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11日目、針のかたむき ほか
10日目に引き続き、第2回万葉の郷とっとりけん高校生短歌大会の、今回は入選作品の中で好きだった歌のいくつかについて語りたいと思います!
花冷えに靴下ぬぎて体育館足のこごえと針のかたむき/小林 心
針のかたむきってなんだろう。と最初は悩みました。短針(あるいは長針)のことですね、これは。主体は部活に打ち込んでいて、気がついたら時間がずいぶん経っていた、そんな景だととりました。
めっちゃいい。短
10日目、旧かながめっちゃよかった
第2回万葉の郷とっとりけん全国高校生短歌大会に出ました。
例のごとく大会の中で好きだった歌を紹介したいと思います。今年は全部大会がオンラインなので好きな歌に好きって言うことがその場で出来ないのです。もどかしさを全部ここにぶつけてるような感じです。
準決勝以降の短歌は手元になくて、勝ち上がった高校の歌を雑にメモったもの(はるさんが)(しかも途中から試合に集中しててメモるの諦めてた)(わたしは最初
8日目、好きな「空」のうた
木曜日に部活で初めての歌会があった。めちゃくちゃ楽しかった。お題が「空」だったので、せっかくなので自分の好きな空のうたをいくつか紹介したいと思う(題詠から取って来てるわけではないです)。詠草一覧の最後にしれっと入れちゃおうかなと思ったけど自重しました()
ひとつめ。
「あの、それはドアではなくて空です」と うろたえながらメガホンをとる/笹井宏之『ひとさらい』
自殺の歌だと思う。自殺を止める歌
7日目、ソーシャルディスタンスって
最強のコロナ詠がある。
両腕を広げてソーシャルディスタンスあなたのことがこんなにも好き/逢
Twitterで一度見かけただけなんだけど、ずっと忘れられなくて、最近とかでもふとしたときに頭に浮かんできたりするので、これは紹介せねばなと。(自分のリツイート遡りまくって元ツイを探し当てました)
「両腕を広げてソーシャルディスタンス」。まずこの上の句がすごい。畳み掛けるリズム、ソーシャルディスタンス
5日目、「読め」るようになりたい
最後マイクを掴んだときにわちゃわちゃ言った通り、詠む力を磨かなきゃとばかり思っていたからすまですが、大会を通して読みの力をもっと鍛えたいと思った。その先にもっと楽しい世界が待ってるって分かったから。
(私の最大の目的は短歌を楽しむことなので、好きな歌にはとにかく好きとだけ言ってればいいって思ってました。)
というわけで全国高校生短歌オンライン甲子園の短歌の中で好きだったやつに一首評します。
1日目、短歌を始める前の話
一目惚れという概念は短歌にも存在する。
中三のとき、私とはるさんと数名で、詩歌同好会を立ち上げようとしたことがあります。(中一の頃から短歌は好きでした。当時は本格的にやろうと思うほど自信がなく、たま〜に詠む程度でした。)
結果として、「いや文芸部あるやん」ってことで同好会の設立は頓挫。それ以降、我々は文芸部で短歌をやることになる。今となっては「文芸部でよかった」って思ってますけど。同好会だった