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適応障害の治療日記

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適応障害と医師に診断されてから、実践した治療のふりかえりを纏めています。
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2020年10月の記事一覧

言いたいことを言うことは、権利であり、だれかの許可はいらない。自分自身にすら、許可はいらない

言いたいことを言うことは、権利であり、だれかの許可はいらない。自分自身にすら、許可はいらない

アサーションガイドに載っていた言葉に、はっとした。

言ったことを途中で曲げても、意見を変えてもいい。理由を説明する必要もない。

失敗することは権利であり、失敗して後ろめたくなる必要はない。

分からないことは、「わかりません、宿題にさせてください。後で分かったことを報告します」と言えばいい。たとえ教師だからといって、何でも知ってるわけではない。専門分野に関してさえ、である。

人間は、人間であ

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マインドフルネスな呼吸を使って、ネガティブな感情に支配されないようにする

マインドフルネスな呼吸を使って、ネガティブな感情に支配されないようにする

自責のイメージは出なかったが、リハビリとして見た会社のSlackの一文を見て、心臓に膜が貼ったように身体に異変が起き、心がざわついた。手足にはしびれが出て、動悸は早鐘のように響いた。

ACTの本から学んだ知識をさっそく使ってみた。マインドフルネスな呼吸を行う。呼吸に集中し、ざわつく心に囚われた行動をしないように試みる。

心がざわつき、ネガティブな感情が出ると、頭が真っ白になり、何も考えられなく

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肯定的なフィードバックで、他人を前向きにしてみよう

肯定的なフィードバックで、他人を前向きにしてみよう

セルフアサーショントレーニングの本を読んでいて、ロールプレイトレーニングの章に特徴的なことが書かれているのを見た。

ロールプレイを観察する役割の人たちから、ファシリテーターが肯定的なフィードバックだけを求めていたのだ。

意図はまだ分からないが、良いことだと思った。大事なのは、自信をもてるようになることだ。それには、肯定的なフィードバックを受けて、自信を持つことが大事だと感じた。

ウソを言えと

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「自分らしい」とは、爽快感を伴う行動のことである

「自分らしい」とは、爽快感を伴う行動のことである

朝の瞑想で爽快感を得た。薬を飲む前だったので、気怠さが起きることはなかった。

勉強会の登壇スライドが出来て、職場の上長と話も出来て、個人的には爽快感のある一日となった。スライドが出来ずに悶々としているより、一回作りきってしまい、明日の自分に推敲をさせようと思う。

本日の記事のタイトルは、「セルフアサーショントレーニング」の一節よりヒントを得たものだ。

自分とは何か?という問いが本書にあり、よ

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無いものを 楽しむ姿勢が 持ちたくて

精神科の定期健診。前回より症状が良くなったことを褒められた。
人と話す時間を持つこと、職場と話をすることを薦められた。そのようにしている。

タイトルの話は、いっぱいいっぱいになった心が改善され、余裕が出てきた証拠なのだろう。

リビングのシーリングライトが切れてしまい、夕方になると真っ暗で、読書ができない。パソコンのディスプレイがやけに眩しく感じられ、思わず、不健康な生活をしている錯覚に襲われる

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踏んだり蹴ったり

踏んだり蹴ったり

久し振りにプログラミングっぽいことをしたら、うまく行かなかったうえに、シーリングライトの電球が切れて真っ暗だ。

ま、うまく行ってなかったので、「もう寝なさい」というお告げなのだとリアプレイザルした。

メンタルの回復度を数値化してみる

メンタルの回復度を数値化してみる

Oura Ringでマインドフルネス瞑想をしたときの数値を測ることにした。メンタルの数値化は、自分がどの程度回復しているかを評価するのに有効だ。

Oura Ringについては、以下の記事が参考になる。興味のある人はどうぞ。

数値化のやりかた以下に倣い、MBSR方式のマインドフルネス瞑想を行う。

1週間目なので、ボディスキャン45分+静座瞑想10分の計55分を、Oura Ringの「Check

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チートデイを経験してみて

チートデイを経験してみて

チートデイ(意図的な休みの日)のため、本日はMBSRと運動は休んだ。食事も、食べたいものを食べた。

予想はしていたのだが、夕方になって自責のイメージが出現した。セルフコンパッションのマントラを唱えて対応。しかし、一日2回出ていた自責のイメージが、最近は一日一回くらいに減ってきている。うれしい。

精神的なダメージが大きいため、SNSは一日5分以下にしよう。3週間くらいSNS断ちしているが、大して

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瞑想に期待を持ちすぎない。自分は自分。独立自尊

瞑想に期待を持ちすぎない。自分は自分。独立自尊

MBSR1週目。効果は分からない。身体の変化も、少しはあるが劇的なものではない。

薬も、治療方法も、依存してしまうと良くない。期待した結果が出ないときにすぐ他のものを試せなくなる。

方法論が何だ、心理学が何だ、病理学が何だ、スピリチュアルが何だ。
他人に自分を最大限にわかってもらうなんて、考えが依存的すぎる。一流ホテルのホテルマンではないのだ。自分のすばらしさは自分で決定することだ。

特効薬

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心はあなたの悪口を大音量で流すラジオである ~否定的な価値判断に立ち向かうための考え方~

1on1セラピーで友達とACT with LOVEに載ってる一節を読んだとき、まさに自責イメージはこのことなのだ、と合点が行った。

周りの人間の姿を借りようが、イメージは自分のこころが鳴り響かせるノイズ。大音量で流しているのなら、ボリュームを絞ればいい。
そして、ここで言うボリュームを絞る行為が、「脱フュージョン」というACTの技術なのだと学んだ。

MBSRでマインドフルネスを実践しているのも

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HRV(心拍変動)は日中に上げないほうが良い

HRV(心拍変動)は日中に上げないほうが良い

Oura Ring でMBSR中のHRVを測ったら、けっこう安定した数字だった。HRVが上がると副交感神経が優位になり、リラックスしていることの証左だ。

でも、考えてみると、多くの人にとって、日中は活動を活発にしたい時間のはず。そのときにHRVが上がると、仕事のパフォーマンスが落ちるのでは?

リラックスしすぎも問題だ。

MBSRとセルフコンパッションのマントラで自責イメージに対峙する

MBSRとセルフコンパッションのマントラで自責イメージに対峙する

いつもの投薬、運動、食事、睡眠に、MBSRを取り入れてみた。

1週目の本日は、ボディスキャン45分やって、静座瞑想10分。合計55分。
やったあと、変な感じになった。睡眠導入剤を飲んだ後のような感覚になった。スッキリしたわけでもない。でも、そんなものらしい。

自責イメージがいつものように出てきたので、セルフコンパッションのマントラを唱えながらイメージと対峙する。
気を付けてはいるものの、ついう

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Mindfulness-based stress reduction:MBSR を実践して不安に立ち向かう

Mindfulness-based stress reduction:MBSR を実践して不安に立ち向かう

セルフコンパッションのマントラとは別に、メンタルの筋トレをするMBSRは8週間の瞑想プログラム。やらないより、やったほうがいい。

ソフトウェア開発のスキルを上げるより、いまの自分には、適応障害を治療するほうが最優先だと先日の1on1セラピーでわかった。
専門技術は、仕事の質を上げるためのものだが、仕事そのものが出来なくなったら効果を成さない。ようやく、そんなことに気づけた。

適応障害の治療とし

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人間関係のストレスを最小化するためのコミュニケーションは、問題解決モードだけでは足りない

人間関係のストレスを最小化するためのコミュニケーションは、問題解決モードだけでは足りない

適応障害の対応投薬。運動。瞑想。瞑想方法は、マハサーティ瞑想に変えた+歩行瞑想にした。
紙に書いて、自分の感情や意思決定を視覚化するようにした。

問題解決モードだけでは、相手を威圧してしまうファシリテーションという言葉には、問題解決をするという意味だけではなく、その場にいる人の感情を調節して円滑に場を進めるという意味が感じ取れる。

正しさだけではなく、親切さも合わせて、はじめてコミュニケーショ

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