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2023年4月30日 19:33
幾ら泳いでも、青色は尽きないな別にいいのだけれど、時に期待が緋色でもいいから。命纏う銘銘の魚の眼を見る、それは疾風でも泳ぎ続けた夢の類です。星を手招きすることに疲れても、白夜の微々が汗みたいにこびり付くから。憂う春の深海から先を見据えて、夢が爪先から零れるまで。透明になるふりをしているだけでも、黎明積る知識の海に辿り着くから。 気まぐれな春の泡から目先の土地に、爪
2023年4月25日 19:29
インスタントの春雨スープを飲んで、一息ついたら、隣の家の窓に明かりが、そうして今日はまた終点へ向かっていくもので、あっという間なもので。例年より雪の積もった街も雪解け街路樹に新芽が顔を出して、春を告げています。気が付けば、天井を遊泳している抱負などをすこしずつ摘み取って叶えていきたいものです。ぷかぷかしたスープの湯気にここでやっと冬眠から覚めたみたいに日々は目くるめく、駆
2023年4月21日 19:35
想像上でも 海と空の合間に二尺ほどの花が咲いたら この距離感に変わりはあるかな本音も浅瀬で水沫になるから温度も空気も ほぐれない侭だな夏というのは一つの国で青はいつでも豊作で、あちらこちらに実っているはずなのに僕はいまだにそれに気付けないでいる。向日葵畑と同じ背丈かそれ以上になっても、口から発した言葉はいつも羽根を持たずして散ってしまうから日影に座る猫の目になっ
2023年4月21日 19:32
。言葉の端がうねりだしたら、紙のなかでさ、うねる先から作られていくサンゴ礁。文字で作られたサンゴ礁。 。。浅瀬から深くまで行くと黎明の記録のむれが冴えた視力で嘘を見抜くみたいだ。。。。人々のそれぞれの日々の章節は、はじまりから変わりが見られるから面白いのです。。。。。そして季節の変わり目には前の季節のおもかげが足元辺りに魚みたいに泳いでいるからそうす
2023年4月15日 19:31
金箔纏い、芳醇な海を掻き分けた今日を嘘ということにして明日が零れるのを待とう陸地のない想像が回る水面に戻って、微々な文を餌にして、続きがかかるのを待とうそうすれば気が付けば、眠りのなかなので漠然とした夢で途端、空を見上げて月から睫毛みたいな垂れ幕が下りたとき、夢のなかでさえずりの聞こえる扉をコンコンとノックするのです。書いてみて面白い文が出来たと思いました。最後の
2023年4月11日 19:22
心の隅まですずしい季節。真っ赤な夕景を飲み干して、得た言葉で脳のなかで舟を編んで、月揺る水面にそっと浮かべた見なれた街では、雨がふっていたらしい27時は残りすくない夏の様な焦燥感で、ながめていれば、段々、夜空が白くなって自分たちはもう、どうってことないのだろうか。僕は文字の葉脈のなかで呼吸をしている。昨夜の雨粒の残る葉脈に辿り着いた。心にあるだけの仮初めの世界の地図
2023年4月7日 19:28
暗いです。やるせない星になれたら、そこから何を言うのだろう。宇宙漂う雲たちに「月の欠片がほしい」と言うのかな月の方角を見ると地球の空気感じるよ。話してみたいどうしても、夜に秘めた僕の言葉光の瞬く流星か、26時の雨になって、家の方角を見ながら夜の風をあびている。思い出の水分を夜な夜な月が吸い込むから月のひと欠片ごとになつかしい気持ちになってしまうのだろう。
2023年4月4日 19:29
熱気溢れる夜の心象哀愁を噛む季節背伸びして大人になった真似ごとをしてたいそれも春がどうにも光りに光って笑った顔の風を吹かすから熱気溢れる夜のホール思わせながら踊る人達が右往左往背伸びして缶コーヒー飲んでいる自分が居たそれも外のサクラがどうにも帰り際に寂しく見えてくるからです。聴きたかったな、聴こえてくる聴こえてくる様で聴こえてこないあなたは春雷、そして属さない孤高の
2023年4月3日 19:29
あなたのこと、街のなかで、ひと際きらめいてみえる。辺りはマリンブルーの造形でそこに入り込む魚になったの。月夜のしずく、それを餌にして、なにもかも枯れ果てるまでどこまでも延々と、泳ぎだす真似、夜の魚だよ現実的な夢想と、夢想的な現実の間を漕ぎだした自分たち夜景の向うを目指してめくるめくオールを漕いで、無口な渦を抜けたその先に何が待ち受けているのだろう。もうすぐ朝と隣
2023年4月2日 19:40
彼の奏でる音の優しさどうも、変わらないみたいで、ほっとしたのです。僕はまだ道半ば、ほんのすこしの光を携えこの儘、なつかしむ儘、道なりに歌っている。赤い、赤い、赤い星雲細かい話を膨らませている。一つ、一つ、一つ屋根仕舞った言葉を弦で弾いて、新しいものが入り組む歌を書いている。世界に向けても、一人に向けてもいいのどれも歌だよ歌の芯は色とりどりで尊いの世界に向けても、