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貝原益軒の養生訓は、健康ビジネス書の元祖である

日本では、福岡藩の藩医・儒学者だった貝原益軒の養生訓が有名です。
岩波文庫で出ております。

1713年に、益軒が八二歳のときに書いた本です。
現在でも長生きしたと言えますが、江戸時代では超長生きでしょう。
そういう高齢な人が書いた本なら、エビデンス的にも信頼できそうです。

益軒は、子どもの学習の助けとなり、庶民の生活に役立つ「民生日用」の書を、平易な文章で表すことが自分の務めだと言っています。
今の時代でいえば、健康関係のビジネス書の出版という感じでしょうか。

明治の初めに日本に来たキリスト教の宣教師たちは、日本人に広く布教するために、わかりやすい日本語の文体をさがしました。
益軒の文章が一番わかりやすいと、益軒の本をよく読みこなしました。

人の身は父母を本とし、天地を初めとす。
天地父母のめぐみをうけて生まれ、又養われたるわが身なれば、わが私の物にあらず。

天地のみたまもの、父母の残せる身なれば、つつしんでよく養いて、そこないやぶらず、天年を長くたもつべし。

養生の術は、先ずわが身をそこなう物を去るべし。
身をそこなう物は、内慾と外邪となり。

内慾とは飲食の慾、好色の慾、睡の慾、言語をほしいままにする慾と、喜・怒・憂・思・悲・恐・驚の七情の慾をいう。

外邪とは天の四気なり。風・寒・暑・湿をいう。
内慾をこらえて、すくなくし、外邪をおそれてふせぐ。

是を以て、元気をそこなわず、病なくして天年を永くたもつべし。

江戸時代の文章ですが、そのまま読んでも、なんとなく意味はわかると思います

宮崎キャンプのポスターです。実現しました!

大阪桐蔭から、中日ドラゴンズにドラフト一位で入団した根尾選手がいます。
夏の甲子園の決勝で、日本ハムファイターズにドラフト一位で入団した秋田の金足農業のエース吉田投手を、めったうちにしました。

根尾選手がプロ三年目のときに、初ホームランが満塁ホームランというのをテレビで見たことがあります。
ヒーローインタビューで、根尾選手は「生んでくれた両親に感謝します。両親にありがとうと言いたい」と語っていました。

これは、養生訓を読んでいるなと思いました。

プロ野球選手は体が資本。
慎んでよく養って損ないをせず、長持ちをするようにしなければなりません。

わが身を損なうことを避け、内慾をこらえて少なくし、外邪を畏れて防ぐようにすれば、病気や怪我をせずに、選手として長く活躍できます。

根尾選手や吉田選手のような甲子園のスターを集めた全日本チームが、世界大会に出場するために宮崎で合宿をしました。
事前の調整をかねて、地元のオール宮崎県選抜チームと壮行試合をしました。

そのときにピッチャーで登板したのが、延岡の聖心ウルスラ学園高校三年の戸郷選手です。
甲子園のスターたちを相手に、バッタバッタと三振を取りました。

あいつは誰だ?
プロのスカウト達が注目します。

巨人のドラフト六位で指名されました。
戸郷選手を指名した原監督の炯眼には畏れ入ります。

二年目で日本シリーズに登板し、四年目でセリーグの奪三振王となり、WBCでは米国戦で大リーガーをバッタバッタと討ち取りました。
今年は、12勝して奪三振王のタイトルを獲り、ジャイアンツのエースとなりました。

戸郷選手は二年のときに投手で甲子園に出場しています。
正直、ここまで活躍するとは思いませんでした。

宮崎県人として恐縮です。
根尾選手や吉田選手の方がプロで活躍すると思っていました。
私の目は節穴でございました。

椎葉厳島神社の神官さんは、戸郷選手に毎年お守りを贈っています。
その霊験で、大リーガーを圧倒!

椎葉厳島神社のお守りは最強です
私も持っています。

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