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栄養ストレスを減らして心身ともに健康に!!

ストレス」と聞いて、何を思い浮かべますか?

多くの人は、家族や友人とのケンカや、仕事の締め切りが迫っているけど準備ができていない、という状況を思い浮かべるかもしれません。

これらは「心理的なストレス」に分類されます。心理的なストレスは健康に大きな影響を与えることがありますが、これは体が感じるストレスの一部に過ぎません。

実は、あまり注目されていないものとして「栄養によるストレス」があります。

そこで今回は、「栄養ストレス」についてお伝えしていきます。


栄養ストレスとは?

栄養ストレスは、私たちの体が適切に機能するために必要な栄養素が不足したり、過剰摂取したりすることによって引き起こされるストレスです。

現代社会において、食生活の乱れや不適切な栄養管理が、私たちの身体や心に大きな影響を与えていますだからこそ、原因をしっかり見ていきましょう。

①原因:必要な栄養が足りない、または取りすぎている

体に必要な栄養素には、微量栄養素のビタミンやミネラル、炭水化物、タンパク質、脂肪などがありますが、これらが不足していたり、逆に過剰に摂取されていると、体にストレスがかかります。

例えば、ビタミンDの不足は骨の健康を損ない、カルシウムの吸収が低下することで骨粗鬆症のリスクを高めます。

一方で、摂りすぎの問題もあります。
例えば過剰なビタミンAは肝機能障害や骨の脆弱化を引き起こす可能性があります。
だからこそ、ニュートラヴァイタではビタミンAではなく、B-カロチンを配合しています。
B-カロチンは、体に必要な量だけビタミンAに変換できるため、ビタミンAの過剰摂取による毒性のリスクが低い安全な供給源なのです。

そして、炭水化物や脂肪の過剰摂取は肥満や生活習慣病のリスクを高め、糖尿病や心血管疾患に繋がる可能性があります。

また、栄養素のバランスが取れていないと、交感神経系が活発になり、ストレス反応が増加することがわかっており、疲労感や集中力の低下、免疫力の低下などを引き起こします。

②原因:カロリー・エネルギーが足りない、または多すぎる

カロリー不足は、体がエネルギーを効率的に使うための代謝活動を抑制し、疲労や体力の低下、免疫機能の低下を引き起こします。特にダイエットをしている人々や過度な運動をしている人々に見られる問題です。

逆に、カロリーを摂りすぎている場合は、肥満や糖尿病の原因となり、心血管系にも負担をかけます。

エネルギーの過不足によるストレスは、身体だけでなく精神的な健康にも悪影響を与え、イライラや集中力の低下、不安感を引き起こすことがあります。

③原因:食物アレルギーまたは不耐症

食物アレルギーや、特定の食べ物を消化できない「不耐症」も栄養ストレスの原因です。

例えば、牛乳を飲むとお腹が痛くなる「乳糖不耐症」や、小麦に含まれるグルテンが合わない「グルテン不耐症」の人がいます。

これらの症状は、体が食べ物をうまく消化できないことで起こり、必要な栄養を十分に取れなくなることがあります。

④原因:血糖値の乱れ(低血糖など)

血糖値が急激に上がったり下がったりすることも、体にストレスを与えます。
特に低血糖は、脳や筋肉に十分なエネルギーを供給できなくなり、疲労感、めまい、集中力の低下、さらには意識喪失を引き起こす可能性があります。

逆に、血糖値が高くなると糖尿病などの病気の リスクが高くなります。

血糖値の急激な変動が頻繁に起こると、体はストレスを受け、交感神経系の過剰反応を引き起こします。
これにより、身体全体のストレス負荷が増し、健康に悪影響を及ぼすことがあります。

⑤原因:特定の成分の影響

食品には、体に影響を与える特定の成分が含まれていることがあります。

たとえば、カフェインは元気を出す効果がありますが、飲みすぎるとイライラしたり、眠れなくなったりします。
また、加工食品に含まれる添加物や防腐剤も、体に負担をかけることがあります。
これらの化合物が代謝される際、体内で活性酸素が生成され、細胞にダメージを与えることがあるため、抗酸化物質の不足や摂取の偏りもストレスの原因となります。

⑥原因:食事のタイミングや断食

食事の時間が不規則だったり、食事の間隔が長すぎることも、栄養ストレスの原因です。

たとえば、夜遅くに食事を摂ることや、食事の間隔が長すぎる場合、体内の代謝リズムが乱れ、血糖値やホルモンバランスが崩れることがあります。
これにより、体がストレスを感じ、交感神経系が過剰に反応します。

断食や食事制限も短期的には効果的に思えるかもしれませんが、長期的には体に悪影響を及ぼす可能性があります。
特に、長時間の断食や急激なカロリー制限は、体のエネルギー供給を妨げ、ストレスホルモンであるコルチゾールの分泌を促進します。

⑦原因:食べ物の量や形が適切でない

最後に、個人の消化吸収能力に適さない量や形態で食物を摂取することも、栄養ストレスの原因となります。

たとえば、消化機能が低下している人が高脂肪食や大量の食事を摂取すると、消化不良や胃腸障害を引き起こすことがあります。

また、加工食品や精製された食品は、消化が難しい場合が多く、消化器系に負担をかけることがあります。
このような消化吸収の問題が続くと、体は栄養不足に陥り、代謝や免疫機能が低下します。
また、これにより体がストレスを感じ、疲労や免疫力の低下が生じることがあります。

●栄養ストレスの管理

栄養ストレスを防ぐためには、バランスの取れた食事を心がけることが大切です。
自分の体に必要な栄養素を理解し、適切なタイミングで食事を摂るようにしましょう。

栄養ストレスは、私たちの日常生活において大きな影響を与えるものです。
しかし、正しい知識を持ち、適切に対処することで、健康な体と心を保つことができます。
日々の食事を見直し、体に必要な栄養をしっかり摂るように心がけましょう。

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