第一ステップとしてはいいのかもしれない。
USCPAに日本ではなくバンコクで働くことをおすすめしている立場として、外資系の会計事務所の給与水準をポスト。
ちなみにタイでUSCPAを募集している国際会計事務所の給与水準は、月額150,000バーツ(約60万円)から200,000バーツ(約80万円)でした(私が実際にオファーをもらった時は)。
— どこ『USCPAになりたいと思ったら読む本』著者 (@dokoblog) May 14, 2024
タイの物価は上がってきていますが、これだけもらえれば、日本よりかなり良い生活ができます(貯金もできます)。#USCPA https://t.co/2ZgzlINpJh
外資なら待遇がいいので、安心してチャレンジしてほしかった。
物価が上がっていても、おそらく外資なら(日系はわからない)給与はインフレ調整で昇給するので、そのあたりの心配もいらないと思う。
フツーは、X(旧Twitter)でタイのことはポストしない。
でも、ポストを読んだUSCPA・USCPA受験生から「タイの転職方法」について問い合わせが次々と来たので嬉しかった!
さすが、USCPA・USCPA受験生は行動が早い!
一人ひとりに合った転職の道をお知らせできたつもり。
正直なところ、タイの日系企業・日系会計事務所はUSCPAにおすすめできない。
待遇が良くないというのもあるけれど、日本のお客さんとタイ人スタッフの仲介役(営業)みたいな仕事をやらされる可能性が高いから。
タイ人スタッフが会計実務をやって、その内容を日本のお客さんに伝えるだけみたいな感じになりがち。
もちろん、会計が分からないと伝えられないので、公認会計士としての知識や経験が無駄になるとは思わないけど、不完全燃焼になるのでは?
それに、日系ならタイ人スタッフの中には日本語ができる人もいるけど、あまり期待できない。
日本語で会計の話ができるタイ人などいないと思った方がいい(わざわざタイ人が日本に会計分野で留学したりしないので)。
一方で、外資企業・外資会計事務所はUSCPAにおすすめできる。
待遇が良いというだけではなく、自分がプレイヤーとして働けるから。
会計専門家として、タイ人スタッフや他の国のスタッフと同等に会計の仕事ができる。
それに、外資系ならタイ人スタッフも英語ができる。
タイの一流大学の会計学部卒や、海外の大学で会計学の勉強をしてきたような留学経験者が多い。
タイ人スタッフとのコミュニケーションの取りやすさは、中途半端に日本語ができるタイ人スタッフより、英語で会計の話ができるタイ人スタッフの方が圧倒的にラク。
注意:とはいえ、タイ人スタッフと同じように働くために、タイ語は必死に勉強しなければならない。
それに、仕事では英語で話してもいいけど、雑談やランチはタイ語になるので、タイ語ができなくていいという話にはならない。
私は、日系の会計事務所も外資系の会計事務所も応募したことがあるけど、日系の会計事務所は私には合わないと思った。
日本人のお客さんとタイ人スタッフの仲介役をやるために会計の勉強をしてきたわけではないし。
自分が会計専門家として働き、会計の経験をまだまだ積みたいと思ったから。
以上、USCPAなら英語ができるので、タイで日系の会計事務所ではなく国際会計事務所に転職してほしいという話でした。
あまり読んでもらえていないタイ・バンコク海外移住・海外就職ガイドも役に立てば。
先月(2024年4月)しばらくバンコクにいた時に書いたUSCPAとしてバンコクの米国企業で働いていた時の話も参考になれば。
もし日本でUSCPA資格が活かせていない!と思うなら、バンコクなどに場所を変えてみたら?という話も参考までに。