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歴史編

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旅から学ぶ歴史
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巣鴨に行ったら2択で迷わされる食堂

巣鴨に行ったら2択で迷わされる食堂

9月第3月曜日は敬老の日2024年の敬老の日は9月16日です。祝日法によると、「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う。」という意味を込めて、1966年、敬老の日が国民の祝日として設立されました。

元々、9月15日が敬老の日でした。きっかけは、1947年9月15日、兵庫県多可郡野間谷村(現在の多可町八千代地区)で開催された敬老会です。当時の村長であった門脇政夫が「老人を大切に、お

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津軽鉄道で太宰治の実家に向かった

津軽鉄道で太宰治の実家に向かった

結論四季によって変わる津軽鉄道は、1回乗るだけではもったいない。

津軽五所川原駅に行けば、津軽名物グルメ、お土産に出会える。

津軽鉄道自体が津軽半島博物館である。

津軽鉄道津軽鉄道は五所川原〜津軽中里間を結ぶ20.2kmの路線です。1930年、開業しました。開業当初、津軽中里駅から小泊を経由して三厩駅で津軽線に接続する計画がありました。三厩駅へ接続することにより、津軽半島を環状線のようにつな

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北海道の都市の原点を巡る旅

北海道の都市の原点を巡る旅

結論その地域の主要道路、歴史的に重要な河川、シンボルが基準となって街を整備していた。

今回は、札幌市、帯広市、釧路市の原点を探った。

原点を探ると、それぞれの街の特色がわかる。

なぜ、北海道の市街地は碁盤の目状に整備されていることが多いのか?明治時代、政府は、国家予算を使って北海道を開拓しました。廃藩置県による失業した元藩士、新天地を求めていた農民を中心として北海道各地に派遣されました。都市

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【世界文化遺産登録から1ヶ月】日本のゴールドラッシュ、佐渡金山編

【世界文化遺産登録から1ヶ月】日本のゴールドラッシュ、佐渡金山編

結論明治時代、機械化により生産量が増大した。
港に向けて生産ラインが確立されていた。

2024年7月27日、世界文化遺産に登録2024年7月27日、佐渡金山が世界文化遺産に登録されました。江戸時代、鎖国している中、高度な精錬技術、手彫りによる生産体制が評価されました。

1603~1989年の約400年間で、金78トン、銀2330トンがとれました。1年前、佐渡汽船が企画したバスツアーに予約しまし

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おくのほそ道をたどってみた〜松島編〜

おくのほそ道をたどってみた〜松島編〜

まとめ氷河期が明け、海面上昇によって山々が残され、松島の絶景を生んだ。

松尾芭蕉一行は、瑞巌寺、五大堂を訪れた。

弟子は句を残したが、松尾芭蕉は松島の絶景に魅了されていた。

8月19日は俳句の日8月19日は俳句の日です。京都教育大学名誉教授の坪内稔典さんたちが1992年、提唱しました。

俳句という単語の名付け親は、正岡子規と言われています。俳句とは、「俳諧の発句」の略語です。俳諧とは、みん

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おくのほそ道をたどってみた〜山寺編〜

おくのほそ道をたどってみた〜山寺編〜

8月11日は山の日2020年に登場した新しい祝日です。祝日法第2条によると、「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する。」という思いが込められ、山の日は制定されました。

山の日からお盆休みに入る方が多いのではないでしょうか?2024年の山の日は、山形県の山寺を訪れた時の話をします。

山寺の歴史天台宗の開祖、最澄の弟子が建てた

山寺は、宝珠山立石寺です。880年に唐から帰国した円仁(慈覚大師)

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北海道横断旅、東へ拡張したら予想外の出会いに感動した。

北海道横断旅、東へ拡張したら予想外の出会いに感動した。

結論一人旅は自分で選択しなければならないから、より楽しめる。

後悔しないか、体験したいか基準で考える。

釧路から東へ拡張したら、より大きな感動が味わえる。

一人旅では選択の連続一人旅は選択の連続です。自分で選択するから、責任を伴います。責任を伴うから、より楽しめます。

計画の段階でも当日の行動でも選択を迫られます。「ここに行って何を食べる?」、「お土産として何を買う?」という小さな選択から

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当日行けなくても長岡花火を観覧する方法

当日行けなくても長岡花火を観覧する方法

まとめ長岡市役所、市民会館が一つになったアオーレ長岡では、長岡花火大会の映像を見物できる。

映像を通じてでも圧倒させられる。

花火玉、打ち上げ台を見ることができ、技術にも圧倒させられる。

日本三大花火大会の一つ長岡花火は、日本三大花火大会の一つとして知られています。毎年8月2,3日、信濃川沿いで開催されています。2日間で2万発の花火が夜空に咲きます。一度は行ってみたい花火大会の一つです。

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【かき氷の日】日光は、かき氷が名物になったのか?

【かき氷の日】日光は、かき氷が名物になったのか?

7月25日はかき氷の日カキ氷は、「夏氷」とも言われ、夏氷の語呂合わせから、日本かき氷協会が制定しました。

日本では、平安時代、貴族の間でかき氷が食べられていました。蜜は、あまづらという植物から作り出しました。清少納言のベストセラー小説、「枕草子」にも、かき氷が登場しました。かき氷は、江戸時代末期、庶民に広がりました。これは、砂糖と氷が手に入るようになったためです。昭和時代に入り、冷凍庫の登場する

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厚岸の寺社仏閣を巡った。【厚岸の旅後編】

厚岸の寺社仏閣を巡った。【厚岸の旅後編】

前回、厚岸駅で下車して、厚岸湖の北側で厚岸名物の牡蠣を味わった話をしました。厚岸駅名物氏家のかきめし、厚岸のブランド牡蠣マルえもんなどを味わいました。詳しくは下の記事をお読みください。

今回は厚岸旅の後編です。厚岸湖の南北の市街地を結ぶ厚岸大橋は、町のシンボルです。真っ赤な厚岸大橋を渡って北から南へ下ります。厚岸湖の南側は、古くから人々が住んでおり、江戸時代には中心集落として繁栄していました。厚

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なぜ、水戸は納豆が定着したのか?

なぜ、水戸は納豆が定着したのか?

結論鉄道の発達とともに、おみやげとして広まって定着した。

7月10日は納豆の日1981年、関西納豆工業同組合によって制定されました。関西地方では、納豆の消費量が少ないため、納豆を普及させるために制定されました。関西地方は、温暖な気候かつ日本海、瀬戸内海など、海が近かったため、タンパク質を魚介や野菜からとりやすい状況でした。納豆を作っても当時はメリットが考えにくかったため、関西地方では納豆が食べら

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七夕だけでも夏だけでもない!素麺は季節問わず楽しめる。

七夕だけでも夏だけでもない!素麺は季節問わず楽しめる。

まとめ平安時代、素麺は健康祈願のために七夕の行事食として食べられていた。

都限定のご当地グルメから、伊勢参りを通じて、西日本を中心に、ご当地素麺が誕生した。

バラエティに乏しくなりがちな素麺料理、南の地域でご当地グルメが誕生しているだけではなく、料理系Youtuberによってバラエティ豊かになった。

7月7日は七夕、素麺の日七夕は中国のおめでたい日(五節句)の一つとされています。奈良時代、宮

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葛飾北斎の後を追って次世代インフルエンサーが誕生していた

葛飾北斎の後を追って次世代インフルエンサーが誕生していた

中山道広重美術館でできること歌川広重作品の鑑賞

浮世絵作り体験

広重おじさんをお持ち帰り

新1000円札の裏の顔、葛飾北斎7日前の投稿で葛飾北斎について話しました。2024年7月3日から流通している1000円札の裏の顔として、葛飾北斎の作品が選ばれました。

葛飾北斎の次世代の浮世絵クリエイター今回の記事の主人公は歌川広重です。葛飾北斎とは親子の年齢差があります。東海道五十三次が大ヒットして

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40年ぶりに変わる!お札の裏の顔に携わった人にフォーカスした。

40年ぶりに変わる!お札の裏の顔に携わった人にフォーカスした。

今回の主人公のエピソードをまとめてみた。その方は、ダヴィンチと同じ使命をもっていた。

大ヒット作品はヨーロッパにも影響を及ぼした。

小布施は熱狂的なファンに誘われて訪れた。

富嶽三十六景神奈川沖浪裏2024年7月3日に発行される新1000円札の表面に描かれている富士山の絵。新渡戸稲造時代の5000円札、野口英世時代の1000円札に描かれていた富士山の絵が40年ぶりにリニューアルされます。40

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