#クリエイターフェス
【詩】全ての道はろうかに通ず
足の甲のうすよごれたゴムの感触より、光の上にプラスチックの層がある
ろうかにひびく音のほうがきもちわるい。
くらいのに潔癖感があって、
丘みたいにぼこっぼこっとしてるのにまばゆくて、だれでも受け入れるのに、みんなを拒絶しているみたいだった。
嘘をつきながら生きるのを強制される時代みたいに、消火栓の表示灯をたよりにすすむ箱。
二階の公は雑巾がけをしている。端から丁寧に。なぜか綿になる塵を、おしりを高
【詩】ごめんね、地球
一日の中でこの時間だけ正面からきみの顔を見ないといけない。顔の半分はあかくなってもう半分の陰が濃くなって、普段内側に押し込めている、スーパーでいきなり叫んで撒き散らしてしまいたくなる感情がとろけ出ているようで、ただうつくしかった。
時間が溶ける夢に酔う前のような、
風に吹かれる金木犀に呑まれるような
心地がした。
きみは僕の方を見てるけど、僕の光と結び合わせることはしない目をしながら、夕焼のあかに