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自分の『イヤ』を伝えながら相手を尊重する方法
たとえ善意からの行動であっても、それが相手にどう受け取られるかは分からないものです。相手の価値観や状況によって、こちらの意図とは異なる解釈をされることもあります。同じように、相手の行動が自分にとって必ずしも心地よいとは限りません。こうした場面では、お互いの気持ちを尊重するために、自分の考えや感情を率直に伝えることが大切です。
たとえば、友人から「今度の休日、一緒に遠出しない?」と誘われた場合を考
選択肢を増やし、自分らしく生きるためのプチチャレンジ
アサーティブなあり方とは、自分の気持ちを大切にしながらも、相手の存在や思いを尊重すること。私もその道のりの途中にいますが、日々少しずつ自分と向き合うことで、新しい発見があることに気づきました。
かつての私は、ストレングスファインダー®の資質「責任感」と「自我」が強く出る一方で、「調和性」がその勢いを抑えようと働いていました。自分の思いと周りとの調和を両立させようと頑張りすぎてしまい、普段は我慢を
「悪口を言わないんですか?」と問われて
ふとした会話で、自分の言動について考えさせられる瞬間ってありませんか?私も先日、飲み会で「知識さんって、人の悪口を言わないんですか?」と聞かれ、ドキッとしました。こういう問いかけは、モヤモヤしがちな他人との関わり方を見つめ直すきっかけにもなりますよね。
誰かの行動に「なんで?」と思うこと、ありませんか?私も昔は、心の中で「そんなことはするべきじゃない!」と責めることが多く、そのモヤモヤがたまって
アサーティブに伝えるということ その8
伝えるということは、小さな冒険をするということ。
この「伝えるということ」シリーズもいよいよ最終回です。今までお伝えしてきた内容は、約10年前に書き始めたものを、繰り返しリライトしてきたものです。少しずつ見直しながら今日まで続けてきましたが、10年経った今でも、このテーマに対する思いは変わりません。
私がコーチングやアサーションを学び始めたのは、16、7年ほど前のことです。当時、周りの方に「私
アサーティブに伝えるということ その7
伝えるということは、心を開くということ
私たちの毎日は、輝いている瞬間もあれば、ひっそりと陰に佇むときもあります。どちらも自分の一部であり、良い悪いではなく、それぞれに意味のあるもの。自分の光と陰を受け入れることこそが、心を開いて「伝える」ことの第一歩なのかもしれません。
誰かに本当の気持ちを伝えたいとき、どうしても言葉が出てこないことってありますよね。「こう思われたらどうしよう」「相手がどう
アサーティブに伝えるということ その6
伝えるということは、行動してみるということ。
これまで、「あり方」について触れてきましたが、あり方が思考を生み、行動を生み出します。
自分と他人の違いを受け入れ、「違うからこそ自分も素晴らしい」とOKを出せるあり方があると、自然に「伝わるように伝えられる」という行動につながっていくのだと思います。
けれど、ある日突然「あり方」そのものを変えるのは、決して簡単ではありませんよね。あり方は行動を
アサーティブに伝えるということ その4
伝えるということは、選択するということ。
「できないのにできないと伝えられない」ことがあります。
「やりたくないのにやりたくないと伝えられない」ことがあります。
「止めてほしいのに止めてほしいと伝えられない」ことがあります。
相手がどう思うか不安で、受け止めてもらえるか心配で、伝えられないと感じることがあるのです。
でも、その「伝えない」を選んでいるのは、他でもない自分自身。
実は、伝えられ
アサーティブに伝えるということ その3
伝えるということは、汲み取るということ
たとえば、付き合い始めたばかりの恋人や親しい友人との会話では、相手をもっと理解したいという気持ちから、お互いの話に自然と心を傾けますよね。価値観が違っても「自分のことも知ってほしい」と思いを伝えようとするものです。
でも、どれだけ思いを込めて伝えても、相手に伝わらないことがあります。反対に、不器用な表現でも相手がこちらの気持ちを汲み取ってくれることもあり
アサーティブに伝えるということ その1
伝えるということは、違いを受け入れるということ。
たとえば、「たくさん」という言葉も、人によって感じ方が違います。同じ数字を見ても、ある人は「多い」と思い、別の人は「少ない」と感じるかもしれません。私たちは同じ「物差し」を持ちながら、その物差しにあてはめる「基準」がそれぞれ違うのです。でも、それは悪いことではありません。ただ「違う」という事実があるだけなのです。
水が半分入ったコップを見たとき
「自分の選択」を取り戻すための第一歩
日々の生活の中で、私たちは無数の選択を迫られています。たとえば、仕事でのやり取りや家族との時間の過ごし方、友人との関係性など、どんな些細なことでも、選択の積み重ねによって日常が成り立っているのです。しかし、これらの選択が本当に自分の意思によるものなのか、時には立ち止まって考えてみることも大切です。
たとえば、職場で同僚が意見を求めてきたとき、自分の本音では「もう少し違う方向性が良いかもしれない」