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年始は自宅で映画を観る! Amazonプライムで観られるアップリンク配給作品一覧!

年始は自宅で映画を観る! Amazonプライムで観られるアップリンク配給作品一覧!

現在、Amazonプライムビデオプライム会員見放題で観ることが出来るアップリンクの映画をまとめました。ホドロフスキーの『エンドレス・ポエトリー』、『アナと雪の女王』観た方はぜひ観てほしい北欧サーミ人の物語『サーミの血』、5月に単独公演で来日が予定されている『ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣』 が追加されています。

アレハンドロ・ホドロフスキー                   

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お盆休みは映画三昧!②おうち映画のお供に1990年代ハリウッド映画146作品

今日はおうち映画三昧のご参照として1990年代のハリウッド映画のご紹介です。

春先にWOWOWで放映されていた「ハリウッドの世紀」(元々はCNNの「MOVIES」)を観て、何て素晴らしい番組があるんだ!と感動したのですが

この番組はアメリカ映画誕生100年を超えて、年代別にその時代を彩る作品を一気に紹介していく番組でした。

折々にスピルバーグやスコセッシ、ポール・トーマス・アンダーソンといっ

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サブカルにも、丁寧な人間にも、意識高い系にもなれなかった全ての者たちへ捧ぐ

 喫茶店に通い、タールの重い煙草を吸って、純文学を好んで読み、吉澤嘉代子を己のテーマソングとし、哲学や倫理をかじり、アコースティックギターを所持する男と深夜の鴨川で飲酒をする、そんな女に私はなりたかったし、そうなることを求められていると感じることもしばしばあった。
 もしくは、無印良品の商品とカフェで構成されるような毎日を送り、部屋にはドライフラワーを飾り、薄く淡い色でインスタグラムに写真を載せる

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『花束みたいな恋をした』を観ても全く泣けなかった私たちについて

『花束みたいな恋をした』を観ても全く泣けなかった私たちについて

先日、『花束みたいな恋をした』を観て号泣できた人間を香ばしくレビューしてしまったのですが、今回は逆に1mmも涙が湧き出なかった私のことを冷静に分析してみたいと思います。

(インタビューを見てみたのですが、菅田将暉くんが「特に既婚者のおじさんたちが映画を観て抉られて元カノの話を永遠としてくる」的なことを言って引き気味に笑っていたり、有村架純ちゃんが髪の毛を乾かしてもらうエモキュンシーンについて「自

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香ばしい映画レビュー『花束みたいな恋をした』は壮大な皮肉だったのでは…

香ばしい映画レビュー『花束みたいな恋をした』は壮大な皮肉だったのでは…

そこらへんにいる何事も中途半端で平凡な男女がクソつまらん日常を送りながら惰性で付き合い続けてマンネリして別れた話のどこに感動すれば良いのか分からず、「1mmも共感できず死ぬほどつまらなかった」というのが観終わった直後の率直な感想でした。そもそも花束みたいな恋をしたアイツらが手をつないで多摩川沿いを謎に5年もかけてゆっくりちんたら歩いている間に、私たちは何らかのスポーツカーに乗って首都高を法定速度超

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現役下北住民が、「街の上で」を見てきました。|映画レビュー

現役下北住民が、「街の上で」を見てきました。|映画レビュー

※このエッセイは今泉力哉監督「街の上で」のネタバレなし感想ですが、前情報は一切見たくないという方はあらかじめご注意ください。

下北沢に住み始めて一年がすぎた。初めてこの街に魅入られてから早五年。大学在学中に世間の波に乗って就活をしたわたしの「就活の軸」は「下北沢に住むこと」だった。もう少しだけ噛み砕いて表現すると、「下北沢で新卒一年目から一人暮らしができる給料が出て、転勤がない仕事」だった。わた

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映画『街の上で』今泉力哉監督が描く街と日常

映画『街の上で』今泉力哉監督が描く街と日常

2021年4月10日、出町座。「街の上で」の上映後、今泉力哉監督が登壇されました。

「街の上で」は2019年7月に東京・下北沢で撮影されましたが、社会情勢により公開が延期され、ようやく2021年4月に公開の運びとなった作品です。
「愛がなんだ」「mellow」「his」「あの頃。」の今泉力哉監督・脚本。

さりげない日常を描く作品が好きです。

この作品も、彼女に浮気されたうえにフラれてしまった

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吉祥寺の喫茶店からはじまった

吉祥寺の喫茶店からはじまった

昔、私が大学3年生だった年の冬に、吉祥寺の喫茶店で上京してきた両親と大げんかをした事がある。

池袋に住んでいた私がなぜ、その当時両親と3人でわざわざ中央線に乗って吉祥寺に行ったのかはよく思い出せない。

だが、とにかくあれが吉祥寺での出来事だったことをなぜだかよく覚えている。
もう15年近くも前の話だ。

その年の冬の東京はとても寒かった。
井之頭公園をあてもなく一周した後、冷え切った体を温める

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映画 「街の上で」 下北沢という街と、あの頃の記憶

映画 「街の上で」 下北沢という街と、あの頃の記憶

かつて下北沢という街で、それほど多くの時間を過ごしてきたわけではない。

そんな私でも、大学生の頃には古着を探しに行ったり、ヴィレッジヴァンガードをあてもなくブラブラとしたり、友人の出演する芝居を観に小劇場に行ったり、無名のアーティストの小さなライブに行ったりした記憶がある。

気がつけば、その街は「自分よりもずっと若い人のための街」となり、「もう全て変わってしまった街」であり、もう足を踏み入れる

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映画「花束みたいな恋をした」創作物を愛する全ての人のための物語

映画「花束みたいな恋をした」創作物を愛する全ての人のための物語

久しぶりに映画のパンフレットを買った。表紙をめくったときに最初に目に飛び込んでくる文字に、思わず涙で目が潤んでしまう。これほどまでに自分の20代、あるいは、自分の過去の恋愛を思い出させる映画はもしかするとなかったかもしれない、などと考えながら、私は映画館を後にした。

「これは自分の話」

月夜のたまさんはnoteで、脚本家坂元裕二さんの言葉を借りてそう表現している。

本当にその通りだった。(そ

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好きな恋愛映画を語る Vol.4 花束みたいな恋をした

好きな恋愛映画を語る Vol.4 花束みたいな恋をした

 どうも、ヤンパチーノです。今日はnote小説『それまでのすべて、報われて、夜中に』第十六話の公開予定日でしたが、前回第十五話で第一章の区切りとなってちょっと一息吐きたいのと、先日観た劇場公開中の映画『花束みたいな恋をした』が自分が書いている小説にも繋がる部分も多く、映画について色々と書きたくなったので、こちらを代わりとさせて頂きます。第十六話待っていただいた方、すいません。って、待ってた人いるの

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東京での暮らしに慣れる頃

東京での暮らしに慣れる頃

今年の4月中旬、私は東京に引っ越してきました。1年ほど前から上京を望んでいた私にとって、ついに!念願の東京で暮らすことができるという心躍るような気持ちで、新しい生活がスタートしました。

何気ない日常が楽しい東京に住み始めて一ヶ月が経とうとしていますが、知らない街を探索するのはとても楽しいです。そんな私、(またまだ東京初心者)の一ヶ月の暮らしを振り返ってみました。

自転車で商店街から少し外れた小

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日本のクリエイターが貧しいのは、“労働者”だからだ

日本のクリエイターが貧しいのは、“労働者”だからだ

そんなに頑張ってて、成果もあげているのに。
もしもメジャーな他国の業界にいたとしたら、あなたの金融資産は10倍だろう。もっとかもしれない。絵空事ではない。
貴方が、方法を知らないだけだ。方法は簡単。知ればいい。

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太一(映画家):アーティスト業界情報

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