マグロ(鮪)が大量に含む水銀の危険性 (健康の探求)
読者の皆様は、刺身やお寿司で食べるマグロ(鮪)が大好きでしょうか?私はあまり好きではありません。なぜなら、調味料がないとほとんど味がしないからです(笑)。
「上達の探求は安いマグロしか食べたことがないのだろう」という罵詈雑言がありそうですが、一応これでも上級国民様が食するような最高級マグロ、しかも脂がのっているトロや大トロ、あるいは幻のトロ「カマトロ」も食べたことがあります。しかし、癖が強くて私の口には合わなかったです。他の方々にとっても、どうも好き嫌いの激しい食べ物のようです。
参考までに、「とろ おいしくない」で検索しますと、25,500,000件、つまり、2,550万件もヒットします。日本国民を二分するような不毛な話題は、ここでは避けます(笑)。これ以上書きますと、敵が増えそうです。
今回は、日本人が大好きな(?)マグロ(鮪)の危険性について書きます。マグロ(鮪)に含まれる重金属の水銀が主なテーマです。
刺身やお寿司、お魚が好きな方には、おすすめの記事です。
食物連鎖の上から2番目にいるマグロ(鮪)
読者の皆様は「食物連鎖」という言葉をご存知だと思います。
一言で言えば、小さくて弱い生物が大きくて強い生物に食べられてしまう一連の関係のことです。
そして、我々もその関係の中に入っており、決して切っても切れない関係です。むしろ切ってしまいますと、絶滅に追いやられる生物も出てきます。
今回の記事テーマであるマグロ(鮪)は、魚介類の中でも大きい部類に属します。そのため、食物連鎖の関係上ある大きな問題を抱えています。
それが、記事タイトルの水銀(重金属)に纏(まつ)わる話です。
マグロの餌(えさ)は、主に、鯵(アジ)や片口鰯(カタクチイワシ)、鯣烏賊(スルメイカ)などです。
これらの小さい魚介類には、極少量の水銀しか含まれていません。ですから、人間が食べても問題はございません。しかし、これらの魚介類を大量に食べるマグロには大量の水銀が含まれているのです。
そのため、我々人間がこの水銀で汚染されたマグロをたくさん食べてしまいますと、すぐに危険レベルに達してしまうのです。
ちなみに、マグロ(鮪)の天敵は、主に、サメ、シャチ、カジキ、そして人間です。マグロ(鮪)は、食物連鎖の上から2番目か3番目ぐらいの位置にいます。
水銀に関わる病気とは?
水銀の影響による病気は、日本人ならば誰もがご存知でしょう。
そうです。超有名な水俣病です。
水俣病は、小学生や中学生の社会の教科書にも載っています。
識字率の高い日本人ならば、病名ぐらいは100%知っているはずです。
水俣病認定患者数は、 熊本県 1,790 名 鹿児島県 493 名 計 2,283 名(2020 年 5 月 31 日付)で す。また、認定患者ではない救済対象者として認められた被害者が 67,545 名です。死亡者は少なくとも11,000人を超えていますが、この数字は、水俣病が行政の認定を受ける前の数字を含んでいません。ですから、実際の数字はもっと多いはずです。
以下に、水銀による水俣病に関する詳細を載せておきます。
なお、日本人が大好きなワクチンにも水銀は含まれています。
インフルエンザワクチンもその例外ではありません。どうしてもワクチンを接種したいならば、有機水銀含まない(チメロサールフリー)のインフルエンザワクチンの予防接種をおすすめします。ただし、567ワクチンには含まれていないとされています。
ちなみに、私の場合、子供の頃に強制的に打たされたインフルエンザワクチン以外は、接種したことがありません。大人になってからは二度だけインフルエンザに罹患したことがありますが、どちらも三日間寝ていましたら治りました。水を飲んで寝るだけの自然治癒力を利用した治療法です(笑)。
マグロの危険レベルは以下の通りです。
上の「日本生協連の推奨事項」によりますと、妊婦や幼児、妊娠を予定されている方は週1回以内、一般人は週2回以内となっております。
ただし、1回80グラムまでの分量ですので、その2倍や3倍を食べますとすぐに危険領域に達します。
個人的には、月に1回程度にしておくか、食べる量を少なくすることをお勧めします。
なお、この80グラムが基準ですと、週1回のお寿司程度ならばほとんど影響がないと思われます。ただし、マグロばかり食すればその限りではございません。
まとめ その他の重金属とヒ素(軽金属)
今回は食べ物に含まれる水銀(重金属)の危険性に関する話でした。
食品中の有害性重金属には、水銀の他に、鉛、カドミウム、銅、亜鉛、スズなどがあります。これらは食品衛生法の対象となっていますので、覚えておいても損のない金属です。
他に、和歌山毒物カレー事件で有名になったヒ素も危険ですが、これは軽金属です。ヒ素は魚介類や水道水にも含まれています。しかし、どちらにも微量しか含まれていませんので人体への影響はありません。ご心配の方は地元の水道局で調査結果を調べてみましょう。私も数年前に調べたことがありますが、ほとんど検知できないレベルの量でした。ちなみに、水道水は雪解け水なので、春と冬の水は非常に美味しいです。
ひじきには無機ヒ素という形で大量のヒ素が含まれています。この無機ヒ素は水溶性なので、水戻しで50%、茹で戻しで80%、茹でこぼしで90%程度減らすことができるとわかっています。
ひじきに関しては、毎日どんぶり1杯の量を食べることがなければ安全と言われています。ひじきはダイエットに良さそうですが、そこまでウマシカの日本人は絶対にいないでしょう。また、今のところ、ひじきの食べ過ぎでヒ素中毒になった人はいないそうです。
<<<参考サイト>>>
魚介類に含まれる水銀量に注意しましょう
魚介類の水銀について基準はないのですか?
マグロを1カン食べるだけで、インフルエンザワクチン4本を一度に接種したのと同量の水銀を体内に取り入れている
https://www.mhlw.go.jp/kinkyu/kenkou/influenza/dl/infu090918-04.pdf
まぐろには水銀が含まれるそうですが、妊娠中は食べてはダメですか?
以上です。
最後までご覧いただきありがとうございました。
また、いつもスキとコメントありがとうございます。
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