新鮮なみずみずしさと今の気持ち🍐エッセイ
心の内側から自然と湧いてくる想いをかたちに換えていく時、自分の感覚というものが、心に宿した気持ちを最初に伝えてくれる。今の自分なら逃すことなくとても鮮明に、それを掬える気がしている。
自分の感覚に誠実に過ごした時間は、私の五感への信頼をより強固なものに変えてくれた。これからを生きる日々を漕ぎすすめる全ての原動力の土台を築くことは、人生を自分のものとして主体的に舵をとらせた。
こうして、自分自身が体感して来たことの全てが私を「何かの名称として演じる者」ではなく、『ただの本来の、一人間』としての視点にまで戻してくれた感覚だ。これから先の将来ってやつを自らの光ではほんのわずかしか照らせず、行く先の道のりがどんなところか分からなくても、進む方向が合っていれば必ず目指す場所へたどりつけるように、ゴールが見えていなくとも焦ることもなければ、必要以上に不安になって『今の時間』を楽しめないことがなくなったように思う。生活にないと困るものはそう多くはないし、いつだってどこだってカバンひとつで動ける。余分な荷物をきっちりと選別できたこともこの期間の実りなのだろう。そして物理的にはじめた選別は、精神面にまで影響して『自分を愛する』とは、こういうことなのかという時間をリアルタイムで体現して来れた。『自身を体現する空間』を一定時間すごすと、自分への揺らぎない地といった“真っ直ぐな芯”が立つのかもしれない。それはこれからの道のりを生きていくための指標となる『我が身に住まう地図』となった。どれだけ波が続いても自分の内側に携えた『自信』が、外側の何かに飲まれたりしない程しっかりと根付いていれば、外側の世界で何が起こったって、きっともうそんなに怖くない。そして『自分と向き合うこと』は、今するのか?先延ばしにするのか?の違いだけだったように思える。どの地点にいようと、いつかはこの時間を設ける時が人生の道のりに必ずあっただろう。だから今年その環境をつくり、自分という存在の内側に息づく「まだ気づかなかったもの」や「美しくない感情」と敢えて過ごすことができて本当によかった。まだここからの道のりは続くが“ひとりだけの空間”をすごして半年間という月日が経ち、ひとつの節目を迎えた気がするので、いちどここで記録しておこうと思った。
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