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ポエム

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創作ポエムを綴ったマガジン。 1週間に1回を目安に投稿中。 スキしてくれると嬉しいです。
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記事一覧

[詩]サルウェ

[詩]サルウェ

誰かの言葉が呪いのようにベットリと染み付いてサンタフェ
多様性だなんて言えば免罪符とでも?便利な言葉なんだね。

口が話すその言葉に脳死したみんなに
少しはその言葉の意味を自分で考えてみたらどうだい?

君が言葉を失ったのなら僕が代弁者になろう
叫べない想いがそこにあるなら
ルールが曖昧だからと諦めるのならば
想像よりも明るい未来を2人で描こうと

歌えない魚は口をパクパクと動かすだけしかできない

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[詩]Lycoris

[詩]Lycoris

路上に咲いた赤い花
今日も命を燃やして歌っている
孤高にも見えるその姿
僕は何処か憧れていたんだよ

雲は澄んでいく
時間は季節を回してく
歌は僕の背中を押したんだ

誰かを好きになるとか愛だとか
本当の意味を教えて
くだらない問いだなんて投げないで
誰かと触れ合うこととか離れるとか
何度も考えても分からない
不完全な僕のエゴの歌を今日も歌う

路上に咲いた赤い花
酷く儚げに雨に吹かれている
後生

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[詩]ナーデル

[詩]ナーデル

いつものように朝がきて
手元に届く感情を交差させる
眠たい目を擦りながら
奏でる言葉を楽しいと感じてた

このダイスを振ることを
知らないうちに逃げていた
繰り返すだけの日々でいい
小さな幸せだけでいいんだと

別れは突然、それは必然
予定調和を飾るように
僕はフリックを失った

どうしてあの時伝えなかったんだろう?
どこかで怖気づいてさ
どうして永遠を描いてしまったんだろう?
そんなの儚い線香花

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[詩] 真夏の夜、君と空は満開で

[詩] 真夏の夜、君と空は満開で

まだ鳴り止まないで
もう少し時間が欲しい

暑がりの僕は今日も汗をかく
日影を探して夏を泳ぐ
そんなある日に君を見つけたんだ
素敵な恋の予感がした

七つ下りなのにも日差しはギラリ
容赦なく世界を照らしてる
そんなあるに日君を誘ったんだ
真夏の夜の花をみようと

俯いたままの心はどこかでさよなら
今はもう君に夢中になってしまった
恋しているポエトリー

夜空を彩る大輪を全部二人占めしよう
内緒で屋

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[詩]夜間飛行

[詩]夜間飛行

ポラロイドに映る世界は
目に映る世界とはどこか違う
幻を追いかけるような
どこか虚しくて切ないと感じる

フェアンヴェー?ゼーンズフト?
僕は彷徨う
ヴァンダールスト
僕を掻き立てるのさ

夜空を滑る飛行機の中で
見える景色は星の中を泳ぐよう
ああ、まるで僕は夜光虫
あなたはこの夜景のどこ光だろう
想いを爆ぜる夜間飛行

「戸惑いの言葉よりも今は
トワイライトに溶け行った方が
心がざわつかないのか

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[詩]国道69

[詩]国道69

本当の自分は誰よりも傷つきやすくて
笑顔で悲しみを塗りつぶしてた
走り始めるしか救いはないのだと思って
止まることを考えないようにした
自分が思う正しさを否定したくなくて
正論を掲げて自分に嘘はつきたくない

何処かに隠した感情を
永遠にこじ開ける事はないと思ってた
そんな世界に君がやってきた

君がいたから私は私でいれる
消えてしまいたい青い春も
投げ出した集団生活も
君と出会えたからどうでも良

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[詩]傘

[詩]傘

線状降水帯戦場降参したい
誰かと争うなんてメンタルが無理
桜咲いていた季節に戻りたい
木綿豆腐いつまで経ってもスピる

流れていく時間は
濁流のように過ぎてゆく
ワガママな言葉を
ピンク色に染めて欲しい

あなたのことが大切だから
僕は傘を届けにあなたの元へ行くよ
気が狂いそうな熱帯夜に
誰も褒めてなんてくれないけどさ
あなたに傘を指すことができたら
僕の心は半分濡れてしまうだろうと
傘の中から降

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[詩]メタフィジカ

[詩]メタフィジカ

揚げ足をとって楽しい?
馴れ合いなんてくだらない
私を大切にしてくれないんでしょ?

サザレ波が語りかけた
情けない顔をしてんな
鬣を尖らせて心を剥き出せ

愛しすぎて見えなくなっている
どうして一緒にいるのかを
愛しすぎてまた許してしまう
泣いているのよと夜空に飛ばして流れ星

カルト的な形而上的な
私あなたを愛してる
カルト的な形而上的な
短足なのは無知だから
鮮やかなコントラストに
遠近法は

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[詩]分水領

[詩]分水領

自己暗示かけて直しては
自分に色眼鏡を使っている
酔いどれ知らずの私
教習所でとらいぁと学んだのは
下手くそなルールでの縛りだって
我が道を行けばいい

テキトウなまま道を出て忘れた
誰か私のマップを知りませんか?

何十回何百回だって妄想した
自分が天才なんだって空に叫んだ
口癖だけは適当なんかじゃない
秒速30万ですぐに飛んでゆくから
私は最強なんだって歌っていくんだ
社会の奴隷の大人に構わず

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[詩]あゝ、またΨ

[詩]あゝ、またΨ

おはよう、おやすみまで言えたならなんてさ
どんなに幸せだろうか
見えない未来を描こうとしてインク切れ
最後にワガママを一つ聞いて欲しい
明日もまたΨ

辛ラーメンのカプサイシンは辛辣な現実
犬に吠えられて鳥に盗まれたソフトクリーム
あゝスクロースのように甘い現実に浸りたい

瞬きは走り出す合図
眠たさを誤魔化すスパイス
泣き出しそうなアヒル

おはよう、おやすみまで言えたならなんてさ
どんなに幸せ

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[詩]メサイア(狂言)

[詩]メサイア(狂言)

マッチを売る少女に同情の念を向け偽善を語る
花向けの言葉でなくてまだまだ頑張れる精を出せと
圧死される未来に他人行儀を重ねてシラを切る
あばずれになれとでもいうの?収束点はどこあるのかと

誰かを傷つけることに快楽を得ている
ジレンマがシナプスを揺らし
インモラリティを感じて気持ちいいでしょ?

猛り立つ声はいつも何も聞こえない
紙吹雪を浴びたいと呟く
返り咲くそもそも咲いていない
腐るだけじゃ嫌

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[詩]散桜

[詩]散桜

巡り巡る季節の中で
僕は君に出会った
輝く春光に大好きだよと
この空の下で2人だけ
桜の木下でさよならを言った

どうして僕らはもっと早くに
出会えなかったんだろう
3年間は短すぎるよと
冬に語りかけた

雲は今日も形を変える
同じ出会いは2度とないと
僕に教えるように

巡り巡る季節の中で
僕は君に出会った
舞い落ちていく心が大好きだと
この空の下でいつかまた
桜の木下で初めてみたい

本当の気

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[詩]アルビノ・スノウ

[詩]アルビノ・スノウ

優しい声を感じる
どこまでも澄んで
あなたと私の空が繋がる

鳴り止まない振動
自分の胸の
音だとは気づかずに浮かれている

静寂が積もり不安になると
言葉が欲しいと願ってみる
憧れかな、恋かなって曇天に悩む

恋は雪のように降ってくる
熱すぎる想いが溶かしちゃうけど
私の世界を溶かしちゃうけど
ジーンと伝わる好きを今日も指していこう
私の世界にあなたが居る

どんな雪よりも綺麗
あなたが見せる色

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[詩]accord

[詩]accord

苦しんだ日々と苦しむ日々でも
意味を無くした過去と
今を無くした先の未来さえも
積み上げたトランプを崩された

理念や理想が正義を掲げても
届かない世界
何をやっているだろうこぼしても
それが啓蒙とでもいうのか

ニンニクで築いた身体に鞭を
真実はいつも曖昧だから
Liberaはどちらに微笑むの?

それが開放区だと言うならば
僕は叫ぶ自由でいいのだと
広大な砂の一粒だとしても
Mighty連鎖に

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