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寝ても覚めても雪男

ここ数年、新しい年の始まりと共に、新しい何かに出会いハマるという流れが続いている。
2022年はOSAJI。
2023年はrihka。
どちらもネイルがきっかけだし、偶然かと思いつつも、2024年は何に出会えるのだろうと少し楽しみな気持ちもあった。
そして期待通り、今年も新しいものに出会い、見事にハマっている。

今をときめくアイドル" Snow Man "だ。

まさか自分が、宝塚以外の誰かにハマるなんて。
しかも男性アイドル。人生は何があるかわからないし、出会いは奇跡だとしみじみ思う。

好きという感情は誰にも抑えらない。
沼に落ちていく過程はあまりにも心地良く、もはや快感だった。
Snow Man無しでは語れない、濃い2024年を語りたくて仕方ないので、記録を残すことにした。


1.出会い

Snow Manにまつわる1番最初の思い出は、実家のテレビで見た2022年12月の紅白だろう。
デビュー当初にテレビで見て、グループ名を知っている程度の私でも『ブラザービート』の印象は強烈だった。
ラウールくんの脚が細くて長すぎて、それを引き立てるストライプ柄の細身パンツの衣装が鮮明に記憶に残っている。
ドラマ『silent』を視聴していたので、目黒くんにも親近感があった。
大人数グループならではの、男子のわちゃわちゃ感を楽しめる曲と振り付けで目からも耳からもワクワクした。
正月明けからすぐ仕事の為、帰省は即終了。テレビの録画を見れないので、NHKプラスを登録しSnow Manの出演シーンだけを見返したり、YouTubeのMVも見たりした。
しかし日常に戻ると熱は少しずつ冷めていき、1ヶ月もしないうちに頭からすっかり消えていた。

2.再会

2023年12月。
年末に帰省すると、母から
「今年はSnow Manの生配信ライブを見るから、紅白は見ないよ」と言われた。
大晦日は紅白、という我が家の暗黙のルールが初めて覆った瞬間だった。
家族の誰も、母の希望に逆らう気は特になかったので、大人しくテレビの前で待機。母と双子の妹と視聴した。
少し早めから待機していたので、視聴者数が増えていくのをぼんやり眺めつつ、10万人を超えた時点で私がこれくらいかなあと言ったら、母はこんなもんじゃないよと即答、結果その通りだった(知名度とファンの規模をわかってなさすぎました、ファンの方すみません)。

ちなみに私のいない実家では、いつのまにかSnow Manは日常生活に定着していた。テレビを買い替えてYouTubeを見れるようになってからは、普段からMVを流したり、父の寝た後に母が夜な夜なSnow Manの動画を見たりと楽しんでおり、妹もその生活が馴染んでいた。母はドライブのお供にもSnow Manを流していたようだ。
事前に発表されたセトリで予習も済ませた母と違い、私は知っている・聴いたことがある曲は2曲程度。途中LINEを返信したりと、最後まで集中を切らさず見れたわけではなかった。ライブ後にお風呂に入ったので、お風呂上がりも続いていた年越しのトークはほとんど見ておらず、最後のライブ部分だけを見た。

それでも、ライブ中のパフォーマンスは圧巻だった。
まず、ジャニーズってこんなかっこいい曲もあるんだということを初めて知り、衝撃だった。
ライブ視聴後にまずハマったのは『slow…』『DA BOMB』『Bass Bon』。
特に、競技ダンス部の練習会で何かとサンバを聴き続けた私にとって『DA BOMB』は始まった瞬間から血が騒いだし、自然と体が動いてリズムに乗っていた(モダン人なのでサンバは壊滅的に踊れませんが)。
そして『Grandeur』『W』『POWEEEEER』『Cry out』の流れ。
ライブ後半にこれだけ体力のいる曲が連続するのは、一般人は想像するだけで倒れ込んでしまいそうだが、エネルギー切れを起こすどころかどんどん加速していく。汗や表情、終わった後の荒い息遣いからも、ステージ上の熱量がどれだけのものか伝わってきた。
いわゆるアイドルっぽいキラキラソングはどうしても照れがあり、かっこいい曲を繰り返し聴いてSnow Manと距離を縮めた頃に改めて聴いて、段階を踏んで楽しめるようになった。

3.縮まる距離

家族とのLINEを振り返りながら、時系列を整理してみる。

1/2
新幹線のお供は、大晦日のライブ映像のアーカイブ。
ただ、見た理由に深い意味はなく、パフォーマンスすごかったし余韻もあるし、アーカイブが消えるまでにまた見ておこうかな、くらい。
この日にYouTubeのチャンネル登録、Instagramのフォローはしたらしい。
私的にはまだハマったつもりはなくただ楽しく見ていただけだが、母はSnow Manファンを1人ゲットしたとほくそ笑んでいたようだ。

それでも、やはり1回しか見ないのと繰り返すのとでは、気付ける情報量が違う。
ほぼ初心者の私は、伸び代しかない。
まず、メンバーの顔の認識率が急上昇した。
この時のお気に入りは2曲らしい。

1/3
体がSnow Manを欲するようになっていた(早)。
朝の支度中も通勤のお供も、休憩時間も、帰宅後もSnow Man。
お気に入りが3曲ある発言をしていた。
妹との会話では、宮舘くんが舘様と呼ばれてることをまだ知らなかった様子。
阿部くんのこともまだまだ。
ダンスシーンでは誰々のこの瞬間の表情いいよね、ここの振り付け格好いい、とお気に入りができ始めた。(1/3・4に撮った、好きな瞬間のスクショが残っている)
この時点では目黒くんが1番好み(元々知ってたのも大きい)。
2番目に渡辺くんが気になり始める。
岩本くんは第一印象が怖めだったが、サングラス下の可愛い笑顔とのギャップに気付いてしまった。
向井康二くんは、ダンスのフォーメーションが後ろの時も高いジャンプをしていてプロ意識を感じた。
ラウールくんは存在が目の保養。

1/4
アーカイブが残っている喜び。
退勤後にSnow Manを聴きながらお散歩する。
1回目の視聴では拾いきれなかったツッコミが耳に入ってくるようになり、益々楽しんでいる。
映像を繰り返し見て、どこを誰が歌うかなんとなく覚えた&声もセットで覚えることで、映像なしでも今誰が歌ってるのか瞬時にわかる場面が増える。
ジャニーズ好きの高校の友人に、Snow Manを聴いてる話をする。

1/5
休日。『LOVE TRIGGER』のMVやそれスノを見る。この日は宝塚の話をしていて、Snow Manは少なめ。

1/6
朝からSnow Manのことを考えていたら、好きなブランドのインスタライブを視聴し忘れる。
職場の同僚にSnow Manの話をしたら、向井くんが格好いいと言ってた。
妹は『JUICY』が好き(随分前にもダンプラ動画のリンクを送られたことがある)。
妹から見ても、私はSnow Manにハマってる認定された。
ライブ冒頭、メンバーが登場し全員のシルエットが映る演出があるが、誰かわかるようになる。

1/11
母から、2/14発売のSnow Man10枚目シングルを3形態購入特典付きで予約したことを聞かされる。大晦日のライブ配信があまりにも良かったので、無料は申し訳ないから課金したいとのこと。当初はCDは分けようか、特典のカレンダーは私にあげると言ってくれていたが、母もしっかりハマったので全て実家に飾られている。
ライブ配信のオープニングで、9人のシルエットが映される場面について誰か判別できるようになったと話していた。

1/12
母とそれスノの放送時間や内容について話している。この頃からテレビも追うようになったらしい。

と、春頃にここまで書いて保存し、加筆修正しては保存していたら、あっという間に数ヶ月が経ってしまった。
改めて読み返しても、大晦日からのたった1週間でSnow Manが生活に浸透しすぎている。
個人的に人生の分岐点がありすぎた2024年上半期だが、時に現実逃避しつつも、Snow Manに助けられて何とか今日まで生きれている。下半期の今もSnow Manと共に1日1日を過ごしている。

今度は、私が心奪われた最高の推しについても記録に残したい。

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