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#言語聴覚士
クライアントの本当のニーズに迫る方法②ークライアントの反応を見極める
前回から、理学療法士がマーケティングを学ぶと、臨床の能力が上がるということを書いています。
前回の記事を読んでいない方は、そちらから読んでいただけると幸いです。
繰り返しになりますが、マーケティングを熟知している、臨床にマーケティング思考なんて必要ないと考えている、自分の臨床は完璧だと考えている、といった方は読む必要のない記事となっております。
前回の記事では、マーケティングの分析手法である
クライアントの本当のニーズに迫る方法①ー環境や状況を分析する
今回は、理学療法士がマーケティングを学ぶと、臨床の能力が上がるということを書いてみたいと思います。
マーケティングを熟知している、臨床にマーケティング思考なんて必要ないと考えている、自分の臨床は完璧だと考えている、といった方は読む必要のない記事となっております。
先日、こんなツイートをしました。
なかなかの反響があり、みなさんマーケティング思考の必要性を感じているのかなぁと思いました。
そ
提供する理学療法の意味を見失ったときに考えたいこと
理学療法士が理学療法を提供する場所や領域は年々拡がっています。
少し前まで理学療法士は病院に勤めるのが普通でしたが、最近では訪問やデイサービス・デイケア、行政、予防分野など、多種多様な領域で働く理学療法士が増えてきました。
理学療法士として関わる範囲・領域が拡がれば拡がるほど、それぞれの領域で理学療法を提供することの意味は多様化します。
そこで生じるのが、何のための理学療法なのか?という疑問
自分の身体の動きに気付いていますか?〜フェルデンクライス身体訓練法〜
筋トレやランニング、ウォーキングなどがブームになっている昨今。時代背景もあり、健康志向が高まってきていますね。
我々理学療法士としては、運動習慣や自身の身体をケアする機会を持つ方が増えるのは、疾病予防の観点からとても喜ばしいことと思います。
ところで、自分自身の身体がどのように動いているかを気にして運動していますか?
日常生活の中で、ご自身の身体の動きに気付いていますか?
筋トレのような運
精神と身体のつながりを考慮する方法〜認知神経リハビリテーション〜
この記事は、患者さん・利用者さんの認識を知り、より良い理学療法を行おうと追求する理学療法士、およびリハビリテーションに関する職種に向けて書いています。
該当しない方にとってはあまり有益な情報が提供できないと思いますので、他の記事を読んでいただくことをオススメします。
さて、いきなりですが理学療法とは何でしょう。
みなさんご存知と思いますが、以下に法律上の定義を引用しておきます。
この法律で「
クライアントの認識を知るための方法ーフッサール現象学を臨床に活かすー
この記事は、患者さん・利用者さんの認識を知り、より良い理学療法を行おうと追求する理学療法士、およびリハビリテーションに関する職種に向けて書いています。
該当しない方にとってはあまり有益な情報が提供できないと思いますので、別の記事を読んでいただくことをオススメします。
理学療法士としてクライアントに関わる中で、クライアントの認識を知ることは大切です。
それがなぜかというと、医学的な概念としての『
金銭状況はリハビリテーション戦略にも影響する
みなさん、お金は大事ですよね。
今回はリハビリテーションにおけるお金について書いてみたいと思います。
※理学療法士自身のお金の話ではないので、稼ぎ方とかが知りたい方には参考にならないかもしれません。リベ大の両さんの書籍(下記)なんかで学ぶことをオススメします。
日本という国は保険制度が非常に充実しており、年齢や収入によって自己負担額は異なってきますが、おおむね1〜3割負担で必要な医療・介護を
クレームによって理学療法士として成長できた理由
理学療法士をしていると、クレームや苦情を受けることは一度や二度ではないと思います。
病院に勤務していてもありますし、訪問リハや訪問看護だと更に多くなるように思います。クレームを受けると、けっこう落ち込んだり凹んだりしますよね。
いわゆる『モンスターペイシェント』は別として、クレームや苦情というのはまっとうな意見が多く、クレームへの対応の仕方がその後の自分の成長を左右すると言っても過言ではありま
なぜ理学療法士が言葉について考えるべきなのか
今週一週間、言語について書いてきています。
月曜日にアップした記事の反響がすごく、歴代PV数No.1を更新してしまいました。(それまでは装具の記事でした)
スキもたくさんいただいています。ありがとうございます。
さて、今日はようやく理学療法士らしく、言語が運動に影響を与えるというお話です。
理学療法士のみなさんは、言語が運動に影響を与えそうだというのはなんとなく感じているのではないでしょう
理学療法士がメタファーを解釈すべき理由
前回、前々回と、言語聴覚士に見習うべき点を書いてきました。
前々回
前回
今回は、理学療法士が言語を解釈するということについて、その一例として『メタファー』というものを取り上げて考えてみたいと思います。
『メタファー』とは、日本語では『隠喩』と呼ばれます。何かを何か別のものに例える言語表現のことです。
「足が棒になった」というのはメタファー表現ですね。
一方、『シミリー』というものがあり
理学療法士が見習うべき言語聴覚士の能力
医療・介護分野におけるリハビリテーション専門職は主に理学療法士、作業療法士、言語聴覚士という3種類の職種で構成されます。
それぞれに専門性があり、そこに優劣はありません。
しかし、ごく一部の理学療法士は理学療法士が一番偉いかのように振る舞っていたり、言語聴覚士を卑下するような発言もあったりします。(Twitterでもそのようなツイートが散見されますが、気分悪いので引用しません)
私自身、個人
ご存知ですか?運動学習は運動を学習することではありません
理学療法士をしていると避けては通れない、『運動学習』というものがあります。
理学療法士なら誰もが持っている基礎運動学の中村隆一氏は、『運動学習』を次のように説明しています。
運動学習は各種の運動技能を獲得する過程である。筋運動の関与する技能の獲得でもある。知覚と運動との相互作用は運動制御の視点から運動学習では重視されている。一方,リハビリテーション医療においては,機能回復,とくに中枢神経系障