Ruriko

社会人4年目。宝塚ファン歴18年目。Snow Man歴は1年目。自分の頭の中を言語化す…

Ruriko

社会人4年目。宝塚ファン歴18年目。Snow Man歴は1年目。自分の頭の中を言語化する練習帳。

記事一覧

好きかわからないけど、あなたより長生きしてお葬式の喪主をしたかった

私は「好き」という言葉を、他人より重く考えすぎなのかもしれない。 小学校低学年の頃は、好きな人を作りたくて あの人を好きな人にしよう、なんて決めて 黙っていられな…

Ruriko
1か月前
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寝ても覚めても雪男

ここ数年、新しい年の始まりと共に、新しい何かに出会いハマるという流れが続いている。 2022年はOSAJI。 2023年はrihka。 どちらもネイルがきっかけだし、偶然かと思いつ…

Ruriko
1か月前
3

それでも、明日は来る

先日、祖母が亡くなった。 最後に会ったのは年末年始に帰省した時。 GWにも会いに行こうと思っていたが、間に合わなかった。 なかなか食事が取れなかった祖母は、年末年始…

Ruriko
4か月前
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習い事の意義

去年から、知り合いが出演するバレエを観に行くようになった。 私は宝塚に頻繁に通っているが、それ以外の舞台にはあまり興味がなく。 大学時代は部活、社会人になってから…

Ruriko
6か月前
1

世界は美しいで溢れてる

私は美しいものが大好きだ。 人も物も、造形の美しいはもちろん。 人から感じる努力やエネルギーのような、形としては目に見えなくとも、たしかに感じられる美しさも。 私…

Ruriko
1年前
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難しい方を選ぶこと

先日、24歳の誕生日を迎えた。 当日はアフタヌーンティーやディナーを予約しており、この日を楽しみに仕事(繁忙期に加え、スタッフの体調不良による人員不足)を乗り越えた…

Ruriko
1年前
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なんとなく、生きる希望が見えなかったあの頃

小学4年生の頃だろうか。 何か辛いことがあった訳ではない。 ただ、自殺したらどうなるのだろう?と思いながら、ベランダの下の景色を見ていた時期があった。 実際に危険…

Ruriko
2年前
1

どこか遠い、同じ空の下にいる人に励まされた話

私が好きな漫画家さんは、いつも予告なく、真夜中に突然インスタライブを始める。 アーカイブも残さないため、まさに一期一会。 そんなインスタライブと、最近久しぶりに出…

Ruriko
2年前
7

人生は計画外

小学生の頃、何度も何度も繰り返し見た作品の1つに、2009年の花組バウホール公演「フィフティ・フィフティ」がある。 ポップな衣装と背景ポスターが可愛らしく、上演前から…

Ruriko
3年前
8

第二章

この言葉が頭に浮かんだ時、ふと宝塚で同じタイトルがあったことを思い出した。 2014年の専科公演。観ていないため内容は知らないが、潔い3文字のタイトルが記憶に残ってい…

Ruriko
3年前
5

選ばれない人生はいつまで

全てを賭けて挑んだ挑戦は、一通のメールであっさりと消えた。 終わってしまえば呆気ない夢だった。 この挑戦に賭ける心情は、今週末に東京宝塚劇場で千秋楽を迎える花組…

Ruriko
3年前
3

命の使い道

6/21、宝塚歌劇団月組公演が宝塚大劇場公演千秋楽を迎えた。 トップスター珠城りょうの退団公演。 長く宝塚を観続けると、大勢のスターの卒業を見送ることになる。個人的…

Ruriko
3年前
7

何者にもなれなかった自分へ

この4月から社会人になり、3ヶ月が経とうとしている。  大学時代を知る人なら、深夜(26時はザラ)まで部活動の自主練をして朝の弱かった私が、毎朝7時から働いていることに…

Ruriko
3年前
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好きかわからないけど、あなたより長生きしてお葬式の喪主をしたかった

私は「好き」という言葉を、他人より重く考えすぎなのかもしれない。

小学校低学年の頃は、好きな人を作りたくて
あの人を好きな人にしよう、なんて決めて
黙っていられないからとすぐに友達やお母さんに言った。
小学生高学年になると、誰にも言わない好きな人ができた。告白したい訳でも、今以上に仲良くなることを望む訳でもない。どこが好きなのか具体的な理由も、好きになったきっかけもわからない。でも確かに胸がドキ

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寝ても覚めても雪男

寝ても覚めても雪男

ここ数年、新しい年の始まりと共に、新しい何かに出会いハマるという流れが続いている。
2022年はOSAJI。
2023年はrihka。
どちらもネイルがきっかけだし、偶然かと思いつつも、2024年は何に出会えるのだろうと少し楽しみな気持ちもあった。
そして期待通り、今年も新しいものに出会い、見事にハマっている。

今をときめくアイドル" Snow Man "だ。

まさか自分が、宝塚以外の誰かにハ

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それでも、明日は来る

それでも、明日は来る

先日、祖母が亡くなった。
最後に会ったのは年末年始に帰省した時。
GWにも会いに行こうと思っていたが、間に合わなかった。

なかなか食事が取れなかった祖母は、年末年始も入院していた。
その後退院したものの、1週間ほど前に別の病院に入院したばかりだった。
地元にいる母が病院に付き添ったり、妹がお見舞いに行った話を聞いてはいたが、病院の空気がかなりしんどいようで、これが終末期医療というものかと詳しくな

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習い事の意義

習い事の意義

去年から、知り合いが出演するバレエを観に行くようになった。
私は宝塚に頻繁に通っているが、それ以外の舞台にはあまり興味がなく。
大学時代は部活、社会人になってからはシフト制の仕事で土日の公演は観に行きづらく、誘いを断り続けてきた。

私は幼稚園から高校の途中まで、クラシックバレエをしていた。
上手な訳でも特別華があった訳でもない、目立たない生徒だったが、同級生が学業や怪我などで年々減っていく中、学

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世界は美しいで溢れてる

世界は美しいで溢れてる

私は美しいものが大好きだ。
人も物も、造形の美しいはもちろん。
人から感じる努力やエネルギーのような、形としては目に見えなくとも、たしかに感じられる美しさも。

私は宝塚観劇が生き甲斐で、ファン歴16年。
本公演に毎回通うようになってからは3年目になる。
容姿端麗が合格条件であるタカラジェンヌが美しいのは、ある意味当然の話。
だが、何が1番美しいか答えるなら、タカラジェンヌの頑張る姿勢だ。
初舞台

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難しい方を選ぶこと

難しい方を選ぶこと

先日、24歳の誕生日を迎えた。

当日はアフタヌーンティーやディナーを予約しており、この日を楽しみに仕事(繁忙期に加え、スタッフの体調不良による人員不足)を乗り越えたし、実際に大変良い時間を過ごした。

彼との別れ際、近頃電車の遅延が多く、原因は人との接触事故という話を聞いた。
何故生きることをやめてしまうのだろうか、という言葉に、
生きていたくないんだろうね、と返した。
俺たちは生きていようね、

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なんとなく、生きる希望が見えなかったあの頃

小学4年生の頃だろうか。

何か辛いことがあった訳ではない。
ただ、自殺したらどうなるのだろう?と思いながら、ベランダの下の景色を見ていた時期があった。
実際に危険なことをしたことは無いし、心から死にたいとも思っていなかった。
なんとなく"終わり"に興味があったのか、終わらせてもいいかな、という軽い気持ちだと思う。

この時期が過ぎ去り、私は5年生の時に創設された合唱部に入り、6年生では部長になっ

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どこか遠い、同じ空の下にいる人に励まされた話

私が好きな漫画家さんは、いつも予告なく、真夜中に突然インスタライブを始める。
アーカイブも残さないため、まさに一期一会。
そんなインスタライブと、最近久しぶりに出会えた日があった。
私と漫画家さんの時間が偶然重なったこの瞬間、運命の巡り合わせはたしかに存在したのだと今なら思う。

10月の下旬頃からだろうか。
私は仕事のことを考えては心を病み、ついに体調にも影響が出始めていた。
毎朝1時間の通勤は

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人生は計画外

小学生の頃、何度も何度も繰り返し見た作品の1つに、2009年の花組バウホール公演「フィフティ・フィフティ」がある。
ポップな衣装と背景ポスターが可愛らしく、上演前から気になっていた作品。登場人物の個性が強烈で、明るく賑やかでわかりやすい面白さに当時惹かれていた。数年前に改めて見た時、虐待などの社会問題を取り入れながら人生について考える実に深い作品であると気付き、ますますこの作品を好きになった。

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第二章

この言葉が頭に浮かんだ時、ふと宝塚で同じタイトルがあったことを思い出した。
2014年の専科公演。観ていないため内容は知らないが、潔い3文字のタイトルが記憶に残っていた。

この投稿のタイトル通り、私は社会人生活の第二章をスタートさせる。
7月末、店長に退職願を提出した。今は正式な退職に向けた手続きを進めている。
2021年4月に入社して5ヶ月。この決断に後悔はなく、今は開放感に包まれている。

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選ばれない人生はいつまで

全てを賭けて挑んだ挑戦は、一通のメールであっさりと消えた。
終わってしまえば呆気ない夢だった。

この挑戦に賭ける心情は、今週末に東京宝塚劇場で千秋楽を迎える花組公演「アウグストゥス」で瀬戸かずやが演じるアントニウスに重なるものがあった。
アントニウスは貴族の身分のない兵士でありながら、ローマの英雄と讃えられるカエサルの腹心まで上り詰め、その後継者と目されるほどの存在になる。

アントニウスが何も

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命の使い道

6/21、宝塚歌劇団月組公演が宝塚大劇場公演千秋楽を迎えた。

トップスター珠城りょうの退団公演。
長く宝塚を観続けると、大勢のスターの卒業を見送ることになる。個人的に珠城りょうは、観劇回数も多く思い入れの強いスターの1人だ。今回、この月組公演を通して感じたこと考えたことを、棚卸ししていこうと思う。

はじめに、私の初観劇は星組。当時の星組トップは安蘭けいさん、月組トップは瀬名じゅんさんだった。

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何者にもなれなかった自分へ

この4月から社会人になり、3ヶ月が経とうとしている。 
大学時代を知る人なら、深夜(26時はザラ)まで部活動の自主練をして朝の弱かった私が、毎朝7時から働いていることに驚くだろう。18時過ぎ(この頃は19時前)に仕事を終えて帰宅すると、晩ご飯も食べれず連日寝落ちしてしまい、出勤前に慌ててシャワーに駆け込む。肉体疲労が抜けず、休日はほとんど寝たきりだ。
唯一の楽しみは宝塚観劇で、仕事と宝塚と睡眠でか

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