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京都

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京のおもたせ からすみ餅

京のおもたせ からすみ餅

ここぞ、と言うときの手土産は皆様それぞれあると思いますが、私は和久傳のからすみ餅に一票を投じたいと思います。
奥さんのご両親に結婚の挨拶に行くときにも手土産として持っていき、次回、会う時にリクエストを頂くほどの高評価です。
お酒が好きな上司の誕生祝に送った時も喜ばれたものです。

からすみ餅は自家製のからすみを餅で包んだもので、焼き目が付くくらい炙って食べると極上の酒の肴となります。

お雑煮に入

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海の京都|夕日ヶ浦温泉で夕景を見てきた

海の京都|夕日ヶ浦温泉で夕景を見てきた

夕日ヶ浦温泉は京都府の北西部、京丹後市の日本海沿いの温泉です。最近では海の京都と呼ばれキャンペーンも行われておりました。夕日ヶ浦というその名の通り夕日が美しい場所らしいので宿泊で行ってきました。

京都から車で京都縦貫道を使って約2時間半程度で行ける場所にあります。城崎温泉の方角というと分かりやすいですかね。

興奮したのか朝早く起きてしまったので、マクドナルドで腹ごしらえをして、下道を使ってのん

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下鴨神社 御手洗祭

下鴨神社 御手洗祭

祇園祭の前祭の山鉾巡行が終わった頃、夏土用(例年7月20日過ぎ)に入ると行われる下鴨神社のお祭りがあります。その名も御手洗祭(みたらしまつり)。京都の街中は祇園祭で盛り上がっている頃、地元の人にも人気のお祭りです。

御手洗祭は、境内にあるみたらし池に足をつけると疫病や脚気にかからないといわれ、無病息災を祈ってお祓いを受ける神事です。

300円納めて靴を脱ぎロウソクを頂いてみたらし川に入ります。

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京都の立飲み焼鳥 堀川鳥岩

京都の立飲み焼鳥 堀川鳥岩

#おいしいお店 というテーマで書いてみたい。今回は立飲みの焼き鳥店である堀川鳥岩さんを紹介したい。焼き鳥屋さんというより鶏肉屋さんが始めた立ち飲みといった方が正確な表現であろう。

鳥岩は元々数十年続く鶏肉店で、2013年頃だろうか、いつの間にやら店先で飲むようなスタイルで立ち飲みが始まって、2018年に店舗改装が行われて現在のような営業となる。

基本的にビール派なので、瓶ビール¥450をオーダ

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あぶり餅、どっちがお好み?

あぶり餅、どっちがお好み?

京都には数多くの有名なものがありますが、古くからあり地元民にも愛されているグルメがあります。それは今宮神社門前にある「あぶり餅」です。
あぶり餅とは一口大に丸めきなこをまぶしたお餅を、竹ひごのような串の先端に刺し、炭火で炙り、白味噌のタレをかけたものです。
京都市北区にある今宮神社門前の茶店で提供されている京都を代表する名物のひとつです。

と、そこまでは良いのですが、よく話題に上がるのは「どっち

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鴨川で過ごすということ

鴨川で過ごすということ

 唐突ではあるが私は京都市に住んでいる。京都の街は密度が高く狭いところであるので開けた場所というものが少ない。そんな京都市民にとって近場で開放感を感じられ季節を楽しめる場所というものに鴨川がある。

 特に高野川と賀茂川が合流する通称「鴨川デルタ」と呼ばれる地帯は多くの観光客の集まる場所となっており、また地元の人々の憩いの場となっている。
 飛び石をまたぎ水の流れを感じると、かつての暴れ川だった姿

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雪の京都を楽しむ

雪の京都を楽しむ

 京都という土地は夏暑く冬寒いとか、冬の底冷えなんて言ったりしますが、年に1~3回程雪が積もります。だいたい2月が多いのですが、もし雪が降ると思われる日に京都にいるのであれば早朝から動き出して雪を楽しむことをお勧めします。人それぞれ流儀はあると思いますが私なりの楽しみ方を紹介出来ればと思います。

 個人的に朝イチでお勧めしたいのが法然院です。1994年冬の「そうだ京都、行こう。」キャンペーンにも

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京都の甘味処 かさぎ屋のおはぎ

京都の甘味処 かさぎ屋のおはぎ

 これから本格的な紅葉シーズンを迎える京都です。今回は京都に来たら是非とも食べて頂きたいオススメの甘味処を紹介したいと思います。

 そのお店は京都市東山区、清水寺の近くの二年坂にある『かさぎ屋』というお店です。
 昔ながらの甘味処でおはぎ、ぜんざい、またしるこセーキというオリジナルメニューも有名です。
 その中でも私のオススメはおはぎです。

 つぶあん、こしあん、きなこ(夏期のみきなこ、他の季

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岩戸落葉神社(京都市北区)ライド

岩戸落葉神社(京都市北区)ライド



 京都市北区にある岩戸落葉神社を紹介します。イチョウの木で有名で周山街道(国道162号線)を走るライダーやサイクリストの間で知られた神社だったのですが、ここ10年でメディアにも登場し紅葉シーズンには多くの人が訪れるところです。

 御祭神は天御衣織女稚姫神、弥都波能売神、瀬織津比咩の三神を祀る(左の社)。また落葉姫命を御祭神とする御霊社(右の社)を摂社とする。岩戸社、落葉社(現・御霊社)は元々

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雪の美山へ行ってきた

雪の美山へ行ってきた

 先日、こんなニュースが飛び込んできました。『京都府南丹市美山町は、12月2日、スペインのマドリードで開催された第24回総会でUNWTO(国連世界観光機関)から「ベスト・ツーリズム・ビレッジ」の認証を受けました。』

ということで世界からも注目されることになった、かやぶきの里として有名な美山町。

 夏の緑がきれいな時期も良いのですが、冬は雪の積もる地域でもあります。そして冬の1月末から2月半ば頃

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鴨川で呑む

鴨川で呑む

 京都は鴨川、それぞれが思い思いの過ごし方をする空間であり、まるで青春時代の続きが許されているかのような世界がそこには広がっている。
 春には桜、夏には涼、秋には賑やかさの名残、冬には冷たい風が吹き四季を感じさせてくれる。
 休みの日にはそこで飲もうと言うのだ。

 場所は出町柳、賀茂川と高野川の合流する俗に鴨川デルタと呼ばれているエリアだ。『四畳半神話体系』という小説、アニメでも有名だし、『鴨川

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祇園祭 宵山の史料

祇園祭 宵山の史料

❚『祇園御霊会細記』『祇園御霊会細記』(宝暦七年 1757)に「宵夜錺の事」という項目が記される。

❚『諸国 年中行事大成』『諸国 年中行事大成』(文化三年 1806)の「六月六日祇園会山鉾宵飾之図」に宵山の様子が載せられていて、提灯で飾られた鉾や多くの見物客が描かれている。

また史料左上に「四条室町の辻を俗に四つ鉾の辻といふ。東西南北に鉾あるをもつての謂なり。其東にある函谷鉾は天明の火災に焼

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京都近郊の花巡り2022年振り返り

京都近郊の花巡り2022年振り返り

●はじめに

私は季節感のある風景が好きだ。
くるりの『東京』じゃないが
「相変わらず季節には敏感でいたい」と思っている。

2022年もまだ2ヶ月近く残っているが
花というキーワードは終わりを迎えただろうから
一足先に10ヶ月を振り返ってみよう。

1月/January

●第1なぎさ公園の寒咲花菜(滋賀県守山市)

滋賀県の琵琶湖大橋の東端、ピエリ守山という商業施設から徒歩5分くらいのところに

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厭離庵の紅葉が好きだという話

厭離庵の紅葉が好きだという話

京都の厭離庵をご存知だろうか?
京福電鉄嵐山駅から徒歩20分くらいのところにあり、
紅葉の時期のみ拝観を行っているお寺である。

境内は意外と奥行きがあるが
ひっそりとしており雰囲気が良い。

見所は書院前の庭園で
一面の苔と数本の楓と蹲、灯籠が配されている。

庭園自体はこじんまりとしているが
何よりもその紅葉の赤色の質が別格なのだ。

京都には数々の紅葉の有名なところがあるが
この赤は中々見ら

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