【詞】月の睫毛(仮)
金箔纏い、芳醇な海を掻き分けた今日を
嘘ということにして
明日が零れるのを待とう
陸地のない想像が回る水面に戻って、
微々な文を餌にして、
続きがかかるのを待とう
そうすれば気が付けば、眠りのなかなので
漠然とした夢で途端、空を見上げて
月から睫毛みたいな垂れ幕が下りたとき、
夢のなかでさえずりの聞こえる扉を
コンコンとノックするのです。
書いてみて面白い文が出来たと思いました。
最後の"月から睫毛みたいな〜"からはじまる
文章がお気に入りです。
最近投稿した詞です!
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