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#私の作品紹介
短編 | 一生のお願い
「一生のお願いがあるの」
いままでにひろ子は何度言ったことだろう?
「一生のお願いがあるの。健さん、私と付き合ってください」
誰とも付き合わないと決めていたわけではないし、付き合っている女がいたわけでもない。僕はそれほど深く考えることもなく、ひろ子と付き合い始めた。
「一生のお願いがあるの。いっしょに沖縄に旅行に行きたいんだけど」
ひろ子にそう言われてから1年後、僕とひろ子は一緒に沖
現状に満足しない。
どうも、今年のnote賞受賞者です。
あっ「(#^ω^)ビキビキ」ってなったそこの貴方、どうか矛を収めてください! 私は狂気だけが取り柄の善良な一般人です!
#なんのはなしですか
授賞式で思ったこと(裏)。 授賞報告記事では書かなかったエピソードです。
授賞式後に集合写真の撮影がありまして。その際の声かけは「メディア賞の皆さんは最前列にお座りください」だったのです。
私は顔出
短編 | 小説家志望ですが...(創作大賞2025に向けて)
「どんな人でも、この世にひとりしかいない。だから、自分ではどんなに平凡だと思う人生しか歩んでこなかったと思っても、その人にしか書けないことがある」
どこで聞いた言葉なのか、今となっては思い出せないけど、ときおり思い出す言葉だ。私には私にしか書けないことがある。
別にこの時代を生きている人でなくてもいい。まだ生まれていない人でもいい。私という人間がこの地上に存在した証を残しておきたいと考えるよ
短編 | あなたは神様を信じますか?
「愛実、そろそろ出掛けますよ」
日曜日は、いつも母と一緒に過ごしてばかりだった。
本当は友だちの「今度の日曜日は、メグちゃんと一緒に遊びたいな」という誘いに「うん、喜んで」と言いたかった。
「お母さん、メグはね、日曜日は、お友だちと遊びに行きたいな」
「なに言ってるの?遊ぶのは学校だけでいいでしょ?わがまま言わないで。お母さんの言うことを聞いてね」
友だちと一緒に遊びたいという私の希
批評の剣を抜くとき
久しぶりに新著を上梓しました。
長年に渡って不毛な論争がつづいた「noteコメント論」に一応の決着をつけました。
ぜひお読みいただければ、と思っています。
直筆サイン入りです😊。
要旨はこちらのブログ(↓)にまとめました。
14行詩 | 秋のオリオン(The Hunter Orion)
The Hunter Orion
I was totally down and out.
Wanting to dispelin' fear
and forgettin' all tormenting me,
I decided to shake off any words
arising in me moment after moment.
Gradually, I becam
詩 | 悲しみの伝達速度
スパッとナイフで
切られたように
はじめのうちは
わからなかった
しばらくしてから
血が吹き出してきて
はじめて痛みを
感じはじめた
無感覚状態から
激痛へ移行して
やがて鈍痛が
つづくことになった
ずっと鈍い痛みを
抱えていたんだ
もっと早く君を
手放しておくべきだった
会えない日々は
いつしか会わない日々に
変わっていたのに
ズルズル付き合っていた
君からのLINEも電話も
僕からの